野球映画
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チームの夏季キャンプ・メイン球場
スポーツの中でも、野球に関する映画は多い方だと思う。もちろん、アメリカでの国民的娯楽だからだろう。
それに、プレイに間がある から映画を作りやすいんだろう。でも本当は、みんなが野球を愛しているからだ。
僕の好きな野球映画はこれだ(制作年順)
◎がんばれ!ベアーズ(`76)
たぶん、初めて観た野球映画だ。
ナンバにバスに乗って見に行ったのを覚えている。テイタム・オニールが可愛かった。
上手下手関係なく、みんな野球を楽しんでいる(子供に野球を指導している人、必見。)のと、
芝生の球場が羨ましかった。そうそう、子供がバイクに乗ってるのも羨ましかったなあ。
続編もあったが、テイタム・オニールが出てなかったので観てない。
◎ナチュラル(`84)
ロバート・レッド・フォードが、若い頃、怪我で夢を断たれ、ベテランとなって復活してきた
選手を演じた。神懸かり的な活躍が、痛快である。
また、野球記者役のロバート・ドゥパルも渋い演技をしている。
ロバート・ドゥパルは、子供の頃、TV映画「将軍アイク」を観て以来の好きな俳優だ。
架空のチーム「NYナイツ」の袖に雷マークの付いたスタジャンがカッコイイ。
僕もワンダーボーイが欲しいぞ。
◎さよならゲーム(`88)
ケビン・コスナー野球3部作の一つ。彼が、マイナーのベテラン捕手で、引退を勧告されるが、
若いピッチャーを育てる条件で、現役続行を許され・・・。
マイナーの選手の生活がよくわかる。成功し得なかったベテラン選手の悲哀が良く出ている。
マイナーの選手が、どんなにメジャーの選手を尊敬しているか、よくわかる場面
がある。
◎フィールド オブ ドリームス(`89)
ケビン・コスナー野球3部作の一つ。訳のわからん声が聞こえてきて・・・。
原作(訳だけど)も読んだ。理屈は合わないが、何となく納得してしまう。
つまり、野球好きなら許せるんだろう。
◎メジャーリーグ(`89)
万年最下位のインディアンズが、オーナーの陰謀を知って・・・。
チャーリー・シーンがノーコン投手を演じている。視力は、野球選手の命だ。
これまた痛快。でも、この後、本物のインディアンズが優勝した。
僕は、インディアンズは昔の近鉄みたいにリーグのお荷物球団と思っていたし、実際そうだった。
この映画のおかげか・・・。続編も観たが、あんまりなあ・・・。
◎プリティーリーグ(`93)
アメリカ人がどれくらい野球好きかというと、戦時下に女性でリーグを作るくらいくらいだ。
監督のトム・ハンクス、選手のジーナ・デイビスたちの交流と野球に対する情熱が描かれている。
しかし、僕なら、あの格好でスライディングはできん。
◎ラブ オブ ザ ゲーム(`99)
これもケビン・コスナー主演だ。彼は、よっぽど野球が好きなんだろう。
今度は、大投手を演じている。チームの若返りを図るオーナーとの確執と、
野球に全く関心のない女性との恋愛が描かれている。
まあ、野球だけでは、興行収入から、ちょっときついのかも・・・。
やはり、ちょと、どっちつかずになってたなあ。
でも、球場内の臨場感が特殊効果を使って、良く描かれてたし。
彼の体格と投球フォーム、そのスピードからは信じられないほどの球速が出てたのはびっくりした。
僕も満員の大阪ドームで投げてみたいぞ。
For Love Of The Game が原題だ。
◎陽だまりのグラウンド(`02)
バスケットボール賭博で借金を作ったダフ屋が、
小金ほしさに少年野球のコーチを引き受けて、・・・。
「がんばれベアーズ」を思い出した方もいるのでは? でもそんなに甘くないです。
舞台は、シカゴのヤバイ場所で、子供達はハードなところで生きている。
原題は「Hard Ball」です。
キアヌ・リーブスが主演、キャッチボール程度しかしたことないので、ノックくらいだけど・・・。
でも、子供達は、力強く、ガッツのあるプレイを見せてくれます。
悲しい出来事もあるけど、子供達は、唯一の楽しみである野球を精一杯頑張り、楽しんでいる。
そんな姿に、コーチも次第に変化していき・・・。という話。
とてもいい映画だ。ぜひ一度、観て欲しい。
サミー・ソーサが出ています。