八重山旅行 (07年 12 / 21 〜 29 )

 

12/26(水)6日目

   天気は、まずまず。
  朝食を頂いた後、宿の人にお別れを言って、9時過ぎに出た。
  ここの宿は、次に西表に訪れる時も是非利用したいと思った

   

   2日間、快適に過ごさせて頂き、どうもありがとう
  

   やっぱり上原港発の高速艇は欠航だったので、9時半の無料接続のマイクロバスに乗る。
  10時10分に大原港に着き、20分の高速艇で西表島を後にする。
  トレッキング、カヌー遊び、スクーバダイビングをし損ねた。絶対また来るぞ

   11時に石垣港に戻り、波照間島への高速艇往復乗船券を購入。
  5800 円だ。島間の移動費用は馬鹿にならん
  
   A&W石垣店。チキンのハンバーガーで昼食。
  1年ぶりのルートビア。味が懐かしい
ね。


   

   いよいよ波照間行きの高速艇に乗り込む
  ネットの情報や竹富島の民宿のお姉さん方に、沖縄の冬の海は荒れるので、
  揺れがヒドイとさんざん脅されていた。 船酔いせんか心配やなあ

   12時、出港。
  ディーゼルエンジンでバンバン飛ばす。 60 Km/h ぐらい出してるな。

   外洋へ出ると、うねりがあるので、ちょっと揺れ出す
  しかし、ドゥカティの急加減速、左右切り返しで大きく揺さぶられたり、時々頭やアゴにパンチをもらって
  アブナイ衝撃を受けている僕の脳には、どうってことのない、平和でスローピッチな揺れだ。
  
   なーんや、期待はずれやなぁ・・・
  ゆりかごに乗っているような気分になり、ウツラウツラだった

   

   左舷前方に波照間の島影が見えてきた

   

   港内に入り、
  1時5分、とうとう、とうとう、とうとう 南の果 て 波照間島に上陸だ
  新大陸に初上陸したコロンブスの心境だ(?)。それともフィリピンに再上陸したマッカーサー?

   

   お巡りさんが仁王立ちになって、上陸者に目を光らせているが、関空から手配書はまわってないやろ。
  自転車を組み立て、民宿のワンボックスもいなくなった静かな港を20分に出発。


   

   しばらくして、集落に到着、詳細な地図が手に入らんかったし、方向感覚がまだないので、
  ちょっと苦労。1時50分に本日のお宿、民宿・けだもと(慶田本)荘に到着。

  おばちゃんからいろいろ注意を受けた。
   一、集落の中心にある小・中学校が最高地点である。
     つまり、下っていくのは、集落から離れるということである。
   一、民家の入り口は南に向いて開いている。


  さあ、天気も最高だ。島内サイクリングに出発。
 もちろん、目指すは日本最南端だ

   

   あおい空、あおい海、みどりのサトウキビ畑を突っ切る道
  
   

   


   表示板がよくわからんので迷った
  チューリップハットを目深に被り、ロングスリーブ、ロングパンツの
  ウォーキング中(?)のスラッとしたお姉さんに聞いた。

   指さす方向には、僕が見落とした脇道があった。
  丁重にお礼を言ったが、女性がこんな人気のないとこで大丈夫なんかな?
  まあ、島は治安がいいんやろ。

   

   海を眺める
  最南端に来た感慨ひとしお
  海の色などは、デジカメ写真や言葉で表現できん実際に見に行って

   

   岩場に打ち寄せる波は、強く豪快。荒波だ

   

   日本最南端の碑。

   

   20分ほど景色を眺めて、3時過ぎに出発。
  高那崎ニシ浜などに行く。
  ニシ浜では、つい裸足でピチャピチャやった。はじめ、少々冷たいと思ったが、やっぱり温かったね。


   集落に戻ってくる途中、先程のお姉さんが歩いていたので、挨拶をする。
  ビックリしてたけど、たぶん道を聞いた人だとはわかったみたい。
  僕はチューリップハットで、誰かようわからんかったが・・・。

   

   ここが、泡盛・泡波を作っている波照間酒造所だ。
  ネットで調べればすぐにわかるが、造れるだけしか造らんので、 生産量が極端に少ない。
  波照間島内での消費分しか造ってないんとちゃう?

   ちなみに、島民が入手する方法について、口にすることはタブーのようであった
  もし島の掟を破れば・・・

   冗談はさておき、
  この泡波、島内では他の泡盛と同じ値段だが、希少価値があるため、島外では・・・。

   さあ、ゲットできるか?


   

   5時に、けだもと荘に戻る。
  ははは。ホンマにフツーの民家やなぁ。

   シャワーを浴びて、ふすまとレースのカーテンだけで仕切られた自室で、夕食の時間待ちで寝転がっていた。
  ウツラウツラしていると、
  とうに忘れていた、夏休みにおじいちゃん家で過ごしていた感覚が甦ってきた

   これなんやろなあ・・・

   
   6時からの食事は、地の料理がたくさん出た。
  そして、あの泡波も出てきた
  とても口当たりがよく、あっさり、癖がなく呑みやすい。ごくわずかに塩味?

   東京からの一人旅の青年、同じく女性、おばちゃん、時々乱入してくる4歳くらいのお孫さんと楽しく会話しながらの食事。
  最高や!!!


   けだもと荘は民宿専業で、息子さんは、2年前に亡くなったお父さんの後を継ぐため、Uターンしてきた。
   
   僕もそう考えていたように、ネット情報や船会社が「船が揺れる揺れる。」「欠航する欠航する。」とさんざん脅すので、
  旅行者が波照間まで来なかったり、ちょっと天気が悪くなるとキャンセルするらしい。
  おばちゃんのところにとっては大打撃
  
   ネットの風評と責任を被りたくない船会社の言い訳のせいで、波照間の観光業が振興せーへん

   実際、船員が月給で働いているため、1日3便あるうちの2、3便目はよく欠航するらしい。
  ちょっと海が荒れて操縦が難しかったら、出港したくないもんな。給料が出港回数で決まる歩合やないねんもん。
  しかし、新聞や郵便物を運ばねばならない1便目の往復は、波浪警報でも出ていない限り欠航しないそうだ。

   それと竹富島・仲盛荘のおじいさんが言っていたが、
  波照間島行きは旅程の始めの方にもってきておくと融通 が利く
  僕みたいに最後にもってくると、石垣に帰れるかどうかでもヒヤヒヤもんや。

    当然、宿泊の3人は1便を利用することに決めた
  これで大船に乗った気分。大船やなくて高速艇か。ははは。


   

   そして泡波の話をしていると、女性が今日、共同売店でミニチュアボトルを買ったと教えてくれた。
  食事の途中だが、売店へダッシュ。 透明ビンのを11本ゲット
  店のおばちゃんは全部売ってもいいと言ってくれたが、2本残して置いた。

   ミニチュアボトルでさえも時々しか入荷しないそうだ。これだけでもラッキーかな。
  三合ビンは、通常でも滅多に入ってこないし、
  年末年始は、進物、お祝いに大量消費されるので、旅行者の入手は絶望とのこと。

   まあ、僕はそんなに酒好きでもないし、
  お土産になったらいいんで、ミニチュアボトルで充分
  もう呑んだしね

   その後、他の売店に買い出しに行った時にも一升瓶タイプのミニチュアボトルをゲットした。
  それ以降も・・・。

   
   そのあと、星空観測タワーに行って星を見たかったが、
  宿にあった山下智菜美著「住んでビックリ!西表島」を夢中で読んでて、
  どうでもよくなった。それに月が明るすぎるし・・・。


   買い出しに行くと、民家から三線の音が聞こえてくる。
  いいなあ
  
  
   暖かいんで風邪はマシになったが、日焼けでヒリヒリ熱っぽかった。
  しかし、気分よく就寝
  
  



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