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1997年分 1998年分 1月分 2月分 3月分 4月分 5月分 6月分 7月分 8月分 9月分10月31日(日)
セントラルMVPは野口
99年度プロ野球の最優秀選手、新人王、ベストナインを選出する記者投票が30日、開票された。
▼セントラル・リーグのMVPには激戦の末、中日ドラゴンズ・野口茂樹投手が選出、パシフィック・リーグは福岡ダイエー・ホークスを日本一に導いた立役者、工藤公康投手が93年西武ライオンズ在籍時に続き、2度目の受賞となった。また新人王は新人投手としては19年ぶりに20勝をマークし讀賣ジャイアンツ・上原浩治投手、高卒ルーキーとしては45年ぶりに最多勝を獲得した西武ライオンズ・松坂大輔投手がそれぞれ受賞した。
最優秀選手 |
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セントラル・リーグ |
パシフィック・リーグ |
野口 茂樹 (中日ドラゴンズ) |
工藤 公康 (福岡ダイエー・ホークス) |
新人王 |
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上原 浩治 (讀賣ジャイアンツ) |
松坂 大輔 (西武ライオンズ) |
ベストナイン |
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| 上原 浩治 (讀賣ジャイアンツ) | 松坂 大輔 (西武ライオンズ) |
| 古田 敦也 (ヤクルト・スワローズ) | 城島 健司 (福岡ダイエー・ホークス) |
| ロベルト・ペタジーニ (ヤクルト・スワローズ) | 小笠原 道大 (日本ハム・ファイターズ) |
| ロバート・ローズ (横浜ベイスターズ) | 金子 誠 (日本ハム・ファイターズ) |
| レオ・ゴメス (中日ドラゴンズ) | ノリ中村 (大阪近鉄バファローズ) |
| 石井 琢郎 (横浜ベイスターズ) | 松井 稼頭央 (西武ライオンズ) |
| 松井 秀喜 (讀賣ジャイアンツ) | イチロー (オリックス・ブルーウェイブ) |
| 関川 浩一 (中日ドラゴンズ) | タフィー・ローズ (大阪近鉄バファローズ) |
| 高橋 由伸 (讀賣ジャイアンツ) | 谷 佳知 (オリックス・ブルーウェイブ) |
| フィル・クラーク (大阪近鉄バファローズ) | |
MVPにはやはりリーグ優勝チームから選出という結果になりましたね。まあ無難な結果となりました。ベストナインではなんといっても日ハムの小笠原が選出されたのがうれしいですね。もらって当然という結果ですが、素直に『選ばれて本当に良かった!』と思います。もう一つ、だいたい優勝チームのキャッチャーはその年のベストナインに選出される傾向が強いのですが、中日・中村は圧倒的大差で選ばれませんでした。この事を教訓としてより一層の精進を彼に望みます。
360万人祝福
ワールド・シリーズでアトランタ・ブレーブスをスウィープで下し、2年連続25度目の『世界一』に輝いたニューヨーク・ヤンキースの祝勝パレードが29日(日本時間30日)、ニューヨークで行われ、警察発表で360万人のファンが沿道を埋めた。
▼正午から始まったパレードは、マンハッタンの南端バッテリーパークから市庁舎までの約1.5`。ここ4年間で3度目の世界一だが、この日の360万人は96,98年を凌ぐ数。今回のワールド・シリーズは全米視聴率こそヤンキースの圧倒的強さが災いしワースト2位も、地元ファンは『今世紀最強チーム』を証明した戦いぶりを記録的な人出で歓迎した。
▼十数台の車に分乗した選手達は、沿道のビルなどから降り注ぐ紙ふぶきの中で大歓声に手を振って応え、市庁舎前のセレモニーに参加。昨年10月の結腸ガン手術、今年のコカイン所持による逮捕を乗り越えたダリル・ストロベリー外野手は壇上で『オレを支えてくれて、ありがとう。みんな愛している』と泣き崩れ、トーリ監督に支えられるシーンも見られた。
▼関係者全員に記念のニューヨーク市のカギを贈ったジュリアーニ市長は、10月29日を『ヤンキースの日』とする事を宣言し、市庁舎前にはワールド・シリーズのトロフィーをモデルにした特大の『センチュリー・トロフィー』も飾られた。同市長は前日に『パレードを見るためなら学校の授業を休んでもいい』と発言し、教育関係者との間で物議を醸したが、教育委員会がこの日の高校を調査したところでは、欠席者が通常より17%も多かったという。
私は市長の発言を擁護しますね。だってこんな強いチームの選手を間近に見、またその優勝パレードを見たという事に対して、孫の代まで自慢できるじゃないですか。60ぐらいになった時『ワシはな、あの伝説的プレイヤー、ジーターを間近に見たんじゃぞ』ってね。学校なんてクソ食らえ発言(そんな言い方はしていない)のジュリアーニ、なかなかの野球バカですね。DDFの特別会員にしてあげましょう。
10月30日(土)
ノモ、FAへ
ミルウォーキーとの再契約交渉が決裂しウエーバーにかけられていたヒデオ・ノモ投手に対し、フィラデルフィア・フィリーズが28日(日本時間29日)、獲得を申し入れた。ウエーバー期限終了の29日からFAの身分となるノモ側はフイラデルフィアの申し出を断り、他球団と自由に交渉を進める事となった。
▼今季12勝8敗のノモは、ミルウォーキーの提示した2年総額850万j(約9億円)、出来高と3年目のオプションを加えれば総額1450万j(約15億円)の条件に対し、3年総額2700万j(約28億円、1年平均、約9億3000万円)を要求。26日の交渉期限になっても再契約が合意に至らず、手続き上の問題から最初はウエーバーにかけられ、下位球団から順番に交渉権を得る事ができた。
▼だが、今回のフィラデルフィアは、今季のチーム総額がメジャー30チーム中23番目。この要求額は、来季が3年契約の最終年となるエース、カート・シリングの来季年俸565万j(約5億9000万円)をはるかに上回り、応じるのは難しいと思われる。フィラデルフィアのエド・ウェードGMは『先発ローテイションの層を厚くし、質を上げたい。ノモが受け入れてくれれば、チームにとって2000年の財産となる』と話すが、ノモの代理人の団野村氏は東京の事務所で『フィラデルフィアを拒否してFAを選択する事になると思う』と、他チームと自由に交渉する道を選択するつもり。
1年平均9億3000万円を要求ですか…。1年前とえらい違いですな。やはりスポーツ選手は実績を残してナンボ。しかしこの額を飲むチームって出てくるんでしょうかね。
“ホセ解雇”にキレた
球団フロントの来季の人事に読賣の宮田征典投手総合コーチがキレた。29日、秋季練習の行われた川崎市のジャイアンツ球場で『バカたれ!』と怒りを爆発させた。原因は同日付で自由契約選手として公示されたホセ・パラ投手の扱いについてだ。『担当コーチに相談もなかった。2,3年ファームで育てるっと言ってたじゃないか』。突然の“解雇”は宮田コーチにとって青天のへきれきだった。
▼ホセは韓国の三星ライオンズから今年3月に入団。今季は12試合に登板して2勝3敗と実力を発揮できなかった。山室球団代表は解雇理由を『練習態度と(モーションの改善)への取り組み方など、総合的に判断した』と説明。ところが宮田コーチは『アイツはまじめだよ。練習後も残って黙々とランニングしてたし、試合のビデオを繰り返して見て研究もしてた』と真っ向から反論する。
▼ホセの解雇の裏には、新外国人投手の補強という球団の意図もある。それが『来季はチョウとホセの2人でいい』と補強不要論を説く宮田コーチの神経を逆なでした。チョウもホセも2軍でじっくり育成を続けた愛弟子だ。『バカたれ!』発言には選手への愛情と、現場無視に対するやるせなさが詰まっていた。
フロントと現場が一体となってチーム力強化をしていかなければ、勝利は見えてきません。読賣の2000年の前途は暗い!?
10月29日(金)
福岡ダイエー日本一
福岡ダイエー・ホークスが敵地ナゴヤドームで3連勝し、あっさりと日本一の座に就いた。球団創設11年目の快挙となった。福岡ダイエー王監督は就任5年目で、讀賣時代を含め、監督として初めてシリーズに優勝した。MVPは秋山が選ばれた。
中日は1回にニエベスの落球、佐久本の1塁への悪送球と失策が重なる幸運で20イニングスぶりとなる得点を挙げ、1点を先制したが、勢いに優るダイエーは3回に1アウト1、2塁から野口、福留の連続エラーと松中の右中間フェンス直撃の走者一掃の2塁打などで一挙に6点を奪って逆転。投手陣は佐久本−藤井−吉田−篠原−ペドラザの小刻みリレーで、中日の反撃をしのいだ。
●福岡ダイエー 6-4 中日 〜ペドラザが最後の打者李を空振りの三振に打ち取った。ウイニングボールを持った城島がマウンドへ駆け上がった。ナインもバンザイをしながらダッシュで集結した。そして、就任5年目で日本一を達成した王監督が胴上げされた。1回、2回・・・7回。リーグ優勝に続いての儀式は手慣れたもの。カメラワークを意識して胴上げには参加せずに、バンザイをする選手もいた。自分たちでの手でもぎ取った日本一。それぞれの喜びが、そこにあった。
▼福岡ダイエーは、球団創設11年目にして悲願の日本一。前身の南海からは1964年以来、35年ぶり。また、九州に本拠地置くチームとしては、58年の西鉄ライオンズ以来、41年ぶりだった。初戦は36歳のベテラン工藤が、シリーズ新記録となる13奪三振。第3戦は永井−篠原−ペドラザのリレーで、シリーズタイとなる最小の2安打完封と、まさに記録づくめだった。
▼シーズン途中にこの世を去った根本社長のチーム作りも見逃せない。城島、小久保、井口、松中、篠原といった手をじっくりと育て、そこにベテランの秋山、工藤といった日本一を経験しているキャリア組をまぶした根本イズム。まさに福岡ダイエーの集大成だった。
▼中日は2戦目を快勝したが、あとはすべて福岡ダイエーペース。星野監督の言った『もう福岡には戻りたくない』というセリフが、皮肉にも最悪の形となって実現してしまったシリーズだった。
■ビールじゃなくて祝勝水
祝勝会につきもののビールかけから、象徴とも言える“ビール”が消えた。会場は宿泊先ホテルの地下駐車場だが、建物は名古屋市の関連団体が所有していることも絡み、異例の事態となった。
▼仮にビールかけを行えば公共の建物に、臭いや着色の恐れがあるためだ。会場では、床にビニールシートをはるなど防水対策に万全を期した。乾杯用にシャンパン100本が用意されたが、アルコールは脇役にまわった。
▼ビールん代わって登場したのが炭酸水。無味無臭である点が注目され、9月25日のリーグ制覇の時点から開発が進められてきた。『祝勝水』と名づけられたこの製品は、今回の祝勝会専用の特注品で、コカ・コーラウエストジャパンとダイエーが共同開発した。500_ペットボトル入りで、日本一ロゴのラベルが貼られている。通常の炭酸水より、しぶきをあげやすくするために、二酸化炭素の濃度が濃いのが特徴だ。
▼祝勝会場入りして、“炭酸水”の存在を初めて知った福岡ダイエーナインは『えっ、ビールじゃないの?』とびっくりしながらも、約3000本の祝勝水を浴びせあっていた。
勝敗はともかく、今は両監督に一言言いたい、『夢をありがとう』と。また両チームの選手には『ご苦労さんでした』と。もう一言だけ言わせて頂ければ、中日・福留、井上に。貴方たちは星野監督から大きな代償を払ってまでも、シリーズのほとんどに出場した。凡退を繰り返し、エラーも数多くした。しかし久慈や音を常時使う事なく、貴方たちを使い続けた。その星野監督の思いを是非とも来シーズン以降に活かすよう、努力して欲しい。ただそれだけです。日本もアメリカも終わりました。しばらくのんびりしたいです。
こちらは世界一
アメリカ、メジャーリーグの第95回ワールド・シリーズは27日(日本時間28日)、ニューヨーク・ヤンキースタジアムで第4戦が行われ、ニューヨーク・ヤンキースが4-1でアトランタ・ブレーブスを下し、スウィープで2年連続25度目の王座に就いた。
開幕前にジョー・トーリ監督のガンが発覚するなど苦難のスタートに見舞われたチームが、最後は史上1位タイのワールド・シリーズ12連勝で『今世紀最強チーム』を証明した。
●NYY 4-1 ATL 〜ロックハートの打球がレフトに上がると同時に、キャッチャー、ポサダが両腕を広げながらマウンドのリベラに突進した。1塁ベンチからナインが猛烈な勢いで飛び出す。ワールド・シリーズのベンチ入りから外れたイラブも歓喜の輪に加わった。
▼『90年代最強チーム決定戦』とうたわれたシリーズで、アトランタを全く寄せ付けなかった4連勝。スタンドではファンが『ザ・チーム・オブ・ザ・センチュリー』のボードを掲げる。95回目を数えたシリーズで、2年連続25度目のV。ナインに抱きついたトーリ監督の目から、涙がこぼれる。『このチームを誇りに思う。9イニングをしっかり戦い抜く姿勢を貫いてくれた』。シーズン序盤まで前立腺ガンのため戦列を離れた名将は、選手に感謝した。
▼『ヤンキースの一員である気分がどういうものか、やっと分かった感じがする』。7イニング2/3を1失点で優勝投手となったロジャー・クレメンスも、こう話して目を赤くした。メジャーリーグを代表するサイ・ヤング賞5度のエースが、メジャー16年目で初めて手にした『世界一』。トロントから移籍した今季は14勝10敗と期待はずれの成績に終わった。シリーズの先発ローテも4番手。だが、気迫の塊となったこの日の投球に、ファンのスタンディング・オベイションは止まなかった。
もう敵なしという言葉しか見つかりません。強すぎ。常勝チームでも毎年しっかりと補強しているからこそ世界一の座を守る事ができるのだろう。さてヤンキースは2000年というシーズンにまたどれだけ強くなってファンの前に現れるのでしょうか? 楽しみです。
プロ野球界にもいじめが?
阪神タイガースから戦力外通告された94年のドラフト1位・山村宏樹投手が28日、“いじめ”があった事を訴え、球団も調査を約束した。
▼同日、甲子園球場内の球団事務所に呼び出されてた山村は、安達、中ノ瀬、中里らともに戦力外通告を受けた。その後、『球団からはクビの理由は体調の問題だと言われた。だが、2軍選手数人から、あることをされて野球ができる状態ではなかった』とアピールした。
▼山村は入団5年目の今季『自律神経失調症』が原因とされる体調不良が続いて1度も1軍に昇格できなかった。高田球団社長は『調査した上で1週間後に結論を出す』と約束したが、山村は『何もなかった、という結論が出るようなら法的手段に訴えたい』という強硬な姿勢を明らかにした。
プロ野球選手というのは個人事業主なのだから、チームメイトといえども皆、商売敵。どんな事情があれ、いじめがあったから野球がやれなかったというのはあまりにもだらしがないし、情けない。いじめというものを認めるものではないが、いじめがあったにせよ、そのいじめをバネにして『コイツらより絶対早く、1日でも早く、1軍に上がるんだ』という意地を持って闘ってほしかったですね。
10月28日(木)
王手
日本プロ野球・日本シリーズ第4戦が27日、前日同様中日ドラゴンズの本拠地・ナゴヤドームで行われ、福岡ダイエーが3-0と連夜の完封劇で中日を下し、ついに王監督が初の日本一に王手をかけた。
●福岡ダイエー 3-0 中日 〜敵地・ナゴヤドームで連日の勝利監督インタビュー。それでも王監督はおごらず、いつもの笑顔で静かに勝利の余韻に浸った。『今日は先日した星野の好投に尽きる。緩急を使って絶えずストライクが先行して、安心して見ていられた。昨日の永井に続いて、彼の好投が勝因の第一番ですよ』。
▼ここまで4試合中、3試合が完封勝利。投手陣の頑張りは王監督も認める。一方の打線については『今年の今場所(?)はとにかく打線が頑張らないとね』と王監督。この日も2回まで昨年までのチームメイト武田を相手に無得点。さすがに苦言を呈する事を忘れなかったが、取れなければ確実な手で1点を取りにいく。3回ノーアウト1塁の攻撃が象徴的だった。
▼ベンチは投手の星野にバントのサインを送るが、シーズン中バットを握った事がない星野は緊張でガチガチ。2球続けて失敗し、簡単に追い込まれてしまった。しかしここで王監督はすかさず『(成功は)ムリだからいいよ!』とグラウンドに向かって一言。ウイットに富んだ指揮官のゲキにナインは大爆笑。おかげで星野の肩の力が抜けた。3バントを見事に成功させ、秋山の先制タイムリーを呼び込む。このワンプレーで星野もリズムをつかみ、7回途中まで無失点。2試合続けて勝ちパターンの篠原―ペドラザの継投に持ち込めた。
▼王監督は『王手と言ってもピンとこないな。3勝1敗なんて予想外。4戦でせいぜい2勝2敗がせいぜいと思っていたからね』と言いながらも、『ここまで来たらここ(ナゴヤドーム)で決めたい』とキッパリ。『最悪地元(福岡)まで帰りたい』とのコメントからは一変、敵地で一気に悲願の日本一をつかみ、苦渋の歴史に別れを告げる。
今のところ、福岡ファンにとっては笑いが止まらない展開、反対に中日ファンにとってはイライラが頂点まで登りつめ、一発触発の状態でしょう。このままでは“地方シリーズ”は盛り上がりを欠けたままで終わってしまう事に。福岡の打線に火が点いたんだ。中日の当たっていない関川、井上あたりの奮起に期待したいものである。という事で私は本日、緊急ではあるがドームに乗り込む事になりました。いい試合を期待したいという優等生コメントは言いません!ドラゴンズの勝利を見届けてきます!
嫌な予感、的中
ここ2試合ベンチ入りを外れている中日ドラゴンズ、サムソン・リーこと李尚勲は肩の変調と報道されていたが、どうやら戦力外の烙印を押されてベンチ入りを外れている事が27日、明らかになった。
▼2戦連続でベンチ入りメンバーから外れていることについて、中日球団は27日試合中に『左肩痛のため登録を外れる。今後は様子を見て決める』と発表した。しかし佐藤球団社長は『ヤル気のある者でやって行こう、ということ。気持ちの切れた人はいらない。若い人にチャンスを与えた方がいい』と説明。メジャー入り希望から既に日本球界との決別を決断した李を事実上『戦力外』扱いとした。
▼李は今季リーグ優勝決定後の今月初め、韓国紙上で『来年はアメリカで野球をしたい。本来、オレの夢は世界最高の舞台に立つ事だ』と発言。3日には球団から事情聴取を受け、発言を控えていた。
▼李は昨シーズン開幕後の4月、韓国LGツインズから2年間の期限付き『レンタル移籍』で中日に入団。中日入りの前にもメジャーリーグ入りを希望。ボストン・レッドソックスと交渉し、契約寸前までこぎ着けながら、破談になった経緯がある。規約上、韓国球界復帰の際はLGが保有権を持つが、アメリカ球界では拘束力がない。
一昨日からベンチを外れていて、何か嫌な予感がしてました。日本シリーズ前というか優勝した翌日に『サムソン、メジャー入りへ』なんて報道が目に入っていましたから、ひょっとして首脳陣とトラブルを起こし、『そんな奴はいらん!ベンチから出てけぇ!』となってしまったのではないかと。古い表現で申し訳ありませんが、ピッタリカンカンでしたね。こんな大事な時にお家騒動というのもねぇ……。今シリーズ中、中日からは良い話が聞こえてきませんね。
王手 〜アメリカ編
メジャーリーグのワールド・シリーズは26日(日本時間27日)、ニューヨーク、ヤンキースタジアムで第3戦が行われ、ヤンキースの伏兵チャド・カーティス外野手が延長10回、この日2本目となるホームランを放ち、6-5とサヨナラ勝ち。3連勝(ワールド・シリーズ通算11連勝)で2年連続25度目の『世界一』に王手をかけた。
この試合がチームのワールド・シリーズ通算200試合目となったヤンキースは、8回にチャック・ノブロック内野手の2ランで4点さを追いつき、流れを変えた。第4戦は27日(同28日)当地で行われる。
●NYY 6-5 ATL 〜打球がレフトに舞い上がった瞬間、カーティスは両腕を突き上げた。5-5で迎えた延長10回裏、ヤンキースのワールド・シリーズ通産200試合目を飾るフィナーレに、ナインが躍り上がってホームベースに殺到した。4点差を逆転し、3連勝。今世紀を代表する王者は、90年代最後のシリーズ制覇についに王手をかけた。
▼底力が生んだ逆転劇。先発アンディ・ペティットが4回途中までで5点を失い、前半で4点差をつけられた。それでもソロ2発で2点差と詰め、ドラマは8回に訪れた。ノーアウト1塁から1番ノブロックが流し打った打球は、ジャンプしたライト、ブライアン・ジョーダンのグラブの小指側に当たりスタンドへ。ジョーダンが『あと数a高くジャンプできていれば…』とうなだれる同点2ランで、流れはガラリと変わった。セカンドの両リーグ最多エラーを今季記録し、“送球ノイローゼ”に陥っていたノブロックも『明日も、この調子が続くことを祈るよ』と会心の笑顔を見せた。
▼サヨナラ弾のカーティスは、5回のソロアーチに続く意地の一発。先頭打者で左腕レムリンガーのチェンジアップをレフトスタンド中段に運び『一発を狙っていたけど、サヨナラアーチなんて初めて。全身に電気が走るのを感じた』と、声を上ずらせた。昨年のワールド・シリーズでは守備・対左腕要員としてベンチ入りしながら、イラブとともに出番がなかった。『息子(生後2ヵ月)にこのボールをプレゼントする』とはしゃいだ。
▼『このチームはどんな苦しい時でもあきらめない』と、トーリ監督。第4戦でスウィープを決めたとき、ワールド・シリーズタイとなる『12連勝』の新たな栄冠が90年代のヤンキースの頭上に輝く。
こりゃ勢いからして間違いなくスウィープだね。今のヤンキースは『強い』というよりも『負けない』チームといった方が良いのではないでしょうか。どんな状況に追い込まれても『オレたちは必ず勝てるんだ』との思いが選手皆持ち合わせているんでしょうね。今日はクレメンス。豪快に三振チョーでも見せてくれるのかな。
ロベルト・クレメンテ賞
メジャーリーグの今年の『ロベルト・クレメンテ賞』にサンディエゴ・パドレスのトニー・グウィン外野手が決まり、26日発表された。
▼71年からの同賞は、大地震が襲ったニカラグアに救援物資を運ぶ途中、飛行機事故で死亡したピッツバーク・バイレーツの名選手ロベルト・クレメンテに因み、グラウンドでの活躍と地域への貢献度が最も顕著だったプレイヤーに贈られる。
▼昨年はシカゴ・カブスのサミー・ソーサ外野手が受賞している。
この賞はグラウンド以外でどのくらい地元コミュニティーに貢献しているかで決定されるだけにグウィンがサンディエゴ市民にとても愛されている人物だという事がわかりますよね。野球人という前に人間を評価される。素晴らしい賞ですよ、これは。
10月27日(水)
日本初の始球式
45年の時を経て、魔球王と怪童が舞台を中日、平和台球場からナゴヤドームに変え、再対決を果たした。日本シリーズ第3戦の始球式を務めたのが杉下茂氏(74)、中西太(66)氏というオールドファンにはたまらない顔合わせとなった。
▼今回のシリーズ対決と同じ、名古屋と福岡の対決となった1954年の日本シリーズ、中日-西鉄(現西武)のエースと主砲の登場となった。
▼『こんな大舞台で始球式をやらせて頂けるのは光栄なこと』と言うご両人。中日と西鉄のユニホームを着てのセレモニーも鮮やかに決めた。
▼杉下さんが、外角にストレートを投じれば、中西さんもパワー全開のフルスイングで空振りと場内の老若男女のファンを喜ばせた。
思わず涙が出る始球式でした。感動的という言葉がピッタリ。以前からOBを大切にする姿勢を見せている中日ならではのセレモニーとはいえ、日本でもプロ野球OBがこんな晴れ舞台での始球式を務める時代がやってきたんだなと思うと、感慨深いモノがありましたね。始球式の前にラジオで両氏がインタビューに応えていたのですが、この会話がまた含蓄のある言葉ばかり。
■45年前のシリーズを思い出してという問いに
中西さん『杉下さんはフォーク、フォークと言われているが、外角低めのストレートが絶品だった。あのストレートがあったからこそ、フォークが生きたと思います』
杉下さん『フォークなんて、あるという事だけで相手が色々と考えるわけで…。投げなくてもいいんですよ』
■今日の抱負はの問いに
中西さん『白内障のおじいさんが頑張っているんだから、思い切って振りますよ。身体はガタガタだけどね(笑)』
中西さん『こういう場に年寄りを呼んでいただいて感謝している。わしは死ぬまで野球人だ』
杉下さん『ストレートかフォークかって?今では普通に投げても手元で落ちちゃいますよ(笑)』

この場面はラジオという事で2人の表情は見えませんでしたけど、とても楽しそうな雰囲気が伝わってきました。今後も是非こんな対決、見てみたいものです。ちなみに第4戦の始球式は元ロスエンジェルス・ドジャース会長、ピーター・オマリーさんですって。やっぱり星野監督の人脈、企画力って凄いモノがありますね。
積極采配的中
日本プロ野球・日本シリーズ第3戦が26日、舞台を変え、中日ドラゴンズの本拠地・ナゴヤドームで行われた。福岡ダイエー王監督の『大勝負』が決まり、中日を5-0で下さい。
2点リードの7回表。それまで中日打線をノーヒットに抑えていた先発永井に代打を送った。試合の流れを変えかねない采配。だが、この回に中押し点をもぎ取ると、守っては永井から日本シリーズ初登板となる篠原―ペドラザの継投で中日打線を封じ込めた。シリーズ史上、最少被安打2の完封リレーで対戦成績を2勝1敗とした。
第4戦は今日27日、午後6時20分からナゴヤドームで行われる。
●福岡ダイエー 5-0 中日 〜迷いはなかった。2点リードの7回。1アウト1,3塁で永井の打席を迎えると、王監督は勢いよくベンチを飛び出した。『あそこは押せ押せの場面。点を取らないといけないところだった。シーズン中なら続投だけど、シリーズに個人成績は関係ないから』。6回までノーヒット投球の先発永井をスパっと代え、代打・浜名の名前をコールしていた。
▼この積極采配がピタリと当たった。代打の代打大道がフォアボールを選び、続く秋山のサードゴロを福留がはじいて待望の3点目。毎年のようにパシフィック・リーグの監督が戸惑う投手の打席を巧みに使うあたり、讀賣監督時代の経験がフルに生きた。『セントラルでの経験? そんな10何年前の事は忘れたよ。リリーフ陣を信頼しているからこそ思い切っていけたんだ』。
▼この形になれば敵はいない。今季、先制した試合は56勝14敗1分けの勝率.789.その数字を裏付けるように、満を持して出てきた篠原―ペドラザの『勝利の方程式』が7回から3イニングをピシャリと零封。シーズン中と全く同じ勝ちパターンで楽々と逃げ切った。
▼『ウチは先制するとみんながその気になる。篠原、ペドラザも楽な形で投げさせられたし、明日以降、今季のホークスの戦いができね手ごたえをつかめた。それが大きいね』。王監督が日本一奪取を確信したかのように大きく頷いた。『是が非でも取りたい』と話していたターニングポイントを完勝。この1勝の重みは計り知れない。『早く終わるに越した事はないが、これで最低福岡に帰れる』。絶対的エースの工藤を地元福岡ドームの第6戦に回す余裕もできた。
▼『いずれにせよ日曜日までしかないんだ。選手権は総力戦。なりふり構わず行くよ』。そう言って両目を見開いた王監督。頂点へのゴールテープを見据えながら27日、いよいよ悲願の日本一に王手をかける。
永井の降板、攻撃型監督だからこそ代えれたのでしょうね。非情とも思える采配が今回はいい方に出たというところでしょう。やはりこういった短期決戦はミスをした方が負け。中日も福留のエラーで失った3点目で戦意を喪失しました。継投策がズバっと当たった事だけがクローズアップされている第3戦ですが、一つのミスによって勝敗が決まったと言っても過言ではありません。それにしても中日打線はおかしいですね。2戦目に8点を取ったといっても、フォアボール10個からきたもの。関川、久慈あたりがポール際までボールを運ぶバッティングをしていたら中日の勝利はありません。各人の持ち味を出す攻撃で挑まない限り、45年ぶりの日本一は見えてきませんね。
ノモ解雇
26日(日本時間27日)、ミルウォーキー・ブリュワーズのディーン・テイラーGMは今季チームの主戦投手として活躍したヒデオ・ノモ投手を解雇したと発表した。
▼新GMのテイラー氏は『ノモは優秀なピッチャーだとは認めている。だが今シーズン、チームに合流し先発グループに入った11試合中9試合に勝ち星を収めたが、最後6回の先発はなんともお粗末なピッチングだった。彼の解雇が来シーズンのチーム編成に影響する事はない』とコメントした。
▼ノモは同日ウエーバー公示されたが、どこかのチームが獲得の意思を示しても拒否できるため、最終的にはフリーエージェント(FA)となって他チームと入団交渉を進めることになる。代理人団野村氏は『ミルウォーキーからノモをリリースしたとの連絡を受けた。自由契約になるのは間違いない」』としている。
まあコメント上、解雇という形になったわけですが、ノモ側とミルウォーキー側の来季の契約交渉が暗礁に乗り上げ、決裂したというのが実情でしょう。さて今度はどこのジャージを身にまとう事になるのでしょうか?
私は謝らない
ワールドシリーズ第2戦(24日)の試合前に行われた今世紀最強メンバー『オール・センチュリー・チーム』のセレモニーに参加したピート・ローズ氏に賭博に関する質問を浴びせ、全米から非難を受けているNBCテレビのリポーター、ジム・グレイ氏が25日(日本時間26日)、『私は謝らない』と、謝罪を徹底拒否した。
▼グレイ氏は賭博容疑による永久追放処分から10年ぶりに公式行事に参加し感激するローズ氏に、『あなたは容疑を否定しているが、それなら何故処分を受け入れたのか』など突込みを連発。このインタビューにニューヨークでは視聴者から600件以上の苦情電話がNBCに殺到し、レッズの地元シンシナティの系列局では電話が2時間以上も鳴り止まなかった。
▼AP通信にも『NBCはあのブルドッグ野郎を鎖でつないでおけ!』等の電子メールがファンから届き、波紋は広がるばかりとなっている。
私は許す。
今度は工藤ちゃんが欲しいの
秋季キャンプのため宮崎入りした讀賣ジャイアンツの長嶋茂雄監督が26日、今オフFA権を行使する予定の福岡ダイエー、工藤公康投手を獲得する意思があることを明言した。投手陣再建のためには、左腕の先発投手獲得は急務。西武も獲得に名乗りを挙げる予定で、工藤争奪戦は日本シリーズ後、激化する。
▼これまで大物FA選手に対して、多くを語らなかった長嶋監督だが、福岡ダイエーの工藤は別格。この日、宮崎に出発する直前の羽田空港で、工藤に対して熱烈なラブコールを送った。
▼『7,8,9回と終盤に行くほど球威が上がっていったんだから。よっぽど節制に鍛錬しているでしょう。アレは40歳までできますよ』と、複数年契約も辞さないホレ込みようだった。
▼今オフの補強ポイントはズバリ投手陣。工藤の他に千葉ロッテ・小宮山、オリックス・星野らをリストアップしている。欲しい、欲しいは毎度のパターンだが、工藤獲得となれば、先発左腕不足の解消に加え、徹底した自己管理術が若手の模範にもなる。
▼日本シリーズ中で、しかも王監督の福岡ダイエーの選手だけに、慎重に言葉を選んでいたが、シリーズ後にも、讀賣が争奪戦に名乗りを挙げる事になりそうだ。
工藤もあのシリーズ第1戦の福岡ファンの応援を見たら、FA移籍なんて考えないだろうね。もし移籍をするとしても根本さんの義理で福岡入りしたとみられているだけに西武復帰という線が濃いでしょうね。FA獲得枠というのは1チーム2つでしたっけ。色々と名前が挙がっていますが、讀賣は一体誰を獲得しようと画策しているのでしょうか。また若手の出番が少なくなる……。
10月26日(火)
もう博多には戻らない
中日ドラゴンズ・星野監督が本拠地ナゴヤドームでの日本一を宣言した―。25日福岡から名古屋に戻り『もう博多には戻らない』と地元での3連戦での日本一を宣言した。指揮官は前日(24日)の試合後にグラウンドへビールを投げ込むなど、マナーの悪い福岡のファンに激怒。その想いを『ナゴヤ決着』のモチベイションに変えるつもりだ。今日26日、ナゴヤドームで行われる第3戦は、中日山本昌、ダイエー永井の先発が予想されている。
▼まぎれもない“決着宣言”だった。1勝1敗のタイに持ち込んだ快勝劇から一夜。名古屋への移動前の星野監督の表情が緩む。『2,3時間しか寝てないぞ』と言いながら、ボリューム満点の朝食を平らげた。報道陣の質問に対して、あくまでも慎重な姿勢を貫いてきたが、思わずつい本音が出てしまった。『できたら、もう(福岡に)帰りたくない。ただ、一つ負けたら、そうはいかんけど…』。指揮官の考えは、本拠地の決着だった。
▼もちろん、4連勝フィニッシュは理想形。ただ星野監督には、それ以上の理由がある。前日(24日)の福岡ドームの一部ファンのマナーに激怒しているのだ。試合中に品のないヤジが飛んだだけでなく、紙コップを投げ込む客も。試合後のインタビューを受けた星野監督にメガホン、川上にはビールがかけられた。『(観客が)“殺したろか”と言うとったが、オレが殺してやろうかと思った。ホンマ、ここのファンはひどいな』。さらに『(95年のファン暴動で)生卵を投げるのもわかるわ。ナゴヤドームはそんなことをするヤツがおらんやろ。物を投げれば応援団が怒るから…』。
▼11年前に西武と対戦した時は、2戦目までのナゴヤ球場で一部ファンが暴走。西武ナインの帰りのバスが囲まれ、長時間立ち往生する騒ぎがあった。『もう二度とあそこでプレーしたくない』。それをモチベイションに変えたレオ戦士は、西武球場で一気に胴上げを決めた。燃える男が狙っているのもその再現だ。自慢の投手陣、そして打線が上昇気配。45年ぶりの日本一へ、星野竜がスパートをかける。
星野監督の勝利監督インタビューの最中、確かにメガホンが投げ込まれ、その瞬間から監督の表情が強張りましたね。インタビューが終わり、台から降りる時、そのメガホンをおもいっきり踏みつけていたのを記憶しています。こういう行為が起こると、一番迷惑がかかる、また、かわいそうなのが本当の福岡ダイエーファンなんです。一部の大バカ(こういう奴等はファンとは言わない)の為に、全体までもがそういう見方をされてしまう。残念でなりませんね、こういう行為は。中日ファンの私の目から見ていても福岡のファンは団結力があって、素晴らしいと感じました。やはり地方のファンは熱いとね。名古屋とよく似ていますよ。選手達はフィールドでファンを代表して日本一を目指して戦ってくれているのです。ファンも選手をスタンドからマナーよく応援する事こそ、選手と心が一つになれるのではないでしょうか。
シリーズ10連勝
ワールドシリーズ第2戦が24日(日本時間25日)、前日同様アトランタ、ターナーズ・フィールドで行われ、ニューヨーク・ヤンキースが7-2でアトランタ・ブレーブスを破り、連勝した。96年第3戦以来ワールド・シリーズでの連勝を『10』とした。第3戦は26日(日本時間27日)、ニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われる。
▼コーンは一瞬、『やられた』と思った。1回2アウト3塁で、ブライアン・ジョーダンへの1球が甘く真中に入った。しかし、この日も気温10度を切る寒さと風でフェンス手前で押し戻された。『もし、暖かい日で風が吹いていなかったら、楽に入っていただろう』。これでノった36歳のコーンは7月18日のモントリオール戦のパーフェクトゲームを思い起こさせるような7回1安打の快投を演じた。『調子は良かった。でも間隔が空きすぎて(中9日)、ちょっと制球力が悪かった』。5四球もストレート、カーブ、スライダー、フォークと相手の目先を変えて点を許さなかった。
▼この日の好投は、フロントへの意地でもあった。コーンの今季年俸は800万j。2度肩を手術した。1年契約で今オフに他チームへの放出も噂されている。『みんな、今日がヤンキースでの最後の登板と言うが、これで(契約に対し)ヤンキースもタフな選択を迫られるだろう』と、笑顔を見せた。
▼試合前に今世紀オールスターチームのセレモニーがあった。『観客の皆がセレモニーに釘付けだったのでヤジもなく良かった』その間に外野で投球練習をし、肩を温めたのも功を奏した。
▼これでトーリ監督は通算10連勝のシリーズタイ記録。連勝のスタートとなった96年アトランタとの第3戦もコーンが勝利投手だった。この日の白星は『彼は大舞台に強い男』とパーフェクトゲーム以降、2勝5敗の成績でもイラブを退けて、ポストシーズン先発に起用してくれた恩返しの好投でもあった。
しかしニューヨークのスターターは皆、大舞台に強いというか、場馴れしていますね。こんな投手陣を持てば監督さんもさぞかし楽な事でしょうね。やはり野球は『守り』からという事でしょうか!第3戦以降のアトランタの奮起も期待しています。ストレートで終わってしまうというのもなんですからねぇ〜。
10年ぶりに公の場へ
ワールド・シリーズ第2戦の前に行われた、20世紀代表チームセレモニーに、野球賭博に関与したとして89年に球界から永久追放されたピート・ローズが参加。『一塁や三塁ではなく、外野の候補に入れてくれたから、この素晴らしいメンバーへの仲間入りすることが出来たと思う』とファンへ感謝した。
▼10年ぶりに公式の場に登場したが、今回はNBCテレビのインタビューが波紋を呼んだ。リポーターの質問は賭博と永久追放に関するものばかり。ニューヨークでは視聴者からNBCに600件以上の苦情の電話がかかり、レッズの地元、シンシナティのNBCの系列局の電話は2時間以上も鳴り止まなかった。ローズは『君たちは10年も前の出来事をまた掘り起こしている』と憮然としていた。
もう時効ですよ、ホント。今度また賭博に関わったら永久追放でいいじゃありませんか。何回問題を起こしているのか数え切れないストロベリーは許せて、ローズは許せないというのも何かヘンですよ。行為自体の問題というかもしれませんが、犯してはいけないという“罪”という事に関して言えば一緒です。もうローズさんもプロレスのレフェリーなんか務めて失神なんてバカな行為は二度とやめて、少年野球からでもなんでもいいですから、野球に関わる事を一つずつこなしていきましょうよ。いつか道は必ず開けます!
10月25日(月)
普段着野球でお返し
日本プロ野球・日本シリーズ第2戦が24日、前日同様福岡ドームで行われ、中日ドラゴンズが『足』で逆襲に成功した。初回1死1、2塁から福岡ダイエーバッテリーの意表を突くダブルスチールを敢行。これが決まって先制点につなげた。この日だけで4盗塁と、持ち味の機動力を発揮した。打線が10安打で8点を取れば、先発・川上憲伸投手も8回を2失点に抑える好投を見せ、勝利に貢献。対戦成績を1勝1敗のタイとした。第3戦は明日26日、舞台をナゴヤドームに移して午後6時20分から行われる。
●中日 8-2 福岡ダイエー 〜中日打線が一夜で『貧打』のレッテルをはがした。2ケタ10安打を放ち8点。前夜、星野監督にタメ息を吐かせた男たちが、福岡ダイエー投手陣を粉砕する。『あとは関川と井上が打つだけだな』。星野監督にも、シーズン同様にどん欲に振り返る余裕も戻ってきた。
▼初戦、工藤に喫した6安打完封負けの屈辱をバネにした。選手会長・立浪和義内野手が、言った。『流れを引き込むためにも何とかしたかった。“落ちろ!”と祈りました』。初回1アウト・フルベース。外に落ちていくスライダーに、執念で食らいつく。当たりは決して会心とはいえない。だが気力の一打が、2塁走者・福留まで生還させた。『今日はプレッシャーを感じていた。チャンスを与えてくれたみんなに感謝したい』。前夜は2回の先制機に平凡なセンターフライで、2塁を飛び出すミスを犯していた。併殺で大事な初戦を落とす伏線となったプレーを帳消しにするとともに、先制の2点タイムリーでこのシリーズ、初めて流れをつかんだ。
▼主砲も黙ってはいない。4打数ノーヒット、2三振とスタートにつまずいた4番レオ・ゴメスにも快音が戻った。『毎日が新しい日だ。気持ちを入れ替えて打席に入ったよ』。1点差とされた2回。『シーズンと同じく、好球を打ち返すことだけを心掛けた。体がうまく反応したよ』と、2アウト1,2塁で、レフトオーバーのツーベースヒットを放つ。6回にも勝負を決める2点ツーベースとポイントゲッターとしての4番の働きだった。前日は2点タイムリーに喜ぶ福岡ダイエー、メルビン・ニエベス外野手が羨ましかった。同じプエルトリカンで、ウインターリーグでも3年間、一緒にプレーした元同僚の笑顔が悔しかった。友情の裏に隠されたライバル心が、4番を復活させる原動力でもあった。
▼水谷打撃コーチは『若田部の調子が悪かっただけでしょう。(相手投手の)力が落ちればこんなもの。普段と変わらない』と打線の格が違うと言わんばかり。『打線がうまくいけばうちは勝てる』のゴメスの言葉は中日打線の共通の思いだ。シリーズのプレッシャーは消えていた。
■恥をかいたよ
▼福岡ダイエー・王監督も恥じるしかない負け方だった。『完璧にうちの負けパターン。負ける中でこういう試合もあるとは思ったが、まさか第2戦でこんな形になるとは……。ストライクが入いらんとは話にならん』と一気にまくし立て、『日本中に恥をかいた。今日はNHKの衛星放送があったんだろう。ひどて負け方でファンに申し訳なかった』と、繰り出した6投手が10安打、10四球の8失点という大乱調ぶりに怒り心頭。。第1戦の完勝の流れをも、消し去る負けっぷりをファンに謝罪した。
▼『今日、勝たなきゃ第1戦の勝ちが生きない』。試合前の言葉、そのままにベンチを飛び出したのは1回だった。1アウト・フルベースから先発若田部が立浪にセンター前ヒットを許した。村松の本塁送球は、三塁側へとそれ、2者が生還した時だった。送球はネクストバッターズサークル付近にいた次打者・イ・ジョンボムに接触し、さらに方向を変えた。なお1アウト2,3。『リーが故意に当たったから走者が2塁、3塁へと進んだ』。王監督は激しく審判に詰め寄った。だが、主張は認められない。『流れ』を大事にしてきた王監督が、この日は初戦と違う行動を取っていた。前日23日は車で球場入りしたが、この日は徒歩に変えていた。シーズン中は散歩をして連勝すれば続け、連敗すれば、それまで行っていた報道陣との談笑を避けるなど、何かとゲンを担いできた。結局、流れは中日に手渡してしまった。『2試合でいい面も悪い面も出た。シリーズは3つまで負けられる。内容は問わないんだ。これからが本当の意味での日本シリーズだ』。王監督は自らに言い聞かせるようだった。
王貞治という人は日本(台湾もそう)が世界に誇れる立派な方である。福岡ダイエー・ホークスの指揮官でもあるそんな人が、フォアボールを連発する投手陣に向かって、『恥をかいた』なんていう暴言を吐いてはいけません。また中日、イ・ジョンボムがわざと当たったから、ランナーが進んだという件についても、勝負がかかっているから大事な場面という事も判りますが、そんな事ワザとしますかいって! 性格なのかもしれませんが、王さん、ちょっと細かすぎ! もっと世界の王さんなんだから、威風堂々、ゆったりと構えなくっちゃ。シリーズ直前に中日・野口のフォームは違法だとも言っていましたね。王さんは人格者だというイメージしかない私にとっては少々ショックな言動でした。
中日は見事にシーズン中と一緒の“普段着野球”ができましたね。これで皆、固さもほぐれた事でしょう。
大舞台に強い男
メジャーリーグの王者を決める第95回ワールド・シリーズは23日(日本時間24日)アトランタ、ターナーズ・フィールドで開幕し、2年連続25度目の優勝を狙うニューヨーク・ヤンキースが4年ぶり4度目の王座を狙うアトランタ・ブレーブスに4-1で先勝した。
1点を先行されたニューヨークは風邪のグラヴィンに代わり急遽先発したマダックスを8回に捕らえ、お家芸の集中打で逆転。先発エルナンデスも7回までソロアーチの1ヒットに抑え10三振を奪い、ポストシーズン自己通算5連勝(0敗)とした。第2戦は24日(日本時間25日)、当地で行われる。
▼ポストシーズンでの度胸は本物だった。ニューヨークの先発エルナンデスは、7回を1安打1失点、10奪三振。代打が出て交代した8回に味方が逆転し、白星も転がり込んだ。これで昨年のメジャーデビューからポストシーズン5連勝。防御率は驚異の1.02。『度胸があるから』とディビィジョナル・シリーズ、リーグチャンピョンシップ・シリーズ、そしてワールド・シリーズと全て開幕投手に指名したトーリ監督の期待に、キューバ出身の変則右腕はまたも応えた。
▼許したヒットは、4回に浴びたチッパー・ジョーンズの先制ソロ一本だけ。上手、横手と自在のフォームからストレート、スライダー、チェンジアップを駆使し、アトランタ打線を翻弄した。1試合10三振は、ボブ・ターレーが58年に記録した以来となる、41年ぶりのワーメド・シリーズ球団タイ記録だった。『マダックスは凄い投手だが、0-1のまま試合が終わる事はないと思っていた。味方がきっと逆転してくれると信じていた』と、エルナンデス。亡命し他男にシリーズ開幕の重圧など、全く関係なかった。
負けていてもいつかは逆転するとチーム全員が信じている、それがニューヨーク・ヤンキースというチームなのか。アトランタは大黒柱マダックスが投げているというのに、何かリードしていてもいつかは逆転されるのではと浮き足立った戦い方をしている気がしてならなかった。チーム力の強さの点でいえばニューヨークの方が一歩リードなしているのか。この答えは第2戦できっとわかるはずでしょう。
話はそれるのですが、高橋直樹さん、相変わらずの解説ですね。同席していたノモ、テレビで見ていた私たちファンは揃って貴方の解説にブーイングを送っていましたよ。ノモはきっと『このオッサン、相変わらずおかしい事言ってんな』と心の中で呟いていた事でしょう。
満場一致
讀賣ジャイアンツ・上原浩治投手の沢村賞受賞が24日、決まった。19年ぶりの新人20勝に加え、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の3冠を独占するなど圧倒的な実績で、福岡市内のホテルで行われた選考委員会(藤田元司座長)では文句なしの満場一致だった。新人の沢村賞は1990年(平成2年)の近鉄バファローズ・野茂英雄以来6人目。上原は『野茂さんを目標にしたい』と、日本の頂点を極めてアメリカに旅立った先輩を強く意識して、2年目に臨む決意を明らかにした。
▼1年で頂点を極めたスーパールーキーの次の目標は、9年前に自分と同じ偉業を達成した『野茂英雄』だった。川崎市のジャイアンツ寮で行われた沢村賞の受賞会見。上原が、はっきりとした目標を口にした。『野茂さんを目標にして、これから練習に励んでいきたい。(野茂は)何年も連続して10勝以上してますから。自分もそうできるようになりたい』。これまで『目標はない。先のことは考えず、目の前の敵を倒していくだけ』と言い続けたが、シーズンを終えて口ぶりも変わった。
▼直接的には『1年目だけで終わらない』の目標も。その先にあるメジャーへの思いもあらためて浮かび上がった。もともとメジャー志向が強く、昨年の今ごろは『讀賣かメジャーリーグか』で悩み続けていた。メジャー入りの決意を固めた時期もあったほどだ。昨年11月9日の讀賣逆指名会見でも『メジャー? あきらめるつもりはありません。日本でちゃんと実績をつくってから、と思った』と仰天の未来予想図を披露していた。日本一の投手として認められ、思いはさらに強くなったに違いない。
▼選考では現在、球団からのごほうびでワールドシリーズ観戦中の西武・松坂大輔に完勝した。『(松坂には)どれをとっても負けているとは思ってない」』堂々の勝利宣言もした。『いいですね、ワールドシリーズなんて行けて。でも、そんなことしたらチームの和が乱れるからダメですけど』。だがどれだけメジャーに行きたくても、すぐ野茂になれるわけではない。『日本一を残してますからね。優勝が一番欲しいタイトルですよ』。まずは来季、自らが日本シリーズのマウンドに立つことを誓った。
コメントを聞いただけでも、かなりの負けず嫌いと見た。まるで昔のカネやんそっくり(と、言っても現役時を知らない)。上原にはカネやん同様、“人生、ムキ一筋”でこれからも進んでいってもらいたいものです。現時点でのノモ-上原の対決、見てみたいな…。
最高得票はゲイリック
メジャーリーグは23日、ファン投票で選んだ『今世紀最強チーム』を発表した。投票は7月から9月にかけて実施され、100人の候補選手の中から得票上位の投手6人、外野手9人、他ポジション各2人の計25人が選ばれ、これに特別選考委員会が5人を補充した。
▼ルー・ゲイリック一塁手が全体トップの120万7992票を集め、外野手部門では115万8044票のベイブ・ルースが最高だった。現役は昨年70ホームランを放った、マーク・マグワイア一塁手、キャル・リプケン遊撃手ら4人が選出され、野球賭博に関わったとして89年から永久追放処分を受けているピート・ローズも、外野手部門の9番目に入った。
選 手 |
主な所属 |
票 数 |
|
| 投手
|
@ノーラン・ライアン |
エンジェルズ | 992,040 |
Aサンディ・コーファックス |
ドジャーズ | 970,434 | |
Bサイ・ヤング |
レッドソックス | 867,523 | |
C★ロジャー・クレメンス |
ヤンキース | 601,244 | |
Dボブ・ギブソン |
カーディナルズ | 582,031 | |
Eウォルター・ジョンソン |
セネターズ | 479,279 | |
| ※ウォーレン・スパーン | ブレーブス |
||
| ※クリスティ・マシューソン | セネターズ |
||
| ※レフティー・グローブ | アスレティックス |
||
| 捕手 | @ジョニー・ベンチ |
レッズ | 1,010,403 |
Aヨギ・ベラ |
ヤンキース | 704,208 | |
| 一塁 | @ルー・ゲイリック |
ヤンキース | 1,207,992 |
A★マーク・マグワイア |
カーディナルズ | 517,181 | |
| 二塁 | @ジャッキー・ロビンソン |
ドジャーズ | 788,116 |
Aロジャース・ホーンスビー |
ヤンキース | 630,761 | |
| 三塁 | @マイク・シュミット |
フィリーズ | 855,654 |
Aブルックス・ロビンソン |
オリオールズ | 761,700 | |
| 遊撃手 | @★キャル・リプケン |
オリオールズ | 669,033 |
Aアーニー・バンクス |
カブス | 598,168 | |
| ※ホーナス・ワグナー | バイレーツ |
||
| 外野手 | @ベイブ・ルース |
ヤンキース | 1,158,044 |
Aハンク・アアロン |
ブレーブス | 1,156,782 | |
Bテッド・ウイリアムズ |
レッドソックス | 1,125,583 | |
Cウィリー・メイズ |
ジャイアンツ | 1,115,896 | |
Dジョー・ディマジオ |
ヤンキース | 1,054,423 | |
Eミッキー・マントル |
ヤンキース | 988,168 | |
| Fタイ・カブ | タイガース |
777,056 |
|
| G★ケン・グリフィー | マリナーズ |
645,389 |
|
| Hピート・ローズ | レッズ |
629,742 |
|
※スタン・ミュージアル |
カーディナルズ |
★印は現役選手、※印は特別選考委員会選出選手
是非これは日本でもやってもらいたい企画ですね。小さな子供にもゲイリックやワグナー、ホーンスビーらの偉大なる経歴を紹介し、次世代にも自然に伝えられていく。素晴らしいですね、全く。日本の5歳の子供に『巨人の川上はなあ…』と言っても誰も知らないでしょう、きっと。プロ野球機構のおエライさん達がやらないのなら、こりゃ、私達がやらなければいけないですね。
10月24日(日)
この戦いが球団拡張を呼ぶ?
90年代最後となる日本プロ野球・日本シリーズ第1戦が23日、福岡ドームで行われ、福岡ダイエー・工藤公康投手が力で中日をねじ伏せた。速球が冴(さ)え被安打6、シリーズ新記録となる13三振を奪い完封。日本シリーズ通算奪三振も86とし、西鉄ライオンズ(現西武)稲尾和久投手の84を抜いた。エースの力投に打線も応え、6回、西武時代からの同僚・秋山の歴代3位となる通算14本目の先制アーチを放つなどで3点を挙げ快勝。ここ4年間、第1戦に勝ったチームが優勝しており、王ダイエーが日本一へ1歩、リードした。
●福岡ダイエー 3-0 中日 〜渾身の116球の完封劇を成し遂げた福岡ダイエーの工藤公康投手が1塁ベンチ前で王監督とガッチリ握手を交わす。まずはシリーズ開幕投手の重責を果たした安堵感が漂う。そして歓声のお立ち台に上がり、大歓声を浴びてようやく勝利の味を噛み締めた。
▼『長い間、野球をやってるけどこんな歓声の中でやるのは初めて。変なピッチングはできないと思った』。お立ち台を降りた工藤は、ファンの待つライトスタンドへ向かって一直線。1塁ベンチに戻ると、中内オーナーとガッチリ握手を交わし、満面の笑みを浮かべた。
▼捕手・城島との息もピッタリで強竜打線を散発6安打、3塁を踏ませない完璧なピッチングを披露。勝利の立役者に王監督も『シーズンでも3本の指に入るピッチング。ウチは工藤しかいない』と最大級の賛辞を贈った。
▼福岡に来て5年、慣れない土地でお世話になったからと、リーグ優勝した後、いつも利用するタクシー会社の運転手さん500人全員にビール券を贈った工藤。そんな気配りができるチームリーダーは、『まだまだだよ。これで気を緩めるわけにはいかないよ』と、結んだ。
■星野監督、工藤に脱帽
▼負けず嫌いの中日星野監督も脱帽するしかなかった。『チャンスはつくったんだけどな。うちの打線が弱いとはいえ、9回トータルをゼロで抑えたんだから。相手を褒めるのは嫌だけど、大したもんやと言うしかないやろう』。悔しさをグッと、のみ込んだ。
▼福岡ドーム、ダイエーファン一色の猛烈な応援に中日が、のみ込まれていた。『おまえたちが普通にやれば勝てるんだ』。試合前のミーティングで星野監督はナインに普段着野球の暗示をかけたが、45年ぶりの日本一を狙う大事な初戦を落とした。
▼シリーズ前、星野監督には不安があった。『ぜひ先取点が欲しい。だが、打線はなかなかエンジンがかからない部分があるからなあ』。打線の援護がなく、投手に重圧がかかる。不慣れな福岡ドームで、危ぐした通りの展開になってしまった。投打に不完全燃焼のスタートとなった。
工藤が9回のマウンドに向かう時、博多っ子は皆スタンディング・オベイションで彼を迎えた。この時きっと工藤は鳥肌が立ったに違いない。またこの瞬間、フランチャイズの素晴らしさ、良さを感じ取った筈だろう。今年の日本シリーズは45年ぶりに関東、関西圏のチームが出場しないシリーズとして関心が高まっている。どこかの放送局は『東京や大阪はかなり醒めた目でこのシリーズを見ている事でしょう』とコメントしていたが、『何言ってるの、勘違いしないでおくれ』と言い返したい。今年のような地域性が出る素晴らしいシリーズは日本では45年ぶりなんだと。きっと第3戦以降、ナゴヤドームに訪れるファンも熱狂的に中日を応援する事であろう。これこそが本来の応援する姿ではないだろうか。球場に詰め掛ける90%以上のファンが地元のファン。この場でよく唱えているエクスパンション(球団拡張)を是非進めるべきである。オラがチームのいない地方の野球ファンをいつまで待たすつもりなのか。ひょっとしてこのシリーズがこのエクスパンションを進める為の試金石となるのかもしれない…。
五輪中の公式戦中断なし
来年9月のシドニーオリンピックへのプロ側の協力は、公式戦を中断せずに行うことになった。12球団唯一の議決機関である実行委員会(議長=パシフィック・リーグ原野会長)が23日、福岡市内のホテルで開かれ、川島コミッショナーが『中断は好ましくない』との指針を表明。12球団の代表が公式戦を中断せずに五輪に協力する方向性を確認した。具体的な協力方法については来年1月末をメドに結論を出す。
▼公式戦を中断して五輪に主力選手を派遣する案は、前日22日のパシフィック・リーグ理事会で打ち出された。しかし、かねて中断には反対の川島コミッショナーがこの日、実行委員会の席であらためて指針を表明。『プロ野球は何千万ものファンが注目している。オリンピックが行われる時期はプロ野球が最も盛り上がる時期でもあり、中断は問題がある』とした。
▼パ・リーグ側の主張が1日で退けられた形になったが、パシフィック・リーグ原野会長は『コミッショナーがはっきりとした指針を示したことで、パシフィックの球団も納得した。11月4日のオーナー会議で、コミッショナーがオーナーの了承を求めることになる』と話した。
以前からこの場で申し上げていましたが、サッカー等は下部組織、そう少年サッカークラブから頂点のJリーグまでを日本サッカー協会という期間が全てを管理していますよね。野球の場合はと言うと、多くの組織が存在し、全く意思統一する事が出来ない現状でいます。そういう点から考えると、今回の川島コミッショナーの見解というのは、プロ野球のコミッショナーという立場の意見として『中断は好ましくない』と言っているわけです。例えば彼が日本の野球を全て統括する立場でいれば、また違った回答が得られたはずだと思います。今回の決断は理解するべきだと感じます。
10月23日(土)
日本シリーズ、今日開幕
本当に待ちに待った1999年日本シリーズが18:00、福岡ドームで始まります。日本一に輝くのは星野竜か王鷹か。第一戦の先発は一体誰? 噂通り、中日は野口か(私は絶対川上だと思う)、福岡は工藤か? 戦い終わって、記憶に残るシリーズだったなと多くのファンから言われるような試合を是非見せて下さい。
造反発覚

アトランタに敗れ、ワールド・シリーズ進出を逃したNYメッツのリッキー・ヘンダーソン外野手とボビー・ボニーヤ外野手がリーグチャンピョンシップ・シリーズを敗退した19日の第6戦の試合中、ロッカールームでトランプに興じていた事が分かった。21日、アトランタの地元紙で球団関係者の話として報じられた。
▼2人がトランプを始めたのは8回からで、メッツがサヨナラ負けした延長11回まで続けられたという。
▼史上1位の通算1334盗塁を誇るヘンダーソンは第4戦で途中交代に不満をあらわにしており、一方のボニーヤもシーズン中にバレンタイン監督と起用方で激突。
▼そのあてつけと見られ、選手からは『アイツらの頭をバットでかち割ってやりたい』という声も出たと言う。
ベテランらしくない行為。まあ人間性が出たというか…。あの緊迫した試合展開の最中、カードゲームなんてよくやっていましたね。メッツナインの諸君、コイツらの頭、かち割る事を許可します。思う存分やっちゃって下さい。
与田、サクラ咲く
今季、日本ハムを戦力外となり阪神のテストを受けていた与田剛士投手に、季節外れのサクラが咲いた。22日、最終試験となったシート打撃では5打者に対して被安打3ながらも、合格。90年に中日のドラフト1位ルーキーとして新人王、最優秀救援投手賞を獲得した与田は、“野村再生工場”で再起を期す。
▼与田が中日時代から世話になっている兵庫県芦屋市のホテル花園。午後6時。テストを終えて帰京する為に荷物をまとめていた。その時、携帯電話が鳴った。3時間前に最終テストを終えたばかり。ドキドキしながら受けた連絡は、合格通知だった。『この3日間のテストで疲れたんで、まだ実感はわかないけども、また野球が続けられる、ユニフォームが着られるんだと思うと嬉しいです』。
▼最終試験は悲観的な内容だった。合格へ必死な広永、橋上に痛打された。安藤は空振り三振に仕留めたものの、井上には詰まりながらセンター前へ落とされ、荒井にフォアボール。最速144`だが、野村監督にとてもアピールできたとは思えなかった。『結果を出さなきゃと力んだ。昨日、せっかく監督からいい助言をもらっているのに生かせなかった。途中から下半身を意識してやったけど、中途半端な形になって…』。
▼案の定、ノムさんの反応は冷ややか。『基本的には採用って人はいません。こうすれば再生できるという投手でないと』と合格者ゼロを示唆したのだ。
▼ところが、合否を決める会議で球団編成部が『リリーフとして来季の戦力になると判断した』と高田球団社長。実績で優る石井らを押しのけて野村再生工場入りを果たしたのだ。『我々ベテランにチャンスを与えてもらい、しかも評価をして頂き、本当に感謝しています』。150`を超える剛球で一世を風靡した与田は、再生名人のもとで復活への道を歩む。
与田、おめでとう!本当におめでとう!野球人生最後の止まり木として阪神タイガースを選んだ事を生涯良かったなと思えるようなピッチングができる事を期待しています。来年ナゴヤで会いましょう!
10月22日(金)
この始球式を待っていたんです!
フォークの神様と怪童が対決―。日本シリーズ第3戦(26日・ナゴヤドーム)の始球式を、1954年、中日ドラゴンズに日本一をもたらした杉下茂さん(74)が行う事になった。
▼バッターボックスには、45年前、西鉄ライオンズの若き4番打者として、杉下さんに立ち向かった中西太さん(66)が立ち、54年の日本シリーズが再現される事になった。杉下さんのフォークボールが見られるのか、中西さんがこれを打ち返すのか、注目の始球式となる。
フォークボールを投げようが、それを打とうがそんな事少しも興味ありません。ただこの2人、そう昭和29年の日本シリーズで戦った戦士、中日代表・杉下、西鉄とダイエーは直接関係ありませんが福岡代表として中西このプロ野球界の両OBがフィールドに戻り、始球式を行う、これだけで涙モノじゃありませんか。野球整体師を自負している私としても、この粋な計らいには今日早朝からびっくりしたものでありました。とうとう日本でもOBを大切にするムードが高まってきたという事ですね。それも我が愛する中日ドラゴンズが行ったというところに感激度の度合いが一層増す想いです。もう芸NO人や地方自治体のおエライさん、NHK朝の連ドラのヒロインを起用するのは金輪際ヤメにしましょう。いやあ、晴れの日本シリーズの場に杉下、中西の元気な姿が見られるなんて……嬉しいの一言に尽きます。あっそうだ!観戦チケット持ってねぇ〜んだ。テレビ局の方、このページ見ていらっしゃいましたら、是非このシーンは生で放送してくださいね。宜しくお願いします。
復活の道、始まる
“野村再生工場”のスイッチが早くも点火した。大量13人のテスト生を受け入れている阪神タイガースの秋季練習で、野村監督が1人の右腕に熱視線を送った。『大いに興味があります』。名将にそこまで言わせたのが、日本ハムから戦力外通告された与田剛士。かつて150`超の速球で大活躍した実績十分ノベテランに、なんと野村監督自らがアドバイスを送って再生をスタートさせたのだ。
▼『考え違いをしてるんじゃないかと思ってね。こちらの考えを言っただけですよ。ちょっと言っただけだけど、すぐに出来ていた。今日は昨日と比べて球が違っていたでしょ』。1回目の“ささやき講座”は、まず与田がブルペンへ向かう前。何やらヒソヒソ話をした後で野村監督は与田の投球内容に見入った。2回目はテスト終了後、レフトフェンス際で再開。他のテスト生が羨むような身振り手振りも交えた約10分間の講座だった。
▼『体の力を持っているんだから、下半身をもっと伝えれれば、もっといい球がいくと言われたんですよ。体重移動をもっとうまく使え、と。上体だけで打者にタイミングがあってしまうことがありましたからね』。野村監督のアドバイスに、与田は感謝感激だ。過去の実績を捨てて挑むテスト入団。ワラをも掴む思いだけに、その言葉が胸に響く。昨年右肘手術に踏み切ったのは『もう一度、マウンドで投げたい』という一心から。この3日間に野球人生の全てを賭けているといっても、過言ではないからだ。『明日(22日)のシートバッティングが1番大事でしょうね。持てる力を全部出したい』。今日22日のシートバッティングで、3日間のテストメニューは終了する。サバイバルの実戦テスト。果たして与田は野村監督の再生工場入門者として合格通知が届くか、注目だ。
ちょっとした一言でかつての剛球が蘇る。そう祈るよ、与田君。このチャンス死に物狂いで掴み取れ!DDFはずっと君を応援し続けるよ、これからもずっと! 来年ナゴヤドームで再会しようよ。そして中日相手にあのうなりを上げた速球を再び見せておくれ!
20世紀オールスターに選出
野球賭博疑惑で永久追放処分を受けているピート・ローズ氏が『20世紀オールスター』の一員に選ばれ、24日のワールド・シリーズ第2戦の前に行われる式典に参加できる事になった。
▼ファン投票最終日となったこの日、ローズ氏が外野手9人中9位になる事が確定。処分が解かれないまま、公式の場への出席が許可される事になった。ファン投票選出の25人に特別推薦5人が加えられ、計30人となる『20世紀オールスター』は、23日に正式に発表される。
罪を許す国、それがアメリカじゃないですか。セリグさん、ローズ氏に腕立て伏せ1日1000回、近所の掃除2年間とか色々と注文つけて結構です。彼をそろそろ許してやってはくれませんか? だいたい人生自体がバクチみたいなものじゃありませんか。
10月21日(木)
創刊第3号の目玉は…
●野球バカ待望の野球バカ雑誌・白夜書房刊『野球小僧 3』が来月11月4日に全国有名書店で発売される事が決定した。第3号という事もあってか、目玉の特集はそう、背番号3、50過ぎのオヤジどもが泣いて喜ぶ、ミスタージャイアンツ・長嶋茂雄。他誌では絶対見られない、見た事がない角度からの茂雄ちゃんが満載との事。実は私も未だ記事を読んでいない為、なんとも言えないが、あの編集長が絶賛しているのだから間違いない。長嶋フアンは必見と言えよう。
●先頃韓国で行われたシドニーオリンピック・アジア予選を密着取材。韓国チームを丸裸に分析!きっと韓国ナショナルチームの首脳はこの本を入手した途端、ミーティングを開く事となるであろう。また今回もお馴染み、ドラフトネタも特集。ごひいきチームのドラフト候補生は誰か? こんな事書いちゃうと凄く気になっちゃう?
●他、野球バカにはたまらない記事が満載。何度も読み直してボロボロになったという読者が後を絶たないと聞く。そんな人はあらかじめ2冊程買ってよくと良いでしょう。定価1,200円(税別)、お問い合わせは、
▼白夜書房 営業部 03-5950-5101まで。
力尽く
ナショナル・リーグのリーグチャンピョンシップ・シリーズ第6戦は19日(日本時間20日)、アトランタ・ターナーズフィールドで行われ、アトランタ・ブレーブスが延長11回、4時間25分の死闘を制し、10-9でNYメッツにサヨナラ勝ちを収め、4勝2敗で、アメリカン・リーグの覇者NYヤンキースとのワールド・シリーズ(23日〜)に3年ぶりの進出を決めた。NYメッツは5点差を追いつき、8,10回には勝ち越したが最後は力尽き、来年3月29,30日に東京ドームで行われるCHIカブスとの開幕戦で新たなスタートを切る。
●アトランタ10-9NYメッツ
▼ケニー・ロジャースのストレートが外角高めに外れた瞬間、ベンチのバレンタイン監督は『Oh! No!』ト叫んだ。両チームが全野手を使い果たした延長11回裏、1アウト、フルベース。フルカウントから見送ったアンドルゥ・ジョーンズが両腕を突き上げながら1塁に走り出し、'99メッツは終焉を告げた。
▼ロッカー室の掲示板に『Why Not?』(俺達が負ける筈がない)と書いて試合に臨み、『ミラクル』を信じて疑わなかったナインは、人目もはばからず涙を流した。中継ぎウェンデルは押し出し四球のロジャースを抱きしめ、泣きじゃくった。
▼王者アトランタを、あと一歩のところまで追いつめた。バレンタイン監督は試合後に、『選手には“お前達は王者のように戦ったんだ”と話した』と、声を震わせて選手を称えた。
この敗戦でヤンキースとの初のNY対決『サブウェイ・シリーズ』の夢も途絶えましたね。この敗戦が来年以降の戦いに必ずやプラスになって選手一人一人の財産になる事を信じます。また来年があるじゃないか!
10月20日(水)
経験と勝負強さの差
アメリカン・リーグ、リーグチャンピョンシップの第5戦がボストン・フェンウェイ・パークで行われ、NYヤンキースが6-1でボストンに快勝。対戦成績を4勝1敗として、2年連続通算36度目のワールド・シリーズ進出を決めた。先発して勝利投手となったヤンキースのオルランド・エルナンデス投手が、2試合(15回)に登板して1勝、防御率1.80をマークし、シリーズMVPを獲得。ヤンキースは23日から始まるワールド・シリーズで、2年連続25度目の世界一を目指す。
●NYヤンキース6-1ボストン
▼午前零時半のフェンウェイ・パークはは気温4度。静まり返る敵地のファンが見つめる前で、ヤンキース・ナインの歓喜の輪がマウンド上で膨らんだ。最後の打者ジェイソン・バリテックをレフトフライに仕留めた5番手メンドーサが、駆け寄ったブローシャスを両手を広げて迎えた。ポサダ、ジーター、ノブロックらが2人に飛びつく。輪に加わったエルナンデスがまくし立てた。『こんな美しい場面は想像したこともなかった。それが現実に起こっているんだ』。
▼エルナンデスの力投に勢いづいたヤンキースは、スタントン、ネルソン、ワトソン、メンドーサと小刻みに投手をつなぎ、ボストンを圧倒。シーズン最多勝の勢いで頂点に上り詰めた昨年と違い、今年は経験と勝負強さのを発揮した一丸野球で勝利をつかんだ。『今年の方が選手は満足していると思う。ワールド・シリーズ連覇は難しいが、相手がどちらでも、とにかくウチの勝利を目指すだけ』と、トーリ監督。シャンパンシャワーに酔いながら、気合を入れなおしていた。
■痛かった失策 〜5試合で計10個
ボストン・レッドソックスの81年ぶりのワールド・シリーズ制覇の夢が消えた。失策で決勝点を与えた前日に続いて、この日も7回に2失策などで手痛い2失点。シリーズを通じた失策は、新記録の合計『10』を数えた。
▼『1年を通じて選手は素晴らしいプレーを見せてくれた。ただ、最後にチャンスを生かせず、ミスを犯したという事』と、うなだれたウイリアムズ監督。1-4から反撃に転じた8回の攻撃中には、第3戦でヤンキース打線を沈黙させたペドロ・マルティネス投手がブルペンで投球練習を開始。大歓声が起きたが、エースのシリーズ2度目の登板機会は来ないまま。『もう一度、マウンドに立ちたかった。ショックだ』。マルティネスは声を落とすばかりだった。

試合終了後、お互いを称えあうガルシアパーラとペドロの二人
■ベイブの娘が始球式
メジャーリーグの伝説の名選手、ベイブ・ルースの娘のジュリア・ルース・スティーブンスさん(82)が18日のボストン-NYヤンキース戦で始球式を務めた。
▼ベイブ・ルースは1920年、ボストンから金銭トレードでヤンキースに放出。その後、ボストンがワールド・シリーズで勝てない事から『バンビーノの呪い』と言われているが、スティーブンスさんは『単なる迷信。不運が続いているだけ』と笑った。
▼スティーブンスさんは、現在アリゾナ在住。本来はヤンキースのファンだが、今年だけは劇的な試合が多く、優勝から遠ざかっているボストンを応援しているとか。父のルースとの思い出を聞かれると、『私が病気の時、病院に飛んできて輸血してくれた時と、結婚式で横を歩いてくれたときがベストメモリー』と懐かしそうに話していた。
今回の勝敗は経験と勝負強さの差が出ましたね。強いチームはミスをしない。これ鉄則です。ヤンキースはボストンのミスにつけこんで勝利を勝ち取ったもの。ボストンは今後ますます強くなっていくチームだと感じます。足りないものは何かを早く掴み取り、来年はヤンキースをブっ倒す勢いのシーズンが送れるようチーム強化を図ってください。楽しみにしています。
日本では最後の勇姿?
横浜ベイスターズ・佐々木主浩投手が19日、メジャー移籍へ向けて『復活』を宣言した。宜野湾球場で行われた沖縄ハイサイリーグの広島戦に、右ひじ手術後初登板。79日ぶりのマウンドで1イニングを打者3人、8球で仕留めた。
▼すべて直球で最速は146キロをマーク。7割程度の力ながら『また来年も野球ができる。来年も投げる姿を見せたい』と、確かな手ごたえ。観戦に訪れた家族もメジャー移籍を後押しし、あとは日本シリーズ後のFA宣言を待つばかりとなった。
これが日本プロ野球回での佐々木としては見納めとなるのでしょうか。メジャーから4年で40億円というオファーも噂されている(これは絶対ないと思う)佐々木。メジャーで好きな球団はと聞かれるとアトランタと答えるという。アトランタには『今、ニューヨーカーに最も嫌われている男』として有名な豪腕サウスポー、ジョン・ロッカーが今年から抑えの切り札として頭角を現しているが佐々木参入となると、ますますリリーフ陣に厚みが増すに違いない。常勝チームという事もあり、佐々木は1番にアトランタ移籍を考えているのではないだろうか。まあ採ってくれたらの話しですがね。
10月19日(火)
ミラクルモード突入
ナショナル・リーグ、リーグチャンピョンシップシリーズ第5戦がNY・シェイスタジアムで行われ、NYメッツが延長15回に4-3でアトランタに逆転サヨナラ勝ち。殊勲のロビン・ベンチュラ内野手はナインの祝福ぜめでホームを踏めず『サヨナラグランドスラム』が『ライトフェンス越えシングルヒット』に修正される“世紀の珍グランドスラム”で5時間46分の激闘に幕を閉じた。
●NYメッツ4-3アトランタ 〜シェイ・スタジアムの興奮は、収まりがつかなかった。延長15回裏、プラットの押し出し四球で同点とし、なお1アウト・フルベース。今シリーズ18打数1安打と絶不調だった5番ベンチュラがカウント1-2から新人マグリンキーをとらえた打球は、ライトスタンドに一直線に吸い込まれた。
▼フェンスを越えるのを確認する間もなく、ロッカールームでテレビを見ながら祈っていた先発・ヨシイがグラウンドに飛び出す。2番手で投げたハーシュハイザーは子供のように飛び跳ね、顔中を涙で濡らす選手もいた。
▼明日なき戦いをメジャーリーグ史に残る激闘で制したメッツナインは、雄たけびを上げながらベースを回るベンチュラに殺到し、セカンド付近で囲むと手洗い祝福を繰り返した。
▼延々と続くセレモニーに、ポストシーズン最長記録となる5時間46分の試合に疲れ果てた審判団は、3塁ランナー・セデーニョがホームを踏んだのを見届けただけでグラウンドを去った。グラウンドキーパーもベンチュラと1塁ランナー・プラットの生還を待ちきれず、ベースを引き抜いてしまう。試合終了から10分後『ベンチュラはホームを踏んでいない為、ライトフェンス越えのシングルヒット』と公式記録が発表され、スコアも『7-3』から『4-3』に変更。
▼『ファーストベースさえ踏んでいればメッツの勝ちだ。それで十分。みんなが帰った後、フィールドに戻って1人でダイヤモンドを回るさ』。満塁弾を取り消され、記録上は『1シングルヒット、1打点』となったベンチュラは、こう言うと笑いを誘った。両チームの出場選手はポストシーズン新記録の45人(メッツ23人、アトランタ22人)。9人の投手リレーで凌いだメッツは、残っていた選手が第3,4戦で先発したライターとリードだけだった。そのリードも、15回裏にはブルペンで登板に備えたほどだ。『試合のほとんどを覚えていない。でも、選手達を最後まで信じていた』と、体を震わせるバレンタイン監督。史上初の3連敗から4連勝へ『ミラクルメッツ』の幕は上がった。
■試合終了10分後に公式記録4-3に
●“世紀の珍グランンドスラム”で幕を閉じた熱闘に、試合後の報道陣、ファンは『この試合の正式スコアは一体いくつなんだい?』と大混乱した。放映したNBCテレビは『7-3』と流し、モンタギュー主審は『私はサードランナー、セカンドランナーがホームを踏んだのを見た』と『5-3』を主張。結局は試合終了10分後に、ナショナル・リーグ公式記録員が『サヨナラ勝ちで決勝点以外のスコアが認められるのはホームランの時だけ。ホームを踏んでいないベンチュラはシングルヒットとなるから、スコアも4-3』と発表し、決着がついた。
■悪夢アトランタ
●逆転サヨナラを喫した22歳の新人マグリンキーは『ベースボールというゲームがこんなに狂ったモノだとは知らなかった。本当に狂った試合だった…』と、目を赤くした。15回表2アウト2塁から、ロックハートの右中間を深々と抜ける3ベースヒットで待望の勝ち越し点。あと3つのアウトで“胴上げ投手”となるはずが先頭のダンストンに粘られ、12球目をセンター前に運ばれたのが悪夢の始まりだった。コックス監督は『凄い試合だった。チャンスを潰し過ぎた』と疲れきった表情で淡々と語った。
ミラクルメッツという言葉はまだ死んでいなかった。劇的、そうあまりにもドラマティックな幕切れ。勢いはもう完全にメッツ、と多くのファンはそう思うことでしょう。しかし名将コックスはきっとこう思っているはず『まあそう慌てなさんなって』と。15回の時点で今季絶好調のミルウッドを出そうと思えば、たやすくストッパーとして指名できたはず。しかしこの場面をルーキー・マグリンキーに託したあたり、幾千もの厳しい戦いを繰り返してきたコックスならではの“作戦”が見えたものであった。本拠地アトランタでの第6,7戦に控えるミルウッド、グラヴィンで必ず勝てるという自信があっての事であろう。ただ野球はやってみなければわからないスポーツ。コックスの自信が過信であって欲しくないとアトランタファンは思っているに違いない。
再び誤審に泣く
アメリカン・リーグのリーグチャンピョンシップシリーズの第4戦が昨日同様ボストン・フェンウェイ・パークで行われ、NYヤンキースが今シリーズ度々起こる『誤審』の末、ボストンに9-2と圧勝。アトランタ同様、ワールド・シリーズ進出に王手をかけた。
●NYヤンキース9-2ボストン 〜NYヤンキースは殺気だった敵地スタンドの中でワールド・シリーズ進出に王手をかけた。9回に6点を追加し、9-2と勝利を決定付けたその裏、ガルシアパーラのサードゴロは微妙な判定で1塁アウト。抗議したボストンのウイリアムズ監督が退場処分を受けるとフェンウェイ・パークは怒号に包まれ、フィールドにガラス瓶などが次々と投げ込まれる。ついには警官隊が出動し、ヤンキースの選手達は審判の指示でベンチ裏に逃げ込んだ。
▼試合は8分間の中断。8回裏1アウト1塁でも、ゴロを捕ったヤンキースのセカンド・ノブロックの走者への“空タッチ”がアウトと判定された。その塁審は、13日の第一戦で誤審を自ら認めたトゥシーダ審判員。抗議したウイリアムズ監督は引き下がったが、ボールパーク内のTVモニターでノータッチのシーンが何度も繰り返されると、ファンや選手達の怒りのボルテージは最高潮に達していた。同塁審はこの日も試合後に『私のジャッジが間違っていた』と誤審を再び認める発言をした。
▼異様なスタンドの光景に、ヤンキースのトーリ監督は『驚いた。どのボールパークでも起こり得ることだが、残念でならない』と絶句。ワールド・シリーズにあと1勝としても、喜びは半減していた。
■判定に泣かされたボストン
●退場を宣告されたウイリアムズ監督は、試合後も怒りが収まらず記者会見をキャンセル。広報を通じ『まだシリーズは終わっていない』と、短いコメントを発表した。序盤は2-1とリードも、4回に逆転された。9回にはラディーのグランドスラムなどで絶望的な6点差とされ、失点はいずれもエラーから。判定にも泣かされたが、自滅と言ってもいい内容だった。ファーストのスタンリーは『とても残念。彼らは正しくなかった。全然正しくなかった』とファンの暴挙を謝罪して回り、前日の大勝の勢いは消えうせていた。
今シリーズにおいての『ベイブの呪い』がトゥシーダ審判員に乗り移っていない事だけを祈ります。ペドロだけしか勝てないという周りの風潮を絶対打ち破ってもらいたいものです。ミラクル・ボストンに期待!!
球団の対応に拍手
千葉ロッテを戦力外となった小宮山悟投手が、今日19日から他球団との交渉を開始できることになった。石井良一球団本部長が18日、小宮山が自由に国内外の球団と移籍交渉できることを了承したため。これによりFA宣言とは関係なく、事実上の自由契約選手として他球団と交渉可能となった。
▼14日に行われた球団との交渉で小宮山は、他球団へ移籍するFA権行使を明言していた。だが、この日は『FAを宣言すると移籍した球団に補償金が必要になるなど、自分で自分の首を絞めることになる』と話し、FAの権利行使に消極的な姿勢も見せた。
▼さらに小宮山は『球団に感謝したい。FA宣言するかどうかは、今後先方との交渉によって決めたい。まずは自分を必要としてくれるところを電話連絡で確認していきたい』とも話した。小宮山がFA宣言し移籍した場合、今季の推定年俸1億1000万円以上の補償金負担が移籍球団に発生する。これを避けるためにFA宣言しなければ、11月末提出期限の保留者名簿から外れ、自由契約選手となる。
▼今回のケース、石井本部長は『10年間うちのエースとしてやってくれたので』と、小宮山の功労に対するチームの温情措置であり、後は小宮山が自分の意思でより意向に沿った球団を選択できる事になったと言えよう。
球団首脳がどういう思いでこのような処置を取ったのかは知らないが、一選手の今後の選手生命を考えてくれたこのケースに拍手を贈りたいと思います。小宮山とフロントには過去色々と軋轢があったと新聞紙上で報じられていますが、そういった過去の経緯は断ち切ってのこの決断、千葉ロッテという球団の懐の大きさに敬意を表します。何やら小宮山はメジャー移籍の線はほとんど無くなったとか。噂のYGマークを身に付けるのでしょうかね。
10月18日(月)
白熱メジャーリーグ
メジャーリーグのプレイオフ、リーグチャンピョンシップシリーズは16日(日本時間17日)、2試合が行われた。ボストン・フェンウェイパークで行われたアメリカン・リーグはNYヤンキースがボストンに1-13と惨敗し、2勝1敗。この敗戦でNYヤンキースのポストシーズン連勝記録もメジャータイ記録の『12』でストップした。
ナショナル・リーグはNY・シェイスタジアムで行われ、3連敗で後がないNYメッツがアトランタに3-2と逆転し、成績を1勝3敗とした。
●ボストン13-1ニューヨーク 〜ボストンに降りかかる『ベイブ・ルースの呪い』も、この男が投げる時だけは関係ない。0勝2敗のチームを救い、NYヤンキースのポストシーズン連勝を『12』で止めたのは、エースのペドロ・マルティネスだった。7回を投げ2安打2四球、12奪三振。試合巧者が揃うヤンキース打線に、2塁さえ踏ませなかった。
▼『ロジャーを早めにKOしてくれたのが良かった。それからは、相手の打者もボールになるチェンジアップやカーブを振ってくれた』と、ペドロ。2年ふせり2度目のサイ・ヤング賞も確実な右腕は、クレメンスとの投げ合いに完勝し、ご機嫌。
▼ディビジョナル・シリーズ第4戦で23点を奪った打線も、それ以来となるフェンウェイ・パークでアメリカン・リーグ・リーグチャンピョンシップシリーズ新記録となる21安打、同タイの13得点。チームのリーグチャンピョンシップ連敗記録も『10』で止まり、地元で息を吹き返した。
■CLEMENS WHO?
▼かつてのボストンの英雄ロジャー・クレメンスに対し、ボストンのファンは容赦しなかった。ボストン時代の13年間で挙げた勝ち星は192。だが、NYのジャージを着た“裏切り者”にはウォーミングアップから大ブーイング。その中で初回にいきなり2番バレンティンに2ランを浴びるなど、3回も持たず6安打5失点の大乱調。『感情を抑えることはできていた』と強がるクレメンスは、ボストン時代からのポストシーズン通算も11試合で2勝3敗と負け越しとなった。
●NYメッツ3-2アトランタ 〜メッツの望みをつなぐ打球が、ショート・ギーエンのグラブをはじきセンター前に抜ける。2-1と逆転された直後の8回2アウト2,3塁。ジョン・オルルドが放った起死回生の逆転打。相次いで生還したセデーニョとモラは顔をグシャグシャにして抱き合い、5万5872人で埋まったスタンドは狂喜乱舞のお祭り騒ぎとなった。
▼メッツファンを『負け犬』とこきおろ下ろし、『ニューヨーカーから最も嫌われる男』となったロッカーの、代わりはなを捕らえた一撃。ロッカーに通算9打数ノーヒットに抑えられ、今シリーズ第1、2戦でも三振のオルルドは『アイツはオレのことをカモに思っているかもしれないが、たまにはこういうこともあるもんだ』と、まくし立てた。
フェンウェイパークという所は一種独特な雰囲気を持つボールパークである。しかしこの日はまた特に殺伐とした雰囲気の中でシリーズが行われたことであろう。かつての英雄ロジャー・クレメンスがボストンファンの一番嫌う“NEW YORK”のジャージを着て、ボストン相手に投げてきたからだ。まるで現役時代の中日・星野仙一が讀賣に移籍したようなもの。こう例えれば中日ファンには納得して頂けるものであろう。その旧エースを今やチームの守護神である新エース、ペドロが見事に投げ勝ったのだからボストンファンとしてはたまらない1日となったに違いない。双方のリーグ連勝・連敗記録がこの日で止まった。何やら流れが一変した。ボストンのワールドシリーズ進出も何だか現実味を帯びてきた。
ヤンキースが不在のNY。野球熱に盛り上がりが欠けているかと思いきや、シェイスタジアムにはレギュラーシーズンには考えられないトップデッキまでファンが詰め掛ける程の超満員の盛況ぶり。やはりミラクルメッツを期待し、地下鉄に乗ってやってきているのであろう。それにしても劇的な逆転勝ちを飾ったものである。それもあのにっくきクソ野郎(メッツファンから見れば)・ロッカーを打ち砕いての勝利だけにこの夜のメッツファンはさぞかし酒が進んだものであろう。しかしもう3敗しているだけに後がない状況は変わりはない。本当にミラクルがあるのであればこれからなのだ。
10月17日(日)
暴動寸前
メジャーリーグ、ナショナル・リーグ
リーグチャンピョンシップは15日(日本時間16日)、ニューヨーク・シェイスタジアムで第3戦が行われ、アトランタがメッツを下し3連勝、リーク゛チャンピョンに王手をかけた。この日はメッツに対して問題発言を繰り返していたアトランタのクローザー、ジョン・ロッカーが登板。ボールパークは異常な雰囲気に包まれた。
▼試合後のシェイスタジアムは暴動寸前の騒乱となった。メッツファンのターゲットは、アトランタの抑えの切り札・ロッカー。1点リードの9回を迎えるとガッツポーズで雄たけびを2度、さらに静まり返ったカタンドに拳を突き上げ、3塁ベンチ前のヒーローインタビューでは『コイツらを黙らす為には、試合でメッツを叩きのめすしかないからな』と、舌まで出し挑発したからだ。
▼それまで『ロッカー、かかってきやがれ』『ロッカー、てめえクサイぞ』などのプラカードを掲げていたNYファンは、これで完全にプッツン。フェンスに殺到し、ロッカーを罵倒し、警官隊が必死に制止する事態となった。
▼今シリーズ前にバレンタイン監督の采配を皮肉り、メッツファンの事も『負け犬』『バカ』と徹底的にこき下ろした。今や『ニューヨーカーから最も嫌われる男』という称号まで頂戴。問題発言からNY初見参となったこの日も、ロッカーが待機する外野ブルペンにはスタンドからビンや電池、ロールパン等が投げ入れられた。
▼それでも、試合となれば独壇場だった。1-0の9回、大ブーイングの中をいつものようにブルペンから全力疾走でマウンドに上ると、1球1球に『ウォリャー!』と叫び、打者を威圧する。先頭のアグバヤーニがショートエラーで出塁しても、MAX97マイル(約156`)で後続を3人でピシャリ。193a、92`の巨漢左腕は、ディビジョナル・シリーズ第3戦から5連投の疲れも全く見せなかった。
▼サイ・ヤング賞3人を抱えるアトランタ投手陣は、淡々と投げて勝つ“知性派”がカラー。その中で闘志を剥き出し、今季38セーブを挙げた新守護神は、異色の存在だ。
▼自分の記事で埋められたNY市の地元紙を持ちながら『こうやってけなされると、オレは一層燃えるんだ。本当のオレはもっと謙虚だけどな』とロッカー。口も肩も絶好調の24歳は、豪快に笑った。
パーフェクTVでロッカーが登場する瞬間をプレビューで偶然見ていたのですが、異様な雰囲気でした。その中でピシャリと抑える好投を見せたロッカー。負けん気が193aの身体から溢れんばかりの感じでしたね。それにしても『ロッカー、臭いゾ』とはアメリカらしい野次り方ですね、全く。もう一敗もできなくなったメッツ。1999年、NYにミラクルメッツは起こるのか、今日の試合は見物です。
前哨戦、不戦勝
『王さんは、オレを警戒しとるのかな…。ノムさんのように、挑発するわけでもないのに』。中日ナインが合宿中の名古屋市内のホテル。1Fのラウンジで、報道陣と雑談しながら、星野監督がニガ笑いした。
▼実は17日のNHKテレビ『サンデースポーツ』と、19日のテレビ朝日系『ニュースステーション』に両監督が揃って生出演する予定になっていたが、王監督がチームのミーティングを理由に東京行きをキャンセル。福岡からの出演となり、シリーズ前の注目の“直接対決”は残念ながらお流れとなってしまったのだ。
▼『王監督が福岡からわざわざ出てくるのだから』と、東京での出演を了承していただけに、星野監督は『夜10時に、そんな大事なミーティングがあるの?』とニガ笑い。東京−福岡と放れてのシリーズ前哨戦。果たしてどんな展開になりますか。
まさに武蔵・小次郎の戦い?王監督は 『もう戦いは始まっているんだ! 何故この期におよんで作り笑いを浮かべてスタジオなんかに入れるか』と言わんばかりなのでは。星野監督の言動を余裕ととるかシリーズを盛り上げる為のショーマンシップととるか、どちらなのでしょうか? 実は両方正解だったりしてね。
10月16日(土)
夢は監督
当HP第一回野球原人に選ばれ、今年限りで現役引退、自由契約となった大阪近鉄バファローズ、カズ山本外野手が15日、指導者を目指すことを明らかにした。大阪市中央区の球団事務所で引退会見を開いた同選手は、その前に行われた球団首脳との話し合いの中で、コーチなど指導者のポストに就きたい意向を示した。
▼近鉄入りから南海、ダイエー、大阪近鉄と23年間、プロで渡り歩いた。シーズン終盤に戦力外通告を受けたものの、カズ自身は現役に固執。9月30日福岡ダイエー戦で篠原から劇的な勝ち越し本塁打を放った。『これ以上の感動をファンに与える自信がなくなった』と引退を決意した。
▼今後の身の振り方に関してカズは『まだ僕の夢は続きます』と、野球に関係した仕事に携わっていくことを希望。今月11日に西武金村と一緒に参加した引退パーティで、山本は周囲もはばからず大泣きした。その席上、親しい関係者には『これからは若い選手を教えたい』とも伝えている。
▼プロで修羅場をくぐり抜けてきた打撃技術はだれもが認める。『時とタイミングが合えば選手を教えてみたい。これからの夢は監督になることです』。これからは“カズ山本監督”の大きな夢を追いかけていくことになった。
まだ私の心の中には現役で頑張って欲しい、もう一年だけでも、という気持ちがあります。しかし本人が決めた事。これからは絶滅寸前の野球原人を一人でも育成できるよう指導者としての道を歩んでもらいたいですね。情深い監督になる事でしょう、きっと。
1試合あたり184円!?
オリックス・ブルーウエーブが仰天の価格破壊を実行する。球界初の試みとして来季のグリーンスタジアム神戸の2階席を『シーズン自由席』として3万円から1万円の格安料金で売り出すことを15日、発表した。57試合を開催した今季に当てはめれば、1試合当たり184円から552円という超破格値。儲け度外視で、観客動員の低下に歯止めをかける。
▼オリックスは自信たっぷりに、広告チラシにこううたった。『えっ!! シーズンまるごと(1万円)』。エリア指定型の自由席とはいえ、シーズン席が3万円から1万円という超低価格。優勝した福岡ダイエーの本社を上回る?出血大サービスを来季から開始する。
▼空席の目立つ2階席、その1万2000席を3ブロックに分け、エリア限定のシーズン自由席とする。価格は税別で3万円から1万円。消費税を加算しオープン戦も含めて57試合を行った今季実績で割ると、1試合当たり184円から552円になる。缶チューハイ1本分で、野球観戦できる計算だ。『格安のチケットなら何度も足を運んでもらえるのではないか。2階席全体が満杯になって初めて、利益は今季と同等となる計算です』。
▼オリックスの西出宏営業副部長が話す。1万2000席分売れなければ、球団の儲けは上がらないという。それでも『お客さんが増えれば球場の雰囲気がよくなる』(西出副部長)と熱気あふれるスタンドを望んで割引に踏みきった。
▼かろうじて120万人を超えた今季の観客動員は、前年比10.3%減少とリーグワーストの落ち込み。『イチロー選手の残留が決まり、従来の年間指定席も好調です』と西出副部長は巻き返しに必死だ。来年グリーンスタジアム神戸は日本国内では後楽園球場以来の内野天然芝にリニューアルし、オールスターも開催する。さらに超低価格のシーズン自由席をしかけ、大歓声を呼び戻す。
この企画は素晴らしい! 常日頃満員にならない球場ならば入場料をディスカウントしてでもお客を招き入れる。この考え、昔から私の頭の中に存在していたのですが、とうとう実現しましたか。うれしいですね。ガラガラで一銭も収入がないのなら、1円でもいいからお客に入ってもらう。絶対こっちの方が得ですよね。他には映画館も同様な事が言えます。大人1,800円も現状では話題性が高い作品や映画好き以外の人はなかなか足が映画館に向かないし、ましてやなかなか毎日満員にはならないはず。何故500円でもいいから誰でも行きやすい環境にしないのかなと思いますけどね。しかしオリックスはやってくれました。エライ! 1試合184円で観戦できるなんて夢見たいな話ですね。
セ新記録!
ラストチャンスで横浜ベイスターズ、ロバート・ローズが決めた。今季最後の打席となった7回裏、2アウト2塁でローズが斎藤の直球をたたいてしぶとく三遊間を破った。これで今季の通算安打を192本とし、1950年(昭和25年)の藤村富美男(阪神)を抜いてセ・リーグ新記録となった。このタイムリーヒットで今季153打点となり歴代単独2位。打率.369は落合博満(当時ロッテ)の.367を抜く右打者での最高打率と、記録ラッシュのシーズンを終えた。
▼出場に乗り気ではなかったローズの、疲れた背中を押したのはミッシェル夫人だった。『あと1本じゃない。その後は長いオフが待っているわよ』。これで最後の気力がわいた134試合目の最後の打席で達成した。すでに権藤監督から、来春のキャンプも今年同様に2月20日ごろからの合流を許可された。来年も記録が期待されるが『家で聴くレコードはいっぱい欲しいけど、野球のレコード(記録)はもういいよ』と最高のシーズンをジョークで締めくくった。今日16日に帰国する。
打点も惜しいところまでいったんですがね…。まっこれは来年のお楽しみとして、本当にお疲れ様でした。今季貴方の活躍に真のMVPの表彰は無理だと思いますから、DDFは特別にDDF最高殊勲右打者賞を贈ります(笑)。来シーズンも今年異常の活躍を期待しています。
10月15日(金)
野球原人
当HPでは久々となる新コーナーが立ち上がりました。その名も“野球原人”。現在、日本プロ野球界において、誰からも愛され、誰からも親しまれ、誰からのバカにされる(良い意味で)愛して病まない野球原人たちが絶滅化しています。この現状に危惧した我々DDFスタッフは野球原人保護の意味で野球ファンの皆さんから色々と情報を頂き、野球原人の素晴さを伝えていきたいと考えています。
▼情報として、@野球原人のこんな一場面に遭遇したA野球原人のこんな名言を知っているBこの野球原人なら絶対これをテーマソングにしたいC私が持っている野球原人の心温まる写真等々を募集します。
▼下記ロゴをクリックして、掲示板に情報を投稿して下さい。野球バカである貴方たちの一通一通の情報が野球原人の絶滅化をきっと防ぐことになるでしょう。多くの情報が届く事を心待ちにしています。
注)写真の場合はメールでお送りください。
ルースに呪われた?
メジャーリーグのリーグチャンピョンシップ・シリーズは13日(日本時間14日)、2試合が行われ、アメリカン・リーグはニューヨーク・ヤンキースタジアムでNYヤンキースVSボストン戦が行われ、NYヤンキースが延長10回、チームリーダー、バーニー・ウイリアムズ外野手のサヨナラアーチで4-3と先制。ボストンは、79年前にベイブ・ルースを売り渡した宿敵との決戦を、審判の誤審やミスで落とした。
▼ウイリアムズの打球が、必死に背走するセンターフィールダー、ダレン・ルイスの頭上を越えていく。『408ft』と書かれたフェンスの向こうに弾んだ時、ボストンのナインは呆然とグラウンドに立ちすくんだ。
▼3-3の延長10回、この回から登板した5番手ロッド・ベックの代わりはなを捕らえた。その時、時計の針はちょうど午前零時。スタンドでは、ヤンキースファンが、ボストンファンに向けた『ベイブ・ルースの呪い』『呪いを思い出せ』などのプラカードがベイブ・ルースの似顔絵と共に掲げられ、落ち込む選手達の前で不気味に揺れた。
▼『持てる力を発揮した』と、ミステリアスな敗北に唖然としたウイリウムズ監督。2回までに3点をリードしながら、7回にキャッチャー・バリテックがライトからの返球をまさかの落球で同点。逆に10回表の攻撃では、無死1塁からのバレンティンのサードゴロで2塁に入ったノブロックが落球しながら、『捕球後に落とした』と判断されアウト。その2塁塁審は試合後、『ビデオを後から見たら、私のミスだった』と告白するオマケつきだった。
▼ディビジョナル・シリーズ第4戦で23得点を挙げる等、最高の勢いで臨みながら初戦を落としたボストン。1918年を最後にワールドシリーズ制覇と無縁で、その原因の1つとされているのが、当時25歳のベイブ・ルースをヤンキースへ12万5000j(約1300万円)で売り渡した事。それ以来、同じ古豪のライバル、NYヤンキースが24度も世界一を達成したのに対し、ボストンは4度のワールドシリーズをいずれも3勝4敗で不運の敗退を続けている。ボストンのファンは、これを『ベイブの呪い』と信じて疑わない。
今年も『CURSE(呪い)』は続くのか―。
■ベイブ・ルース“売却事件”
1920年1月5日、ボストンのオーナー、バット・フラジー氏(演劇プロデューサー)が、資金繰りのために12万5000jでベイブ・ルースをNYヤンキースに売り渡した。フラジー氏のミュージカルにヤンキースが35万jをローンで資金援助する事も約束された。投手としても活躍していた当時25歳のルースは、18年のワールド・シリーズでも2勝を挙げ、優勝に貢献していた。
■ボストンを襲うベイブ・ルースの呪い
| ▼1946年 | セントルイスとのワールド・シリーズを3勝2敗から逆転負け。守備の乱れで第7戦を落とす。 |
| ▼1949年 | レギュラーシーズンの最後の2試合でヤンキースに連敗し、リーグ優勝を奪われる。 |
| ▼1967年 | セントルイスとのワールド・シリーズを3勝4敗。豪腕ボブ・ギブソンに3勝を全て完投で許し、第7戦でなんと彼からホームランまで食らう。 |
| ▼1975年 | シンシナティとのワールド・シリーズを3勝4敗。第6戦を名捕手カールトン・フィスクのサヨナラアーチで勝ちながらも、第7戦を3-0から逆転負け。 |
| ▼1978年 | 14ゲーム差をつけていたヤンキースに最終162試合目で並ばれ、ワンゲームプレイオフに敗れる。当時のボストン監督は、現ヤンキースのドン・ジマー・ベンチコーチ。 |
| ▼1986年 | NYメッツとのワールド・シリーズを3勝2敗から逆転負け。ロジャー・クレメンスが先発した第6戦は2点リードの延長10回裏、2アウト走者なしからの逆転サヨナラ負け。第7戦も3-0から逆転され『ミラクルメッツ』の引き立て役となる。 |
呪いねぇ〜。ここまで来ると本当に存在する気がしちゃうから怖いですね。しかし昨日のノマーのフィールディングは本当に素晴らしいものでした。1つでもショートオーバーしていれば、この試合は呪いとか呪いじゃないとかの問題以前にヤンキースの一方的試合になっていましたからね。そう考えれば、今年はベイブの“励まし”が天国から届けられていたりしてね!
セ・リーグ最多タイ
横浜ベイスターズのロバート・ローズ内野手が14日、神宮球場で行われた対ヤクルト戦の7回、川崎投手からレフト前ヒットを放ち今季191本目のヒットを記録した。これは1950年阪神タイガース、藤村富美男氏がマークしたセントラル・リーグ最多安打記録と肩を並べた事になる。
▼『記録を意識したわけではないんだけど、このところ自分のバッティングができていなかった。このまま打てないで終わるんじゃないかと思っていたんで、とてもうれしいよ』とローズ。3試合、11打席ぶりのヒットに胸をなで下ろした。
▼32歳と働き盛りのローズ。1年間コンスタントにヒット打ち続けた積み重ねが、日本球界に名前を刻む事になった。『新記録ができなかったら、これで明日もプレーしなければいけない。休みを取りたかったのに』と雨中の一戦にフル出場てぐったりしながら本音をチラリ。『4打席も立たないようにしなければ』と周囲を笑わせ、最終戦での新記録達成を誓った。
メジャー的思考であれば、今年のローズの活躍は讀賣・上原とともにセントラル・リーグMVP最有力候補の一人であろう。それぐらい立派な成績を収め、またチームに多大な貢献をもたらしたと多くの良識ある野球ファンは理解してもらえるものであろう。来季は過去の記録を全て塗り替えるくらいの驚くべき数字を残すよう期待しています。まあ来年も残留が決まってホっとしています。
10月14日(木)
高校生逆指名権実施へ
ドラフト制度検討委員会(委員長=横浜湊谷球団代表)が13日、東京・銀座の機構会議室で開かれ、早ければ来秋ドラフトで高校生にも逆指名権を認めるよう、日本高野連はじめアマ関係団体に働きかけることを確認した。湊谷委員長は『できるだけ早い時期にアマ側とコンタクトをとり、プロ側の考えを伝え理解を求めたい』と話した。
▼1、2位指名の社会人、大学生に逆指名権を認める現行制度は1993年(平成5年)に導入された。高校生の逆指名権については、アマ側が獲得競争の激化や教育的な配慮を理由に拒否した経緯がある。だが最近になって、米国など外国球団が自由に高校生を獲得する動きを見せ始めたことから日本プロ野球界が危機感を覚え、あらためてアマ側に要望することになった。
▼湊谷委員長は高校生の逆指名権について『現行(1、2位指名のみ)の制度の範囲内』とし『21世紀(2001年から)は新しい制度でやりたい』と語った。今回の動きが、讀賣や西武がかねて主張しているドラフト撤廃=完全自由競争への過程と位置づける関係者もいる。
▼ただアマ側の態度は慎重で、どう対応するかが注目される。また今年のドラフトでは、昨年まではアマ側の要望で1球団8人まで(野球協約では10人まで)の指名としていたものを拡大し、12球団で『総枠96人』とすることでこの日、アマ側の了解を得た。
ドラフト改革と言われてから相当な月日が流れていますが、これでは良くなるどころか、ますます悪く一方。先日、阪神・野村監督が来季の戦力確保について『ドラフトは逆指名がある限り、全く期待できない』という発言はまさに現状を見事に捉えたものと受け止めたものであった。何故完全ウエーバー制がとれないものなのか。ある球団だけに有望選手が集まる事をそんなに多くのプロ野球ファンが望んでいるとは到底思えません。高校生まで逆指名ができる、できないという問題ではなく、いつまでこの『逆指名制度』を続けていくのか、そしてこの逆指名制度を実施してプロ野球界に何の効果があったのか、コミッショナー事務局は正式にコメントしてもらいたいものです。以上!(ゾマホン的締め方)
九州全域、ダイ混乱
23日から開催される日本シリーズの福岡ドーム開催分のチケット電話予約が13日始まったが、午前10時の受け付け開始前から電話が殺到。ピーク時には瞬間で13万3000コールに達するなど、回線がパンク状態になった。この影響で九州全域と広島、名古屋の一部でも電話がかかりにくくなるなどの騒ぎが起きた。あまりの過熱ぶりに王監督も驚きを隠せないほどだった。
▼この日から始まった電話予約は、福岡ドーム開催分(23、24日の第1、2戦と30、31日の6、7戦)。だが、電話の数が福岡ドーム、NTTの予想をはるかに上回り、予約回線以外の電話回線でも一時、通話ができにくいパンク寸前の状態となってしまった。福岡ドームでは一般発売用の約2万4000席を、ローソンチケットで電話予約販売とし、福岡、広島、名古屋、東京の4地区に回線を設置していた。
▼福岡地区では、1993年(平成5年)12月7日の同ドームでのマドンナコンサート時の20回線に比べ9倍に当たる180回線で対応した。発売開始20分前には早くも回線がパンク寸前。まず50%の電話規制をかけ、電話が2回に1回しかつながらない対策をとった。発売開始の10時すぎには瞬間的に13万3000コールに達した。このため、規制を20回に1回つながる確率の95%まで引き上げた。
▼当然ながら規制の影響は一般市民にも及んだ。NTT西日本には『仕事ができない』『電話が使えない』といった苦情が約6000件も寄せられた。NTT西日本福岡支店広報室は『110番などの緊急電話もつながりにくい状態になったし、今後はこういう発売状態を検討していただきたい、と申し入れます』と話した。福岡市消防局では出動した救急隊員が携帯電話で搬送先の病院に連絡しようとしたがつながらず、消防局経由の無線で連絡をとったという。
▼福岡ドーム広報宣伝室では『通常の発売では徹夜の順番取りなど事故の危険性も多いため、電話予約にしました。NTTさんと事前に話し合い、この回線数ならパニックにならないだろうという話でしたが、初めてのことでファンや市民の皆さんにご迷惑をおかけしました』と、初めての対応で不慣れさがあったことを示した。チケットは発売から3時間ほどで完売した。
▼あまりの反響に王監督も『それは大変だね。ファンも待ちに待ったということだろう。知人から頼まれたけど、僕も枚数が少ないからね』と、人気の高さに驚いていた。
45年ぶりとなる地方都市チーム同士の対決だけに例年以上に盛り上っていますね。関東、関西のチーム、そう讀賣が日本シリーズに出なくてもこれだけプロ野球ファンは興味を持っているという事なんです。地方チームのネームパリュウを一段と高める意味でも今回のシリーズがとてもエキサイティングな戦いになる事を期待しています。
グッドネイミング!
来シーズンから横浜ベイスターズのファーム名、ジャージ等を変更する事が明らかになった。
▼ファームは神奈川県・横須賀市を本拠地にしており、より地元に根差した形で運営して行く事を目指して、チーム名を地域を広く示す『湘南』で、愛称は海の王者を意味する『シーレックス』となる見込み。
う〜ん、メジャーリーグっぽいですね。以前から横浜のファーム組織の名称変更は噂されていましたが、本当に変わっちまうんですね。良い事です。地域密着アドマチック天国ですね(意味がよく分からない…)。結局、湘南に収まったわけで、オッパマはやはりNGでしたか。他チームのこの例に倣って、どんどん名称変更してもらいたいですね。ジャージも変われば、1軍を目指す気持ちももっとアップする筈。『憧れのり1軍ジャージが着たい』とね。
10月13日(水)
再生希望者殺到
阪神タイガースの野村監督の再生工場にテスト生が殺到していた事が12日、明らかになった。
▼阪神の上田次朗編成部次長は『かなりの選手から連絡があった。年齢とかポジションとか能力的なものを検討して、十数人に絞ってテストを行う』とコメント。
▼他球団から戦力外となった山崎(福岡ダイエー)、丸尾、広永(ともにオリックス)の他、元中日の抑えの切り札で日本ハムを戦力外となった与田剛投手も20日からテストを受験。ノムさんの再生手腕に救いを求めて、サバイバルが始まる。
毎年この時期になるときまって『ノムさん再生工場』が話題になりますね。今年の目玉(?)は一体誰でしょうか。オリックスの丸尾なんてウエスタンではエース格でしたからね。そこそこ通用するのではないでしょうか。テストを受けたい選手は皆、ノムさんのボソボソ話術で突然開花、ってな事を期待しているんでしょうね。野球人生最後のつもりで皆さん、頑張ってください。特に個人的に言えば、ここでも何度も応援メッセージを送っている与田にはもう一花も二花も咲かせてもらいたいものです。
休みも大切
広島カープがスパルタ方式の無休キャンプを返上することになった。
▼12日、達川監督ら首脳陣がシーズン終了のオーナー報告を行ったが、その席で『オーナーには、来季は特にコンディション面をしっかりやりなさい、と言われた』と、達川監督。
▼昨オフは体力強化のために秋、春季キャンプとほとんど休みなしに続けた。“地獄キャンプ”と直結させるのは難しいが、結果として今季はケガ人が続出。そこで達川監督は『秋のキャンプはしっかり休みを作ります』と、今後のキャンプは4勤1休をメドに日程調整をしていく事を示唆した。
ニュースステイションの久米さんが『頼むから休みをあげてチョウダイ』と言っていた事が思い出されます。いいベテランまでもが今年は若手と同じメニューを消化していましたから…。そりゃ野村も腰を痛めるっちゅうねん!
10月12日(火)
大爆発
唯一残っているアメリカン・リーグのディビジョナル・シリーズ、ボストンVSクリーブランドは10日(日本時間11日)にボストン・フゥンウェイ・パークで行われ、ボストン・レッドソックスが23-7と大勝し、2連敗の後、2連勝し、成績をタイとした。23得点、24安打はいずれもポストシーズン新記録。雌雄を決する第5戦は舞台をクリーブランド・ジェイゴブズ・フィールドに再度移し、チャンピョンシップ・シリーズ進出をかけて戦う事になった。
▼球団史に積もり積もったウップンを晴らすかのように、ボストンの走者がホームへ駆け抜ける。3回終了時で10点、5回で18点、8回のオファーマンの押し出しフォアボールでついに23点。ディビジョナル・シリーズ連敗でスタートしたチームは、最後まで攻撃の手を緩めなかった。『オレたちには、勝利しかないんだ。勝つか、それとも家に帰るか、2つに1つ。最後まで点を取りに行ったのも、そのためだ』。
▼崖っぷちの0勝2敗から5分に戻したウイリアムズ監督は、『23-7』と刻み込まれたスコアボードを背に気迫を全身から漂わせた。今季メジャー最速101マイル(約163`)をマークした豪腕の先発バートロ・コロンをわずか1回0/3でKO。初回にバレンティンの2試合連続となる2ランで先制し、2回には1番オファーマンの2ランまで5連打。初戦で8回2失点のコロンを44球でマウンドから引き摺り下ろし、その後もリリーフ5投手を打ち砕いた。
▼23得点は、ルー・ゲーリッグ、ジョー・ディマジオを擁したNYヤンキースが1936年ノワールドシリーズ(対NYジャイアンツ戦)でマークしたポストシーズン記録『18』を63年ぶりに更新。24安打も、96年ナショナル・リーグ・チャンピョンシップ・シリーズでアトランタがセントルイス相手に記録した22安打を上回る新記録だった。
▼メジャー屈指の名門チームながら、1918年を最後にワールドシリーズ制覇から見放されている。特に46年ワールドシリーズを3勝2敗からセントルイスに逆転負けしてからは、67,75,86年といずれも3勝4敗で世界制覇を逃し、“詰めが甘いチーム”の象徴とされてきた。そんな『負』の歴史があるからこそ、選手もドン欲に点を取りつづけた。
▼51年ぶりのワールド・シリーズ制覇を目指すクリーブランドとの第5戦は、敵地ジェイコブズ・フィールド。5回戦制のディビジョナル・シリーズが採用された95年から2連敗→3連勝は同年のシアトル(対NYヤンキース)だけだ。『唯一、今日の良い点を挙げれば、今日の点が明日には関係なくなる事だ』。サンディー・アロマーはこう言って、最終戦に向け気持ちを引き締めていた。
2連敗の後、ボストンがここまで粘るとはボストンファンでも思っていなかったでしょうね。それも24安打、24得点のオマケ付きなんて。こんなに打っちゃうと、第5戦が心配になっちゃうよね。リーグチャンピョンシップがボストン対NYヤンキース戦なんて、考えるだけで興奮すねよね。是非どんな事があっても今日の試合はものにして下さい!ペドロ、背中が痛いって言っている場合じゃないゼ!
やはりサバ読み
NYヤンキースでプレーするオルランド・エルナンデス投手の年齢が、29歳ではなく、実は33歳だった事が10日、分かった、
▼エルナンデスの誕生日は球団発表の1969年10月11日ではなく、実際は65年の10月11日。元妻のノーマさんが97年にキューバで起こした離婚裁判の書類に基づいており、エルナンデス本人も認めたという。
私自身、彼が45歳と言われても『あ〜そうなんだ』と信じちゃうくらいでしたから。彼って本当に若いのか年がいっちゃっているのか分かりませんでしたよね。昔のニグロ・リーガーみたいで。まあいつまでもクネクネタコラ投法で、足を高く上げ続けてくださいネ。
“台湾の松坂”メジャー入り
『台湾の松坂』とも評される曹錦輝投手(18)が11日、台北のホテルで記者会見し、メジャーリーグ、コロラド・ロッキーズに入団すると発表した。曹投手は11月に渡米し、正式契約する予定。地元紙によると、契約金額は220万j(約2億3500万円)。
▼曹投手は7月末に台湾南部・高雄県の高校を卒業したばかり。右投げで、球速は最高155`。9月にソウルで行われたシドニーオリンピック・アジア予選を兼ねたアジア選手権に台湾代表として出場、日本との試合では最終回にサヨナラヒットを許したが、中国を完封して台湾に1勝をもたらした。
契約金220万jですか…。もう日本並みになってきましたね、メジャーリーグも。これでツブれてでもしたら、どうするんでしょうかね、とまあ私には関係ない事ですが。結構まだ粗いという印象がありましたね、曹投手は。マイナーで2,3年揉まれてメジャーに上がれればというところでしょうか。しかし暖かい台湾からくそ寒いコロラドというのも何だかシンドそうですね。
10月11日(月)
実弾入りの脅迫状
阪神タイガース球団に実弾同封の脅迫状が送られていたことが10日、明らかになった。安芸キャンプの定宿『ホテル・タマイ』を使用しないことを求めた悪質なもの。先月15日には同ホテルへ銃弾が打ち込まれる事件も発生しており、兵庫県警では同一犯との見方を強めている。事態を重く見た球団では、10日予定されていた『黒潮リーグ』メンバーの宿泊を急きょ、同ホテルから変更。12日以降に、野村監督をまじえ対策を協議するが、11月1日からの秋季キャンプを安芸市から撤退する可能性もある。
▼野村阪神に前代未聞のアクシデントが発生した。安芸のキャンプ宿舎が何者かの手によって事実上、使用不能に陥ったのだ。この日、高田球団社長は秋季キャンプについて『まだ時間があるので野村監督とも話し合って対応を考える』と最悪の場合、キャンプ地からの撤退に追い込まれる可能性が出てきた。
▼同社長によると球団に脅迫状が送られてきたのは9月下旬。長さ4センチ、重さ15グラム、直径1センチの38口径のけん銃の実弾1発とともに『タマイに宿泊するな』という趣旨の文章が定規を使ったような文字で書かれていたという。9日には大阪市内にある新聞社にも同じように実弾と脅迫状が送られてきた。当初は悪質なイタズラとみていたが、新聞社に脅迫状が送られるに至って事態を重視。9日深夜、黒潮リーグでの宿舎をタマイから他のホテルに替えることを決めた。
▼『球団そのものに対する嫌がらせではないし当面はこれで危険はない』という高田社長だが浮上してくるのは秋季キャンプの問題だ。キャンプを行う安芸市営球場周辺には大規模なホテルが少なく「タマイ」を使用しない場合は安芸市の隣にある夜須町にある2軍宿舎に宿泊することになる。
▼しかし宿舎の収容人員や、球場への移動時間などの諸問題が浮上。何より今回の事件によって選手間に動揺が走ることが心配される。2年目にかける野村監督が若手中心にじっくり鍛え直す目的が揺らぐ結果にもつながる。高田社長は『キャンプ参加の人数を絞って後は甲子園、鳴尾浜でやる手もある』と話したが、安芸から撤退し練習設備の整った地元の鳴尾浜キャンプに変更する可能性も出てきた。
▼野村監督はこの問題について広報を通じ『フロントに一任している』と話すにとどまったが、明日12日のオーナー報告の席上で善後策が話し合われ、今後の方針を決めることになった。
ただ単なるホテル・タマイだけへの嫌がらせで終わる事件じゃないらしい。安芸市は阪神タイガースがもし全面撤退となった場合、経済損失は3億円を越すと言われており、年間の収入の半分を春季キャンプ時に稼いでいるスナック店などの多くはもし撤退となると経営に行き詰まるとの事。とんでもない嫌がらせ。安芸警察はここで、吉田前監督がよく唱えていた阪神お得意の『一丸となって』で犯人検挙に勤しんでもらいたいものですね。
続々とRCSに名乗り
全米各地で熱戦が繰り広げられているメジャーリーグ・ディビジョナル・シリーズも大詰め。9日にアメリカン、ナショナル両リーグから3チームがリーグチャンピョンシップ出場に名乗りを挙げた。
▼ナショナル・リーグは9日(日本時間10日)、NY・シェイスタジアムとヒューストン・アストロドームでディビショナル・シリーズ第4戦が行われた。NYのNYメッツVSアリゾナはメッツが延長10回、ピアッツァの代役タッド・プラット捕手のサヨナラホームランで4-3とサヨナラ勝ち。対戦成績を3勝1敗とし、リーグチャンピョンシップに進出が決定。また一歩“ミラクルメッツ”が近づいた。
▼ナショナル・リーグもう1つの座を争うべく、ヒューストンでは、ヒューストンVSアトランタが行われた。アトランタは今季11勝8敗と今ひとつ調子に乗れなかったジョン・スモルツが7イニングを6安打4失点に抑え、打っては2-0の6回に5連打を含む7安打5得点で、勝負を決めた。ヒューストンも7,8回に計5得点と追いすがったが、8回途中から守護神ロッカーに打ち取られた。これでアトランタは対戦成績をメッツと同じく3勝1敗とし、12日(日本時間13日)アトランタでメッツを迎え、リーグチャンピョンの座を争う事となった。
▼アメリカン・リーグはNYヤンキースがなんとテキサスに3連勝とスウィープ。楽々とワールドシリーズ連覇の第一関門を突破した。ボストンで行われているボストンVSクリーブランドは今年LAから移籍して復活を遂げたラモン・マルティネスが6回途中まで5安打2失点と好投を見せ、がけっぷちのチームを救う働きを見せた。これで対戦成績はボストンの1勝2敗となり、今日第4戦が同じくボストン・フェンウェイ・パークで行われる。
伏兵の一発でサヨナラ勝ちを決めたメッツ。横綱相撲でヒューストンを寄り切ったアトランタ、プライベイトで問題を起こし、名誉挽回で挑んだストロベリーの一撃弾など、なかなか話題に事欠かなかった1日でしたね。あとはボストンとクリーブランドの決着を待つのみ。ワールドシリーズに進出するチームは一体どこか。今ニューヨークはこの間まで日本でもよく取り上げられていて、結局は見る事が不可能となったON対決みたいにヤンキースVSメッツのサプウェイ・シリーズを心待ちしているのではないでしょうかね。もし実現すればニューヨークの街は想像できないぐらいに盛り上る事でしょうね。
10月10日(日)
災難続き
シカゴ・カブスの奪三振マシン、ケリー・ウッド投手の心臓に10セント硬貨大の穴があいている事をシカゴ・トリビューン紙が報じた。
▼同紙によると、生命に関わることはないが、担当医は早めに手術を勧めているという。ウッドは昨シーズン、対ヒューストン戦で1試合20奪三振のメジャーリーグ・タイ記録をマークするなど、13勝を挙げてナショナル・リーグ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。今シーズンはまる1年、右肘の故障で戦列を離れていた。
▼同紙によると、ウッドは今年のキャンプ前に感染症にかかり、その検査の際に穴が見つかったという。ウッドは来シーズンの復活を目指しており、早期の手術は考えていないという。
右肘靭帯部分断裂で今年1年間棒に振ったウッド。故障箇所が箇所だけに完全復活に疑問視されていたが、またまた災難が降りかかった!ウッドにとっては三隣亡と天中殺が一度にやってきたかのような心境でしょうね。生命に関わることではないといえ、やっぱり完全な体に戻してからフィールドに帰ってきたほうが良いのではないでしょうか。ブランクが長くなることに恐怖心があるのかな。
これでノムさんと意気投合?
残留が決まった阪神タイガース、カート・ミラー投手がオフにアメリカで日本語学校に通うことを決めた。
▼ジョンソンとともに米国へ帰国。前日8日に残留を聞き『待ち望んでいたことで、とてもうれしい』と顔をほころばせた。希望していた来季残留も決まり、ミラーはより一層チームメイトとのコミュニケイションを取るために、来季に向け、なんと日本語の習得にも取り組む事を決意。語学学校『ベルリッツ』に入学。『もちろん通訳がいてくれるから大丈夫なんだけど、他の選手たちともっと親密になりたいから』。悲惨な末路となった?メイ、ジョンソンの教訓から、野村監督とのコミュニケーション対策も万全だ。
来季も日本でプレーできることが決まり、ミラー君おめでとうございました。クビになったらまた年間$5万プレイヤーに逆戻りでしたからね。せっかく日本語学校に通うのなら、日本語がペラペラになるぐらいまで日本球界で活躍して下さいよ。スタミナをつけて来春日本に戻ってきて下さい。来季の活躍、期待しています。
10月9日(土)
親善じゃない、本気だ
韓国野球委員会は8日、11月6日からナゴヤドームなどで4試合行われる99日韓プロ野球スーパーゲームの韓国側メンバー25人を発表した。
▼文字通りのオールスターメンバーで今季、韓国のシーズン最多記録となる54ホームランを放った三星、イ・スンヨプ内野手ははもちろん、先のシドニーオリンピック・アジア地区予選で日本を破って優勝した代表メンバーのプロ19人全員が含まれている。
▼新人王候補と見られている斗山、ホン・ソンフン捕手がルーキーでは唯一人選出された。91、95年に続き、3大会連続出場は三星、キム・ギテ外野手、唯一人。逆に初出場が半数以上の13人と、韓国プロ野球の新旧交代が進んでいる事もわかる。21日開幕の韓国シリーズ優勝チーム監督が指揮を執る。
日韓スーパーゲーム・韓国メンバー |
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[投手] |
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| 氏 名 | 年 齢 | 球 団 |
| チョン・ミンテ | 29 | 現代 |
| ノ・ジャンジン | 25 | 三星 |
| イム・チャンヨン | 23 | 三星 |
| チン・ピルジュン | 26 | 斗山 |
| ソン・ジンウ | 33 | ハンファ |
| チョン・ミンチョル | 27 | ハンファ |
| ク・デソン | 30 | ハンファ |
| ムン・ドンファン | 27 | ロッテ |
| チュ・ヒョングァン | 23 | ロッテ |
[捕手] |
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| キム・ドンス | 30 | LG |
| ホン・ソンフン | 22 | 斗山 |
[内野手] |
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| ユ・ジヒョン | 28 | LG |
| キム・ハンス | 27 | 三星 |
| イ・スンヨプ | 23 | 三星 |
| キム・ミンホ | 30 | 斗山 |
| キム・ドンジュ | 23 | 斗山 |
| ホン・ヒョンウ | 27 | ヘテ |
| パク・ジョンテ | 30 | ロッテ |
| マ・ヘヨン | 29 | ロッテ |
| [外野手] | ||
| パク・ジェホン | 26 | 現代 |
| イ・ビョンギュ | 24 | LG |
| キム・ギテ | 30 | 三星 |
| シム・ジョンス | 24 | 斗山 |
| チョン・スグン | 22 | 斗山 |
| ヤン・ジュンヒョク | 30 | ヘテ |
日本プロ野球コミッショナー・川島君にお願いがあるのですが、昨年の日米野球みたいに今回の日韓野球の日本メンバーも是非4試合固定制で臨んでもらうようなんとかできませんかね。もうこの時期だから変更は聞かないかもしれません。また今回もきっと全日本メンバーを全試合組む気がないのも分かっています。ただこのコーナーでも以前提言したように、もし来年の本選にプロが参加する場合、絶好なプレゲームの場になるのではないかと想像します。韓国は毎回真剣(当たり前なんだが…)かつ勝つ気で日本にやって来ます。日本もいつまでもアグラをかいていないで、真っ向から対戦する気構えで韓国ナインを迎えて欲しいものです。
10月8日(金)
392日ぶり涙の復活
絶望の縁から蘇った。近鉄の盛田幸妃投手が、昨年9月10日の脳腫瘍手術から392日ぶりに1軍マウンドに戻ってきた。今季の最終戦となった千葉ロッテ戦は、藤井寺球場最後の1軍公式戦。立ち見客が出るほどの熱気で盛り上がったスタンドから大歓声が沸き起こった。
▼3点リードの5回表。リリーフカーで登場した背番号21の目には熱いものが浮かんでいた。『胸が詰まってしまって…。入院生活やリハビリのこととか、つらいときのことが浮かんできた』。高ぶる感情を抑えるようにマウンド上で屈伸。堀に137キロのストレート(ボール)を投げ込んだ。カウント2-2から138キロの直球で空振り三振。続くボーリックに四球を与えたところで、この試合を最後に退団する佐々木監督自らがマウンドへ出て交代となった。
▼満場の拍手を浴びた背番号21は、術後の苦しいリハビリを支えた倫子夫人が見守るスタンドに、帽子を取って頭を下げた。『よくここまでこれたと思う。今年中に1軍で投げることが夢だったから』。右足首の運動神経を圧迫していた左側頭部の髄膜腫摘出手術は選手生命をかけた12時間にも及ぶ大手術だった。しばらくは右半身がまひ。『もう投げられなくなればいい』と動かない右手を壁にぶつけたこともあった。
▼『奇跡を超えている』と執刀医が驚くほどの回復力と復帰への執念。その努力の結晶が、この日の復活マウンドだった。梨田新監督を迎える来季、盛田の本当の復活劇が始まる。
投げる事の喜び。それさえあればどんな場面に遭遇してもへこたれる事はないはずだ。まだ右足に違和感があり、70%程の回復状態という。急がなくてもじっくりじっくりと元の体に戻し、いつか横浜時代、他球団を震え上がらせた内角攻めを是非とも私達ファンに見せてもらいたいものである。がんばれ盛田!
お疲れさんでした、藤井寺球場
大阪近鉄バファローズの本拠地だった藤井寺球場(大阪府藤井寺市)が7日、対ロッテ27回戦をもって、50年間続いた1軍公式戦の歴史に幕を閉じた。
▼大阪近鉄は球団創設の1950年(昭和25年)から藤井寺を本拠地にしていたが、97年(平成9年)から大阪ドームに移した。内外野の約2万席を無料開放したラストゲームは、1万8000人のファンを集めた。ネット裏には井関和彦藤井寺市長も訪れた。『私も藤井寺生まれの藤井寺育ちで、昔からの近鉄ファンです。寂しい気がしますが、近鉄を困らせるわけにはいかない』と、しみじみと話した。今後はウエスタン戦や1軍練習などに使用される。
日本のリグレーフィールド(勝手に私が呼んでいる)もとうとう終焉の時がやってきました。まだ取り壊しではなくウエスタンで使用される(ナゴヤ球場と同様)為、まだ救われる気持ちがしますが、やはり寂しさは隠し切れません。今秋大阪近鉄50周年記念・讀賣との親善試合の場は今でも藤井寺ではないのかなというのが私の意見なのですが、皆さんどう思われますか?もう一度、近鉄・加藤VS讀賣・駒田(横浜で現役だからムリか…)の因縁の対決とか見てみたかったのですがね。
N(何故)H(放送権)K(くれないの)
23日に開幕するプロ野球日本シリーズ『中日-福岡ダイエー』戦の放送権の裁定を巡ってNHKが、コミッショナー事務局に対して“抗議”している事が7日、明らかになった。45年ぶりの地方対決に名古屋も福岡も熱く燃えているが、舞台裏も火花が飛んでいる。
▼コミッショナー事務局では、昨年までシリーズ放送権に『優勝チームの推薦が、実質の決定』としていた。今年、リーグ優勝した中日と福岡ダイエー両球団は『全試合の衛星放送はNHK』と推薦したが、コミッショナーは『中継は二試合に限る』と裁定結果をNHKに通知した。
▼この為衛星第一で全7試合中継を予定していたNHKは『一貫性を欠く裁定に憤りを感じる』として、コミッショナーに『どのように決定されたのか、明確な裁定基準を公にする事を強く望む』と申し入れする事態に発展した。
▼NHKは昨年の日本シリーズ『横浜-西武』戦を、『優勝チームから推薦がなかった』とするコミッショナー裁定で、初めてシリーズのテレビ放映権を獲得できなかった。そのため今年は3月に中日、阪神、福岡ダイエー、千葉ロッテ、オリックス、日本ハム、大阪近鉄の7球団と100試合を越える放送契約を結び、日本シリーズに出場した場合は『衛星放送にNHKを推薦する』との約束を取り、コミッショナーも了解していた。
▼シリーズのテレビ中継は12日に正式発表される予定だが、NHKの“完全中継”を阻む背景には、NHKと並列で放送することになる民放側の強い反発もある。衛星放送の視聴世帯が1000万世帯を超えた事が大きな理由のようだ。今回『裁定基準の公開』を求めるNHKに、コミッショナーがどんな回答を下すのか注目される。
こりゃ物事の順序をしっかりとやり遂げていたNHKに分がありますね。視聴者側から言っても視聴料金を払っているのだから、完全放送のNHKで是非中継してもらいたいところ。民放もいつまでも『オタクが2試合で私のところも2試合』なんていう談合体質から脱却して、視聴者が楽しめる放送、そう完全放送する努力を私達視聴者に見せてもらいたいものです。またくだらない芸能人のゲスト解説を呼ばなくても『あそこの局の中継は素晴らしい』といわれるぐらいの努力も見せてもらいたいですね。川島君、シーズン前に了解しているのなら、何も断る理由なんてないのじゃないの。7試合の放送、認めてやりなさい。ファンあってのプロ野球でしょ?
劇的な展開
マジック、ドリームと今季から2リーグ制を取る韓国プロ野球、マジック・リーグの第1代優勝チームが7日決定した。三星VSハンファ戦は両軍ともに72勝57敗2分で並び、大邸球場で最終相星決戦となり、三星が見事リーグ初代のチャンピョンチームに輝いた。
▼本拠地を埋め尽くした13,000人のファンの声援に支えられた三星が5回、ベテラン、キム・ギテ外野手の3ランで逆転。結局、6-3で逃げ切った。また“アジアホームラン記録”更新を狙った三星のイ・スンヨプ内野手はシングルヒット1本に終わり、54本止まりとなった。
▼ドリーム・リーグ首位のロッテは同日、LG戦(ソウル)に4-5と手痛い逆転負け。2位・斗山と75勝51敗5分でピッタリ並んだ。こちらも8日の直接対決(釜山)が両チームにとって終戦。2リーグ制初年度は絵に描いたような展開となった。
野球人気が低迷していただけにこの展開はコミッショナー事務局にとって願ったり叶ったりでしょうね。それにしてもイ選手は惜しかったですね。あと1本打つか打たないかでかなり違いますからね。まだまだ23歳という若さだけに来年以降の記録更新を期待しましょう。
かえって失礼じゃないの
ミルウォーキー・ブリュワーズで今シーズン12勝8敗、防御率4.54の成績を挙げたヒデオ・ノモ投手が、メジャーリーグの『カムバック賞』の有力候補に挙がっている。
▼ミルウォーキーでは、ロスエンジェルス時代の95年、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに次ぐ2つ目の賞をノモに取らせようと、チームを挙げてのバックアップに動いている。
▼ノモは95年から3年連続2ケタ勝利をマークしたが、97年オフに右肘軟骨除去手術を受けたのが影響してか、98年シーズンはロスエンジェルスとNYメッツで6勝12敗、防御率4.92と最悪なシーズンを送り、今シーズン開幕直前にNYメッツをリリース。CHIカブスで2度目のリリースを受けた後、ミルウォーキー入りし、復活劇を遂げた。
▼前GMのサル・バンド球団社長補佐は『私が彼を獲得したのが間違いなかったことを証明できる』と、ノモのカムバック賞を後押ししているという。
まあ、もらえる賞ならノモもきっと喜ぶでしょうが、3年連続2ケタ勝利をマークしていて、昨年1年だけちょっと成績が残せなかっただけで過去の人扱いされるのは逆から取れば、ノモに失礼じゃないの?2〜3年ブランクがあれば涙の受賞ってな感じがするけどね。でも途中入団でよく2ケタ勝利をマークしたものです。中継ぎ陣がもう少しパっとしていれば15勝はラクにクリアしていましたね。さて来年ノモはどのチームのジャージを身につけているのでしょうかね。ワールドシリーズを狙えるチームに入るのか?楽しみです。
10月7日(木)
両雄並び立つ?

5日付の米紙シアトル・タイムズは、来シーズン限りで契約が切れるシアトル・マリナーズのケン・グリフィー外野手とアレックス・ロドリゲス内野手の両スタープレイヤーに、同球団が総額2億6000万j(約276億円)てせの契約延長を申し出たと報じた。
▼同紙は金額は不確定としながら、グリフィーは8年総額1億3500万j(約143億円)、ロドリゲスは8年総額1億2500万j(約133億円)としている。1年平均に換算するとグリフィーが約1688万j(約18億円)、ロドリゲスが約1563万j(約16億6000万円)となり、今シーズンからロスエンジェルスと7年総額1億500万j(1年平均1500万j=約15億9000万円)のメジャーリーグ史上最高額で契約を結んだケビン・ブラウン投手を、総額、年平均ともに両選手は上回る事になる。
▼シアトルは先月27日に、アメリカ任天堂のハワード・リンカーン会長がCEO(最高経営者)として就任。移籍も示唆していたグリフィーとロドリゲスに『両選手に関しては、メジャーリーグ130年の歴史で最高額を提示する』と明言していたが、今回の提示でメジャーリーグの年俸高騰に一層の拍車がかかるのは間違いない。
▼ハンク・アアロンの持つ通算最多ホームラン755本を破るのに最も近い男と言われるグリフィーは、今シーズン160試合に出場し、打率.285、48ホームランで、3年連続のアメリカン・リーグ・ホームランキングを獲得。29歳の若さで、通算400ホームランにもあと1本としている。一方のロドリゲスは攻守ともに最高峰の選手で、今シーズンは129試合で打率.285、ホームラン42本をマーク。98年には42ホームラン、46盗塁で史上3人目の『40-40』を達成している。
両選手共にシーズン中から移籍を示唆し、来シーズンとごのチームに移るか注目を集めていただけにシアトルとしても、せっかく新ボールパークが完成にこぎつけたのに人気プレイヤーが去られてはとんでもないと出血大サービスで引き留め工作を練っているっていう感じですね。確かに両名の他にビューナーやマルティネスら個性派プレイヤーはいますが、2人が去ってしまうと何とも地味なチームに生まれ変わってしまいますからね。この引き留め策というか高額契約は当然と言えば当然でしょう。ただ経営が圧迫される事はまちがいないところで、結局しわ寄せを喰らうのはファンだったりして。入場料アップだけはご勘弁を。
このままで終わるな、清原!
讀賣ジャイアンツ・清原和博内野手が今季限りで放出されることが濃厚となった。3年連続V逸の讀賣は、低迷の大きな要因となった清原を今オフ、他球団に放出する方針を固めていることが6日までに分かった。放出には残った契約年数、2年分の年俸6億6000万円(推定)が必要だが、それを清原に払ってでも移籍先を探すことになる。清原も讀賣から出たい本心を周囲に漏らしており、受け入れ先があれば近日中にも移籍成立となりそうだ。また渡辺恒雄オーナーも、都内で清原放出を容認する発言を行った。ただ困った問題も多く…。
▼渡辺オーナーは6日、V逸の戦犯ともいえる清原和博内野手に『困り者』のレッテルを張り付けた。秋季キャンプ参加が見送られ、現場では既に“戦力外”扱いだが、契約は残り2年。このままでは3億3000万円の『粗大ゴミ』になるとあって、清原の処遇にはフロントも頭が痛い思いだ。
▼この日、東京・日比谷の日本プレスセンタービルで行われた日本新聞協会理事会に出席した渡辺オーナーは『種切れだよ。敗北が決定してからスポーツ新聞を読んでないから、分からないよ』と話した。清原に話が及ぶと顔を曇らせ『困ったもんだな』とボソリ。
▼放出するにもネックが多すぎる。3億3000万円の高額年俸、グラウンド内外のトラブル…。長嶋監督も『期待外れだった』と失望した清原を、どうしたらいいのか。渡辺オーナーもいい知恵があったら借りたいと言わんばかりだ。
私は清原和博という野球バカにまだまだ期待しています。というかずっと期待しています。それだけの選手なんです、清原は。今時開幕前にバットと共に床に入る選手がいますか。別に野球場外でヤクザと酒飲もうが、オネエちゃんとコチョコチョしようがいいんです。干渉し過ぎ。野球人は野球場で結果さえ残せばそれでいいんです。ただ最近の清原は”讀賣の呪縛”からどうしても逃れる事ができず、悶々としたシーズンを過ごす結果だけが残ってしまいました。自ら讀賣というチームを出た方が君のためだよ。もう一度、真の野球バカに戻るためには別のチームに移籍しノビノビと野球を“楽しむ”事を一清原ファンである私は提言したいと思います。近鉄に行こうよ。もう一度パシフィックのフィールドへ戻ろうよ。阪神には戻っても結果が出ないとまたボロクソ言われ、ナイーブな心を持っているであろう清原には再度心を痛める結果が目に見えています。ノリととにイテマエ打線復活の起爆剤として期待しています。清原、絶対このままで終わるなよ。お前の凄みのあるバッティングをもう一度野球バカ達に見せておくれ!
10月6日(水)
悔し泣き『敬遠指示』
讀賣ジャイアンツ・上原浩治投手は5日、神宮球場で行われたヤクルト戦で新人投手としては80年日本ハム・木田勇投手以来となる20勝をマークした。ただペタジーニ・松井のホームランキング争いによるベンチからの敬遠指示に涙するなど、心から喜べる大台達成とはいかなかったようだ。
▼有終を飾る133球目。ウイニングボールがレフト川中のグラブに収まるのを見届けると、上原はバックスクリーンに向かってゆっくり両腕を掲げた。下唇をかみしめながら…。シーズン最後のガッツポーズ。悔し涙の20勝だった。
『ペタジーニのこと? それはしゃべりたくありません』
▼80年の日本ハム・木田勇投手以来、讀賣ジャイアンツに限れば62年の城之内邦雄投手以来となる新人投手の20勝大台も、胸に去来するものは複雑だった。7回裏1アウト。打席にペタジーニを迎えると、上原の表情が曇った。この時、長嶋監督は敬遠を指示。突然、上原の目に涙が溢れてきた。指示通りストレートで歩かせた後、上原はマウンドを蹴飛ばして天を仰ぐと、しばらく放心状態となった。
▼ベンチに戻っても涙は止まらなかった。タオルを頭からかぶり、だれはばかることなく泣いた。松井とのホームランキング争いが上原に屈辱を強要した。佐野バッテリーコーチは『向こうが勝負なら、こっちも勝負と決めていた。前の回に松井が歩かされた時に敬遠は決まっていた』と話した。さらに『上原は勝負をしたがったが、ホームラン王もかかっているから』と苦渋の選択だったことを明かした。長嶋監督も『悔しい? そうでしょう。でも松井も同じですよ』と両雄を並び立たせられなかった決断を振り返った。
▼この1年、自分を支えてきたものを上原は『負けない気持ち』と表現した。言葉通り、防御率2.09。15連勝の新人記録も樹立。そして20勝を達成し、最多勝、最多奪三振、最優秀防御率の投手三冠を決定づけた。中5日で11日の最終戦に登板も可能だが、『もう休ませて下さい』。今季最後と決めた試合。それだけに…。怪物ルーキーの逃げずに終わりたかったという信念だけが“ゴール”で散ってしまった。
■くよくよするなとペタ
▼ヤクルト・スワローズ、ロベルト・ペタジーニ内野手が上原を励ました。熾烈なホームランキングの裏で犠牲を強いられた上原を責めず、むしろ温かく励ました。『四球1個くらいでクヨクヨするな。男なら弱音を吐いちゃだめだ。最後は勝負してくれたんだから、オレは何とも思っていない』。
▼ホームランキングをめぐるライバル松井との最後の直接対決。四球合戦で両者ノーアーチに終わった。ペタジーニは7回1アウト、カウント1-3から敬遠気味に歩かされた。それがベンチからの指示で、上原が潔しとせず悔し涙を流したと知り心を痛めたのだ。対上原は今季ここまでノーヒット。余計に悔しさは理解できた。『彼がどんな行動をとろうとも、自分の仕事はベストを尽くすことだから』。
▼9回は一転勝負に。ペタジーニも力と力の対決に感謝しながら、センター前に痛烈にはじき返して完封を阻止した。天敵から18打席目にして初ヒット。『しばらくヒットが出ていなかったのでホッとしている』と胸のモヤモヤを晴らした。
▼ヤクルトも立場は同じだった。松井に与えた3四球のうち、最後の2打席は明らかに勝負を避けた。若松監督は『試合数はこちらが多いし、最初から勝負のつもりだった。ただ、あの場面は格が違うので』と、河端、高橋一のルーキー組には荷が重いと判断。三塁側スタンドからのブーイングにじっと耐えた。『また来年、君との対決を楽しみにしている』。ペタジーニの言葉が、せめてもの救いだった。
まあ若松監督の四球指令は置いておいて、長嶋さんが四球を指示したのはガッカリしましたね。日頃からファンを大切にしている監督。だからこそヤクルトの四球攻撃にも『我々はいつもの野球をするだけですから』とシラっと鹿取コーチに伝言し、ペタジーニには真っ向から勝負させて欲しかったですね。あの四球指示できっと上原は『メジャーに行っといたら良かった』と思ったに違いありません。ヤクルトが仕掛けたから、じゃあこちらもと言うのは、とっても興醒めしてしまいました、あたしゃ。
とにもかくにも上原君、お疲れ様でした。この1年の間でとてつもない経験を得ましたね。立派でした。貴方こそセントラル・リーグの年間MVPプレイヤーです。断言しちゃう。優勝チームの野口、関川という声、でもローズも捨てきれないという声、それぞれありますが、やっぱり上原でしょう。優勝チームからMVPを出すという日本プロ野球のおかしな慣習は今年に限っては×。どうですか皆さん?
10月5日(火)
飼い殺し選手、無残な結末
讀賣ジャイアンツは4日、広沢克実外野手(37)に戦力外通告をした。広沢は4月29日のヤクルト戦で右肩を骨折し、未だにスローイングもままならない状態。広沢は来季も現役を続行したい構えで、右肩を完治させてからDH制のパシフィック・リーグを中心に移籍先を探すことになる。だが、高年齢、高年俸がネックで、最悪の場合、このまま現役引退の可能性もありそうだ。
▼V逸の粛清リストラが広沢を見舞った。ヤクルトからFA移籍した時に結んだ5年契約が今季で切れる事に加え、骨折した右肩が未だに完治していない。さらに高年齢とあっての戦力外だ。覚悟はしていた広沢はこの日、川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、高田2軍監督らに退団挨拶も済ませた。
▼2塁にスライディングした際に強打した右肩は、予想以上の重症だった。当初、全治3ヵ月と言われたが未だに完治していない。広沢が愕然としたのは、無残にも落ちたスローイング力だ。高橋が右鎖骨を骨折した翌日の9月15日のナゴヤドームでの練習。代役候補としてレフトでノックを受けたが、ショートの定位置までも返球が届かなかった。
▼腹立ち紛れにグラブを地面に投げつけたが、翌17日に再び2軍落ち。『打撃に支障がない』と8月20日に、ドラゴンズ追撃の起爆剤として1軍に復帰してからの代打も8打席ノーヒットで終わっていた。そのままシーズンを終えた時点で、この日が来るのは覚悟していた。
▼今季はわずか出場16試合で終わったとはいえ、通算284ホームランを放ち、ヤクルト黄金時代にスラッガーとして鳴らした持ち前のパワーは健在。『まずは肩を完治させたい。それから……』と現役続行を希望しており、DH制のパシフィック・リーグを中心に活躍の場を探す事になるが、1億1200万円の高年俸はネックになりそうだ。
▼讀賣はこの日、広沢以外に河野“ゲンちゃん”博文投手、福王昭仁内野手、岡田展和投手、織田“投手→捕手転向”淳哉投手、伊藤“なんのためにオリックスからシーズン途中にトレードしたの?”隆偉投手の5選手に対して来季の契約を結ばない事を通告した。
広沢自身がわざわざFA権を行使しての入団だけに自業自得と言えばそうなんですが、それにしてもいらなくなったらバッサリと切ってくれますね、讀賣さん。プロなんだからいらない戦力は手元に置いていても仕方がない。それも正論。だけどね、それなら1年前、2年前の広沢の成績を考えれば、阪神がトレードしてほしいと懇願された時に彼の今後を考え、活躍の場をあげるぐらいの度量の大きさを見せて欲しかった。もう体中錆だらけの広沢をどのチームが獲得するでしょうか。ただ高年齢と言いますが、まだまだ37歳。また高年俸と言いますが、野球が好きなら金額など問題ではないはず。1からスタートを切り直す根性を広沢に期待したいものです。
先日、中日スポーツのセブンアイというコラムで作家の海老沢泰久さんが、『私は今、なりたくないものを言って下さいと言われれば、巨人の2軍選手と答えるだろう』と興味深い話をされていました。簡単に掻い摘んで言いますと、高橋が鎖骨を折るケガをした→讀賣のファームで一生懸命1軍昇格に向け、努力している2軍の選手は『今がチャンスだ!』と気持ちが高ぶる→しかし讀賣・ナガシマ監督が取った行動はなんと内野手の川相、元木を起用→一瞬にして2軍選手はヤル気をなくす、というわけだ。
ドラフト指名時は『何年後にはスタメンに名を連ねる選手になりたい』と意気揚揚とプロの世界に入っても、讀賣の1軍には余程の事がない限り、お呼びがかからない状態なのだ。それだけ選手層が厚いんだと答える讀賣ファンもいるだろう。優勝を争っている時期だったとはいえ、内野手を外野で使われる、その事実を讀賣の外野手はどう受け止めるのだろうか。『余程信用ないんだね』と思うに違いない。入団当時からミートの巧さはピカイチと騒がれていた斎藤宜之は何を感じたのか、沖縄水産で疲労骨折しながらも投げぬき、その後打力を買われ、外野手に転向した大野倫は何を思ったのだろうか、今年、オープン戦でテスト生としては拾い物と騒がれた高野忍は1年目にして讀賣というチームにイヤ気はささなかったのか。どうなんだお前たち!
新聞紙上には今年のオフ、讀賣は広島・江藤、千葉ロッテ・小宮山を獲得しようと虎視眈々と狙っていると書かれている。もう讀賣にはドラフトでは逆指名枠の2人だけであとの指名はいらないのでは。声を大にして言う。讀賣だけがプロ野球じゃないんだ。2軍にいる不遇な選手、また1軍に置かれながらも起用法に疑問を持つ選手(広沢に続く第2の飼い殺しブレイヤー・石井浩郎?)、さあ立ち上がれ!
個人タイトル
メジャーリーグは、ワイルドカード決定戦に持ち込まれたナショナル・リーグのNYメッツとシンシナティを除き全日程が終了し、両チームにタイトルを脅かす選手がいない為、個人タイトルが確定した。
▼ナショナル・リーグ(以下、NL)ではセントルイスのマーク・マグワイア内野手がホームラン65本、打点147を挙げ二冠を獲得し、アメリカン・リーグ(以下、AL)ではシアトルのケン・グリフィー外野手が48本で3年連続のホームランキングに輝いた。
▼首位打者はALはノマー・ガルシアパーラ内野手(ボストン)が.357で、NLはラリー・ウォーカー外野手(コロラド)が.379の高率で獲得した。
▼また、今年から創設されたハンク・アアロン賞(安打+ホームラン+打点の合計数)は、ALが打点王のマニー・ラミレス外野手(クリーブランド・383ポイント)、NLはサミー・ソーサ外野手(CHIカブス・384ポイント)がそれぞれ初代受賞者となった。
▼投手ではペドロ・マルティネス(ボストン)が最多勝、防御率、奪三振の三冠をALで独占した。
■99年のメジャーリーグ各部門リーダー
●アメリカン・リーグ● |
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| 打 率 | .357 | ノマー・ガルシアパーラ | ボストン |
| ホームラン | 48 | ケン・グリフィー | シアトル |
| 打 点 | 165 | マニー・ラミレス | クリーブランド |
| 盗 塁 | 44 | ブライアン・ハンター | シアトル |
| 勝 利 | 23 | ペドロ・マルティネス | ボストン |
| 防御率 | 2.07 | ペドロ・マルティネス | ボストン |
| 奪三振 | 313 | ペドロ・マルティネス | ボストン |
| セーブ | 45 | マリアーノ・リペラ | ニューヨーク |
●ナショナル・リーグ● |
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| 打 率 | .379 | ラリー・ウォーカー | コロラド |
| ホームラン | 65 | マーク・マグワイア | セントルイス |
| 打 点 | 147 | マーク・マグワイア | セントルイス |
| 盗 塁 | 72 | トニー・ウォマック | アリゾナ |
| 勝 利 | 22 | マーク・ハンプトン | ヒューストン |
| 防御率 | 2.48 | ランディ・ジョンソン | アリゾナ |
| 奪三振 | 364 | ランディ・ジョンソン | アリゾナ |
| セーブ | 41 | ウゲス・アービナ | モントリオール |
最後の最後でホームラン王をマックにかっさらわれたソーサも初代ハンク・アアロン賞獲得で少しは落ち着いたのではないでしょうか。今年は何と言ってもペドロの年でしたね。サイ・ヤング賞、MVPもほぼ間違いなし!という事は5冠王に輝くという事か。こりゃ凄い!
メジャー日本開幕戦
メジャーリーグ、ニューヨーク・メッツ対シカゴ・カブスの開幕試合の日本開催が4日、正式に決まった。
▼同日、東京・銀座の機構会議室で行われた12球団代表によるプロ野球開発協議会で大リーグ側から日本コミッショナーへ要請書簡が届いたことが明らかにされ大筋で承認されたもの。日本初のメジャーリーグ公式戦は来年3月29、30日の両日、東京ドームで開催される。その直前の27、28日には讀賣、西武がそれぞれメッツ、カブスとプレシーズンゲームを行う予定。
▼来年度、セントラル・リーグ3月31日、パシフィック・リーグ4月1日の開幕を承認し、オールスターは7月22日(東京ドーム)、23日(神戸グリーンスタジアム)、25日(長崎県営球場)の3試合、日本シリーズは10月21日から行うスケジュールなども確認した。
開幕直前で讀賣、西武の各バッターがメジャーのピッチャーのピッチングで調子を落とさない事をお祈りします(笑)。それにしても何故一緒に開幕しないのでしょうかね。何のわだかまりがあるのでしょうか。どちらかが降りればいいものを……。プロ野球の未来は暗そうですね、これじゃ。
白バイ引き連れ球場入り
今季限りで解雇が濃厚なエドウィン・ハタド投手(29=登録名ウィン)が4日の練習前、白バイ隊を引きつれて球場入りする騒動を起こした。
▼兵庫県警の交通機動隊によればグリーンスタジアム神戸近くの市道で危険な走行をしていたウィン運転の乗用車を呼びとめて注意。同投手が『マッサージと練習で急いでいる』と説明したため、白バイ3台、パトカー1台で球場まで追尾し、球団通訳を通じて事情を聴いた。
▼ウィンや球団関係者は一時『27キロオーバーだった』とスピード違反と認識。だが練習後に球団関係者が再度、機動隊に出向いた際に『違反には至らず』と警告を受けた。
お騒がせの巻。ただの無謀運転だけで警察はウィンを止めたのでしょうか。それとも裏でモミ消した!?
10月4日(月)
“ミラクルメッツ”再び
ニューヨーク・メッツに奇跡の逆転プレーオフが見えた! 11年ぶりのプレーオフ進出へがけっぷちに立たされていたメッツは、2日(日本時間3日)のピッツバーグ戦に快勝。3連敗のシンシナティとワイルドカードに同率で並んだ。中地区でシンシナティと首位を争うヒューストンはロスエンジェルスに勝ち、1ゲーム差で首位に浮上。メッツは3日の最終戦に勝てば、少なくともワイルドカード決定戦(4日)に進出することができ、自力でプレーオフに進出する可能性が復活した。
▼リードが最後のヌニェスから三振を奪うと、メッツのベンチはお祭り騒ぎとなった。自己最多の12奪三振で無四球、3安打完封を演じたリードの力投で、7-0の完勝。『オレたちのボートは転覆した。でも、泳いでいるうちに岸が見えてきたんだ。岸まで、もう少しでたどり着く』とバレンタイン監督。7連敗(9月21〜28日)からの奇跡の自力プレーオフ復活に、進退問題もかかっており、盛んにまくし立てた。
▼3連敗のシンシナティと、同率で並んだ。3日の最終戦に勝ち、シンシナティかヒューストンが敗れれば、88年以来のプレーオフ進出。たとえ両チームが勝っても、最終戦を勝てばシンシナティとの4日の決定戦(シンシナティ・シナジーフィールド)に持ち込むことができる。残り3試合での2ゲーム差を逆転すれば、62年のサンフランシスコ以来の事だ。
▼この日の選手は通常より早く球場入りし、ミルウォーキーでのミルウォーキーVSシンシナティ戦の途中経過を伝えるインターネットの画面にクギ付けとなった。1球ごとに画面が切り替わる度、息を呑む。さらにテレビでは、ヒューストンで行われているヒューストンVSロスエンジェルス戦。今シーズンの自分達の運命を決める2試合に、一喜一憂を繰り返した。
▼シンシナティが敗れたのを見届けると、選手達はワールドシリーズのような熱狂に包まれたグラウンドへ。リードは『トレーナールームやウエイトルームを歩き回り、オレの体に住むチョウたち(自信、闘志)をでっかく育ててマウンドに上がったんだ』と絶妙の制球で粘投し、打線も前日サヨナラヒットを放ったベンチュラが6回に均衡を破るツーベースで先制。8回にはピアッツァの40号2ランなどで突き放した。3日の最終戦は13勝12敗の41歳、ハーシュハイザーの先発で今シーズンの集大成に向かう。
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3日(日本時間4日)にシェイ・スタジウムで行われた対ピッツバーグ戦でメッツは9回、アルフォンゾのサヨナラタイムリーで2-1のサヨナラ勝ち。シンシナティがもし負けた場合は自動的にワイルドカード獲得。勝った場合はシンシナティに舞台を移してワンゲームプレイオフに挑む。ちなみにナショナルリーグ中地区優勝はヒューストンに決定した。
ミラクルメッツというか、相手が勝手にコケてくれた“ラッキーメッツ”と言うべきでは(笑)。とにもかくにもここまでこぎつけたメッツ。土俵際からの大逆転勝利、ナショナルリーグ制覇を遠い日本から期待しています。(といっても心の中ではシンシナティを応援しているDDFであります)
10月3日(日)
台湾加油!
大豊のバットが震災で傷ついた母国台湾に、勇気を与えた―。台湾プロ3球団連合軍(明星紅隊)対五輪代表チーム(中華成棒隊)が対戦した台湾中部大震災のチャリティー試合第1戦に、阪神タイガース・大豊泰昭内野手が4番DHで出場。4回に先制のタイムリーツーベースを放つ活躍で、観衆からこの日1番の喝采を浴びた。大豊の奮闘で、チャリティーは大成功。入場料など日本円にして、総額約1,250万円の義援金が集まった。
▼大豊の一打に、台北球場が沸いた。観客のほとんどはもう総立ち。帰って来た母国の英雄を、この日1番の拍手と歓声が包んだ。4回1アウト1塁の第2打席。大豊が、故郷で弾丸ヒットを飛ばした。相手は台湾五輪代表チームの左腕エース・謝富貴(25=国軍)。その直球を捕らえた白球は、両翼105メートルの右翼フェンスを直撃。あと30センチでホームランという、超特大の先制タイムリーツーベースだ。『これだけ喜んでもらえて、帰って来た甲斐があったよ。いいところで1本打てたし、面目も保ったかな』。二塁ベース上、思わず両腕を天に突き上げた大豊を、またフラッシュの嵐が包んだ。
▼日本も五輪アジア予選で戦った台湾代表チーム(中華成棒隊)対味全・兄弟・三商の台湾プロ野球連合軍(明星紅隊)の台湾救済チャリティーゲーム第1戦。大豊はプロ側の4番DHで出場した。この日広島からの強行移動。試合前の打撃練習は出来なかったが、前夜球団新の26試合連続安打を放った好調男には関係ない。初回第1打席こそ、元中日の同僚で相手先発の郭源治(43=和信)の前に投ゴロに倒れた。だが2打席目。記録を“27に伸ばす”豪打で、日本プロ野球の意地とスゴさを見せつけた。
▼雨の中、集まった観衆は満員の7,000人。郭源治は言った。『八百長が発覚してから、普段の試合は400人から1,000人がいいところ。でもきょうのメーンゲスト、大豊にみんな期待してたんです。チャリティーは大成功ですよ』。スタンドのファンは前夜の26試合連続安打を伝える現地紙を広げ、大豊のサイン入りグラブ8個はアッという間に完売した(1個約2万円)。結局2打席で弟の陳大順(34=味全)と交代。5回終了後に、母国語で義援金を呼びかけるあいさつに立った大豊を、また割れんばかりの拍手が包んだ。
▼『震災で辛い思いをしてる方、亡くなった方はたくさんいます。力のある人は力を出し、お金のある人はお金を出して下さい』。言葉で示し、体で示す。震災で傷ついた故郷に、これほどの勇気づけはない。試合後全ナインで合唱した『台湾加油』(台湾、頑張れ)の言葉は、まさに大豊の心そのものだ。3日は、空路台南へ移動して第2戦。今度は前阪神の郭李建夫(30=和信)とともに、愛と勇気を運ぶ。
■郭源治も魅せた!3回0封
●元中日で現在台湾プロ野球和信の郭源治もチャリティーに参戦協力、先発し剛球健在を見せつけた。圧巻は初回2アウト1塁での大豊斬り。ひざ元に沈むシンカーで、投ゴロに仕留めた。『こっちも現役だから、打たれたら顔がなくなっちゃう。でも大豊も遠慮してくれたんでしょ』。3回を無失点に抑え懐かしい笑みを浮かべる郭だが、43歳ながら、140キロを計測し、和信では9勝4敗、防御率はリーグトップの2.30の活躍ぶり。マジック5でリーグ優勝に突き進むチームの大黒柱だ。現在練習の合間には募金箱を持って義援金を集める毎日。『何が出来るか、ボクも必死ですよ』と話していた。
■弟・大順さんも感激
●兄大豊と同一チームで参戦した弟大順さん(34=味全、元ロッテ)も肩を叩き合い、再会を懐かしんだ。『地震の時は、兄貴はすごく心配して、両親が無事と分かると本当にホッとしていました。でもこうやって、同じチームで野球をやるのはプロに入って初めてだし、たぶんこれが最後。これも何かの縁ですね』。試合前には大豊と兄弟キャッチボールも披露。大豊に代わる4番DHで途中出場した試合は2打数無安打に終わったが、生涯思い出に残る1日となったようだ。
■故郷で両親と対面
●大豊が両親と感動の再会を果たした。大豊が故郷へ戻るとあって、父陳進雄さん(60=農業)と母頼彩鳳さん(58)が車で5時間かけ、南投県埔里の実家から駆けつけた。『まさか来るとはね。ビックリしたよ』と大豊。試合後、台北市内の宿舎ホテルで22人を見つけると、涙、涙の熱い抱擁。先の大震災で、自宅は大豊が昨春プレゼントした耐震性の強いものに改築していた分、ヒビが入った程度で済んでいる。末弟の陳以書さんは来ることは出来なかったが、大順さんと妹も駆けつけ、久しぶりに家族水いらずの時間を過ごした。
■収益1,250万円
●総額は日本円に換算して1,250万円もの義援金が集まった。内訳は7,000人を集めた入場料収入のほか、大豊の弟大順さんら200万円)が贈られた。また1個5,000元(約2万円の)大豊のサイン入りグラブ8個も完売。その他、各方面からの義援金が集まり、大きな金額となった。
この試合は心身ともに傷ついた台湾の人々を勇気づけた素晴らしいチャリティーになった事でしょう。お国の一大事として急遽駆け付けた大豊。きっと王さんもシリーズが終え、一段落すれば台湾の人々の前に勇姿を現すのでしょうね。まさに台湾加油とね。
最後のマウンドじゃないよね
日本ハム・与田剛士投手(33)が、今季最終戦となった千葉ロッテ戦で中日時代の95年(平成7年)4月26日の阪神戦以来、1620日ぶりに1軍のマウンドに上がった。
▼6回に1イニングを投げ1点を失ったが『スタンドの雰囲気や緊張感が、懐かしかった。あらためて自分は野球が好きなんだと実感した』と、感激の面持ちで語った。『投げる姿を、子供がまだ見たことはなかったので』と弘子夫人と長男将志くんを招待した。
▼中日時代の90年に新人王と最優秀救援投手に輝いたが、昨年4月には、右ヒジを手術。三沢編成部長は『年齢的なもの、ブランクを考えると、来年、優勝するための戦力として計算できるかどうか……』と、戦力外を示唆した。与田は『自分からユニホームを脱ぐことはない。気力はある。ヒジの状態もいい。でも、どういう立場にいるかは分かっている』と、最悪の場合は米球界も視野に入れて身の振り方を考える。
来年も絶対に投げてくれ!私は貴方がアメリカで投げようが、メキシコで投げようが、フランスで投げようが、投げ続ける限りサポートします。まだまだ老け込む年じゃない!がんばれ与田。来年も君の勇姿をボールパークで待っているゾ!
10月2日(土)
バースを越えた
阪神タイガース・大豊泰昭一塁手が1日、広島市民球場で行われた広島27回戦の初回、佐々岡からタイムリー2塁打を放ち、26試合連続安打を放った。ついに83年、あのランディ・バースが樹立した球団の連続安打記録を塗り替えた。大豊は2日に渡台して台湾大地震のチャリティー試合に出場する。2年連続最下位が決定的になった中、明るい光りはもはや大豊のバットだけと言っても過言ではない…。
▼猛虎64年の歴史に、大豊が新たな1ページを刻んだ。藤村、田淵、掛布らミスター・タイガースにも成し得なかった快挙を、いとも簡単にやってのけた。球団史上初の出場26試合連続ヒット。25試合で並んでいた神様バースを抜き去り、一気に頂点に立った。『バースは学生時代(名商大)からテレビで見てて、3冠王を2回も取ったすごい選手。それを超えたことは素直にうれしいよ。ただ最近のチームは1勝14敗で重症。できればもっと、勝利に結びつけたかった。気持ちは複雑だよ』。
▼試合は2年連続最下位が近づく逆転負けとあって、大豊に笑顔はなかった。だが快挙達成打は、この日唯一の得点を挙げた先制タイムリー2ベースヒット。初回2アウト2塁。広島・佐々岡のスライダーを捕らえ、ライト線へ弾き返した。これが4番、頼れる男。さらに3回にも、痛烈にセンター前へ弾き返すヒットパレード。年間代打6ホームランの球団新記録に続く2つ目の勲章は、アッパレと言う他ない。
▼『バッティング技術が、一皮むけたよ。2本足にして打球は飛ぶし、確実性がついて来た。何より目線がブレないから、ボールがよく見える。これまでの自分の連続試合ヒットは7か、8試合だと思う。もちろん野村監督のアドバイスのお陰。迷ってた時だったし、本当に有り難かった』。2本足打法への回帰を勧めたのは、昨秋就任間もない野村監督だった。7月初旬には『野村語録』を巡り名古屋の自宅に戻るトラブルもあったが、ぶつかり合って、最善の道を見つけたいのが大豊の生き方。野村再生工場でよみがえった1番手に指揮官も最大級の賛辞を送った。『よくやってる。十分過ぎるほどやってる』と。
▼大震災に遭った台湾救済のチャリティー試合出場のため、2日早朝、福岡経由で、空路台北へ向かう。直後試合を行い、3日は台南で2試合目。『久しぶりのユニホーム姿で台湾を応援して来ます』。この日作った『大豊新伝説』は、故郷への最高の手土産になった。
今の貴方は“オオユタカ”ではなく、間違いなくチームの“タイホウ”です。日本記録更新は来シーズンの楽しみに取っておきます。心身ともに傷ついている台湾の人々達に1秒でも早く、元気付ける“一発”を見せてあげて下さい。
メジャー挑戦決意?
韓国のスポーツ4紙は1日午後に発売された2日付の紙面で一斉に、中日ドラゴンズのサムソン・リーこと李尚勲(イ・サンフン)投手が今シーズン限りで、中日を退団し、メジャーリーグ入りを目指すと報じた。
▼サムソン自身が同日朝、韓国からやってきた報道陣に対して『2年前に果たせなかった夢を再び果たす事を決意した。日本シリーズ終了までは中日のために最善を尽くす』と話したと言う。
▼同投手は97年オフ、メジャーリーグ進出を目指したが、移籍金交渉で暗礁に乗り上げた。そのため98年シーズン途中で2年間のレンタルの形で中日入りした。今シーズン終了後、当時の契約がいったん切れる。
▼中日・伊藤球団代表は、韓国スポーツ各紙野報道について『本人からは何も聞いていない。今は日本シリーズを控えた大事な時でもあり、本人からの申入れがない限り静観する』し発言。また、最近、サムソン自身から『秋季キャンプにも参加すると聞いた』と同代表は話した。
午後に発売された新聞というのは日本で言えば東スポと一緒か? でも気になりますね、この話。やはりメジャーリーグに今でも興味を持っているのでしょうかね。理解出来ますがね…。
10月1日(金)
夢をありがとう
燃えた。そして泣いた。星野監督が、中日ナインが歓喜に震えた。30日のヤクルト戦(神宮)、讀賣が横浜に敗れ、劣勢だった試合途中の7回、中日の11年ぶり5度目のセントラル・リーグ優勝は決まった。しかし負けての胴上げなんてできない。ここから打線が炎の逆転劇。最後は岩瀬、落合、サムソン、ソンとつなぐ必殺リレーで決めた。強かった。凄かった。さあ今度は45年ぶり2度目の日本一奪回へ!
▼立浪が高々と上げた手を合図に、歓喜の競争が始まった。関川が走る。久慈が駆ける。熱いものが込み上げていた星野監督は、島野ヘッド、山田投手コーチに押し出されるように輪に向け走り出した。
▼たちまち77番を飲み込むナイン達。次の瞬間78`、11年前より7`スリムになった星野監督の体を、神宮の夜空へと突き上げる。3度、4度…。輪の中に沈みそうになっては、また持ち上げるナインの手。大きく広げた熱血指揮官が計7度、宙に舞った。
▼歓喜の波は、まずスタンドから広がった。その時午後8時41分。レフトスタンドから右中間スタンドへ広がる青い波。ライトスタンドの一角を残し、ほとんどのファンが総立ちで、球場を揺らす。讀賣が敗れ、一足先に中日11年ぶりの優勝は決まっていた。
▼だが『絶対勝て!』。今季、何度も星野監督のゲキに奮い立った男たちは、この夜も4点のビハインドをはね返し8連勝でVゴールを駆け抜けた。『粘ったな。今日が1年間を象徴しとるよ』。笑顔に戻った指揮官はナインをねぎらった。
▼79勝のうち1点差勝ちが29試合ある。サヨナラ勝ちは10試合。監督として初めて最下位の屈辱を味わった2年前。その屈辱を絶好のチャンスに変え、取り組んできたチーム改革が、わずか2年目にして、“実りの秋”をもたらした。
▼64年を数える長い球団の歴史の中でも、初めての2度目の舞い。そんな77番の姿を、穏やかな顔で見つめる2人の遺影があった。ベンチで見守ったのは加藤巳一郎・前オーナー。『“じいさん”が初めてオレに大声を上げられたんだ。お前はドラゴンズを見捨てるのか…って』。再登板の決意をさせたのがこの人だ。
▼そして星野監督の胴上げが始まると、金山監督付広報が、そっと取り出したのが97年1月31日、ドーム元年のキャンプインを前に病魔に倒れ、急逝した扶沙子夫人の遺影だった。
▼遺影―。実は星野監督もユニホームのポケットに密かに忍ばせ、共に戦った。『ナゴヤドームでパパの胴上げを見たいね』。扶沙子夫人との約束は、まだ残っている。中日5度のリーグ優勝のうち4度を経験しながら、星野監督が未だ知らない“日本一の舞い”である。
文章を打ちながら、つい涙がこぼれてきました。許して下さい、今日だけは。自分自身の贔屓チームの優勝の喜びを味わせてください。“野球を愛する貴方へ贈ります”というHP名から外れますが、今日一日だけドラゴンズ万歳と言わせてください。ドラゴンズ優勝万歳!星野監督、コーチのみなさん、そして選手のみなさん、ドラゴンズファン私達に“夢”を与えてくれてありがとう!!
もう一人の“ドラ”の舞い
今季限りで戦力外通告を受けながら、現役に固執していた大阪近鉄バファローズのカズ“ドラ”山本(和範)外野手(41)が9月30日、引退することを明らかにした。『これ以上の感動をファンに与えることは、もうできない。“卒業”することにします』と。
▼1977年(昭52)に近鉄入り。南海・ダイエー、再び近鉄と23年間プレーし、今回が3度目となる自由契約にも現役続行の意欲を見せていた。だが、劇的な1発がカズ山本に引退の覚悟を決めさせた。
▼今季1軍初出場となった地元福岡での古巣福岡ダイエー戦。同点の9回表、篠原から決勝ソロを右翼席にたたき込んだ。カウント0-3。『コースも覚えてない。理論的なことじゃないから』。右手首はテーピングがガチガチに巻かれ、満身創イの状態。意地と執念が詰まった今季1号、通算175本目の1発に満員4万8000の観衆が勝負を忘れてカズコールをおくった。
▼試合後はナインに胴上げされテープが投げ込まれた古巣のグラウンドを1周。さながら“引退セレモニー”の中、笑顔で『ありがとう〜』と絶叫した。『世界一広い福岡ドームで41歳でホームランを打った。僕はたいした記録はないけど、記憶に残ってくれれば…』。7日の今季最終戦(対千葉ロッテ・藤井寺)で、不屈の男がついにバットを置く。
カズ山本名で親しまれる前の呼び名はドラ。ドラは福岡でも舞っていた。ドラさん、バット置くなんて自分で勝手に決めないで。どのチームもお呼びがかからない時こそ、引退の時。貴方が福岡ドームでホームランを打った時、神宮では“カズ二世”を襲名(勝手に私がつけただけだが…)カズ井上が試合を決めるタイムリー2塁打を放っていたのだ。これこそシンクロ。ドラさんよ、最後の場所はドラゴンズですよ。カズ井上と1年だけでもコンビを組んで、彼を一人前に育て上げてからでも引退しても遅くはないのでは。かつてメジャーで親子でがんばったグリフィー親子のように1年だけでもカズ井上と“義兄弟コンビ”としてナゴヤドームで暴れて欲しいと思うのは私だけではないと思います。ナゴヤで待っていますからね、ドラさん。だから今日はお疲れ様とは言いません…。