名前:硝焔華(ショウエンカ) 年齢:35000歳 血液型:χ(カイ)型 備考:学園内では庭園管理(要するにお花係)を務 める深紅の翼を持って生まれた天使。その色の禍々 しさから魔族との混血ではないかという噂を囁かれ 長く冷遇された幼少期をすごす。彼女はある天使 に恋をする。彼女らは共に深く愛し合ったが周囲 の者がそれを許さず、二人は遠く離れた地に引き 離される。彼女は愛する者を求め旅に出る。その 時点まで彼女には何ら特殊な能力も備わっては おらず、その特異な翼も旅の助けにはならなかった。 愛する者に再び遭うために途方も無く長い旅は 続いた。愛情が時の経過と共に薄れて行くという 感覚は彼女にとっては全く無縁のものだった。 内なる炎は燃え続けている。旅の終わりは彼女 の最初の愛の終わりでもあった。愛する者が待つ 街は既に崩壊していた。初めて見る魔族。愛する 者はその圧倒的な暴力の前に既にその命を絶たれ ていた。彼女の視界は激情で真っ赤に染まった。 深紅の翼からは幾筋もの焔が放たれ魔族は塵と なり、街さえも消失した。彼女自身にもその力は 止める事はできなかった。その時彼女は初めて 自覚した。自分の持つ激しい憎悪の心を。全てが 終わったあと、辺りには何もなくなっていた。呆然と する彼女の前に愛する者の姿があらわれる。 「終わった訳ではない。これが始まりかもしれない。 君が愛する心を失わない限りいつもそばにいる」 愛する者の姿はかき消え、そこには一輪の気高き 薔薇が咲いていた。彼女は失われた魂と愛の ために激しく泣いた。 名付け親:鮫島様 |