第3章 補助的能力に関する考察

 

全ての攻撃を無効化?ツァーノスの謎

 ソロウイングが持つバーサーク「ツァーノス」は、ほぼ完璧に攻撃を無効にすることでよく知られています。また、シェルクーフ事件の時に目撃された謎のバーサークは、敵の攻撃を無効にしつつレーザーを撃ちまくるというとんでもないものでした。このようなドラゴンの特殊能力は、いかなる仕組みで発動されるのでしょうか。これに関しては、現代の科学レベルでは説明が難しいのは事実なのですが、何とか仮説を立ててみたいと思います。

 第2章の仮説によると、ドラゴンはレーザーを曲げるために周囲の電磁場を変化させ、レーザーを誘導する能力を持っていることになっています。おそらく、ドラゴンは防御時にこの能力を使い、自分の周囲のみに強い電磁場フィールドを張るのではないかと考えています。これによって、雷撃兵器の類いは完全に無効化できます。(攻撃の出力が高ければ別ですが、皇帝砲でも傷一つつかないのに…)

 さらに、極端な電磁場の変化はその空間にも影響を与え、空間自体を相転移註1)させてしまう可能性があります。これにより、ツァーノスが張られた空間と、周囲の空間との間にエネルギーギャップが生じ、そのギャップが絶大な防御力の源になります。ツァーノスの空間エネルギーが周囲より低い場合、外から撃ち込まれる攻撃のエネルギーが吸収される(註2)ために攻撃が無効化します。逆に空間エネルギーが周囲より高い場合は、攻撃のエネルギーが、空間の段差を乗り越えるために使われる(註3)ために、やはり攻撃が無力と化すと考えられます。結論としては、電磁場を操って雷撃兵装による攻撃を跳ね返し、さらに空間変化により物理攻撃を無効にするのがツァーノスと呼ばれるバーサーク、ということになります。その上で自分だけは敵を攻撃できるのはなんかずるい気がしますが、自分の攻撃は通過できるように、攻撃時は電磁場を複雑に変化させることで対応しているのでしょう。

 当たり前の話ですが、このような絶大な力をいつも使っていてはさすがのドラゴンもエネルギーを使い果たしてしまいます。もしツァーノスが無制限に使えるほど、ドラゴンの動力源が優れていたならば、アインの「例の男」は死なずに済んだかもしれませんね。

速すぎ?ドラゴンの機動力の秘密

 ドラゴンは翼でバサバサと羽ばたくことで飛行しています。これは見れば分かりますね。帝國アカデミーによると、ドラゴンの通常飛行速度は大型戦艦なみのゆっくりしたスピードだとされています。しかし、時には、それを遥かに超える巡航速度で飛ぶことがあります。これは羽ばたきだけで説明できるのでしょうか?

 おそらく、ドラゴンは小型のエンジンを内蔵しているんだと思います。別にあっても不思議じゃありません。プロトタイプのように、背中にエンジンを載せた奴もいるんですから(笑)。翼とエンジン、両方を使って飛行することで高機動性を保持しているのでしょう。

 そう考えると、他にもエンジンを内蔵した攻性生物がいるかもしれませんね。下手をすればエンジンと攻撃ユニットがくっついただけの攻性生物がいるかも…なんか怖いですな。


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