juiceさんのコメント:

 アゼルは、確かに作られた存在ではありますが、なぜか心を持っています。しかも、女性としか考えられない存在です。これは本当に塔の機能停止だけが、目的であるならば、全く必要のないことですし、むしろ邪魔になる様なことでしょう。

 アゼルの存在は、推進派に対する、または人間に対する、反対派のメッセージの様なものを感じます。生命としての本然的な在り方や、人類に対する課題の様なものが込められている様に、私には思えてなりません。アゼル自身も、「あの人のいっていること、この人たちのいっていること…」と比較して、何が正しいのか分からないといっています。そしてそれを自分の目で確かめるために、エッジとともに塔へ向かいます。その姿は果たして、プログラムに改編(バッチ)を施した程度のことなのでしょうか?私にはあるがままの姿の様にしか思えません。あまりにも自然すぎます。また改編を施すだけの技術を帝国アカデミーや、クレイメン達が持ち合わせているとは、考えにくいように思われます。

 自分で見て、触れて、聞いて、感じた物事を何が正しいのかを判断して、行動していく姿。それは、始めてエッジと出くわした時から、何も変わってはいないのではないか、とも思われます。ただ違うのは心が成長していることです。そのアゼルの姿こそ反対派が望んだ、あるべき姿ではないかと感じ取れるのですが、どうでしょう。

 本題の子供を産めるか産めないかですが、以下の様なことからやはり、産めるのではないかと思われます。●生命の法則として、繁殖する機能を有しない固体はあり得ない。作られた存在にしろ、必ずもとになった生命があるはずですから、そこから生殖機能のDNAをわざわざ取り除く作業の方が、面倒な様に思われますので、よほどの理由がない限り、生殖機能があると考える方が自然だといえるでしょう。ただしそのような意志(本能)に向かうかどうかは、別の問題です。(魚で例えるなら、産卵期をむかえるような)アゼルは子供が産めるのではないかというのは、最後にはエッジと一緒になってほしい、という願望がから生まれた考えです。だから実のところ、本当に確信がある訳でもありません。


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