謎6:エンジンの制御法は?

 旧世紀のエンジンは、生体素材が使われていて、中身はほとんど未解明です。それなのに帝國は、エンジンを兵器としてバリバリ使い、強大な軍事国家になりました。帝國はどのようにエンジンを制御してるのでしょう? どうやらエンジンというのは、伝達線と呼ばれるコードを接続して電気信号を送ることで、割合簡単に制御できるらしいのです。考えてみれば、脳が身体に命令を出すのにも電気信号が使われるのですから、当然といえば当然なのですが。ともあれ、命令コード解析に成功した帝國アカデミーの力量には、敬服せざるを得ませんね。

 

謎7:ドラゴンがクーリアから産まれてきたのはなぜ?

 セストレン管理システムから、いわばバグとして追い出されたドラゴンは、旧世紀最高のテクノロジーで作られたセストレンの主(アゼルの最終ボスの、ちっちゃいドラゴン)の片割れということで、兵器として最高の存在なわけですが、このままでは個体情報のみ、つまり実体のない存在に過ぎません。


ランディを目で追うクーリア。この性質はドラゴンにも・・・。分かったかゲーム批評。

そこでドラゴンは、自分の個体情報をクーリアの遺伝子に刻み込んだのだと思われます。 ツヴァイの主人公ランディのおかげで、無事成長することができたドラゴンは、戦いを重ねることで遺伝子が刺激され、ついには「あるべき姿」を取り戻しました。ドラゴンになってしまった後、クーリアとしての遺伝要素がなくなるのかというと、そうでもないようです。そう考える理由は、「ドラゴンが優しい」からです。なでてやると喜んだり、声を掛けると反応するというのは、生物兵器には必要ない要素のはず。当アカデミーは、クーリアの本能が残っているからだという結論に達しましたが、いかがですか?

 

謎8:ゲオルギウス(禁忌の海)が汚いのはなぜ?

 ツヴァイのエピソード5でよく分かりますが、なんかドロドロして色も悪いですよね。これは簡単で、内陸湖だからです。さらに悪いことに、禁忌の海を源にする河川はなし・・・。全ての汚染物質が、最終的に落ち着く場所がここなのです。シーカーの資料によれば、禁忌の海の真ん中辺りに塔が存在し、浄化に務めていたようですから、昔はもっとひどかったかもしれません。アゼルで登場する「塔」は、禁忌の海から水を引き、浄化した上でウルに送ることで、湖の浄化の一役を担っていたとも考えられますね。

参考文献:AZEL-PANZER DRAGOON RPG-ガイドブック(発行元アスキー・発売元アスペクト)

 

謎9:ドラゴンは何度でも甦るのか?

 「アゼル」で、復活したガーディアンドラゴンを見たガッシュが、「ドラゴンは目的を果たすために何度でも甦るらしい」と言っていました。確かに、ガーディアンドラゴンは、「ツヴァイ」でラギとランディに叩きのめされ、水中に没したはずなのに、見事に復活を遂げます(すぐ死ぬけど)。このようなドラゴンの復活には、塔が深く関わっていると考えられます。


この光が消える時、ブルードラゴンは死を迎える。

 普段は眠りについているドラゴンですが、有事には塔の命令を受けて動き出します。活動中は、塔と「精神的に」リンクし、ドラゴン暴走による事故を防ぐようなシステムになっているかもしれません。そして、塔がドラゴンの死を察知したとき、死んだドラゴンの個体情報を基に、ドラゴンを「再構築」するのではないでしょうか。ドラゴンが塔一つにつき一体に限定されてるのは、セキュリティ上の問題でしょう。とするならば、塔がある限りドラゴンは何度でも甦るでしょうが、塔も一緒に消滅してしまえば、そのドラゴンの復活は永遠にあり得ないということになります。

 それから、ブルードラゴンは、緑色に光るコアに個体情報が大切に保存してあり、それが無事な限り、たとえ身体を失っても復活することができるようです(時間はかかるけど)。アトルムドラゴンは、設計の段階からそんなことは考慮されていないでしょう。

 

謎10:クレイメンの真の目的

 結局明らかにならなかった、クレイメン艦隊が反乱を起こした理由・・・。わずかな手がかりをもとに、想像してみましょう。一番の手がかりは、

 「クレイメン艦隊の士気が異様に高い!」

ということでしょう。これは、クレイメンの目的が、「男が命を賭けるに足る崇高な目的」であることを示し、またその目的が、末端の一兵卒に至るまで周知徹底されている証拠であると考えていいと思います。考えてもみて下さい。あの無敵の帝國を裏切るんですから、相当の覚悟が必要です。

 で、じゃあ実際どんな目的だったんでしょう???これはズバリ、「塔による環境浄化」以外にないでしょうね。パンツァー世界の住人なら誰もが抱く「究極の夢」です。ただ、攻性生物が人口減らしのために計画的に虐殺をする「間引き」だけは、人の道に外れていると思いますが。そこで登場するのがアゼルです。アゼルにはご承知の通り、塔や攻性生物をコントロールする力があります。アゼルがいれば、「間引き」を行わずに環境浄化を実現できるはずです。ひょっとしたら、セストレンにハッキングしてプログラムを書き換え、「間引き」を止めさせることも可能かもしれません。これこそがクレイメンがアゼルに与えようとした、「新たなる目的」ではないでしょうか。

 クレイメンの考え、塔を創造した旧世紀人の考え、そしてシーカーの考え。どれが正しいのか一概には言えません。一番目の考えは、例え環境を浄化できても、人間たちがすぐに食い尽くしてしまう危険性を孕んでいます。二番目の考えは、倫理的に大きな問題があります。三番目は、環境の浄化に希望があまり持てません。いずれもジレンマを抱えているんですね。これは、旧世紀の人々が直面した、もしかしたら現在の我々が直面しているジレンマそのものなのかも知れません。

<投稿感謝!yamadaさんの説>

 クレイメンは、塔を創造した旧世紀人の考えを受け継いでいるように思いました。「間引き」を行わずに環境浄化というのは、むしろ帝国の考えに入るのではないでしょうか?環境を浄化して、人間たちがすぐに食い尽くす。まさに帝国のやり方ですね。塔に近づく帝国艦隊を見て嘆いていたクレイメンには、そんな考えが見て取れます。

 もし、帝国がアゼルを得ていたら、塔にハッキングしてプログラムを書き換え・・ということをしていたでしょう。(環境浄化と称して、よこしまなことをしそうですが)

 クレイメンの目的には、そんな帝国の行動を阻止することにあったのは確実ですが、「クレイメン艦隊の士気が異様に高い」「命を賭けるに足る崇高な目的」を説明するには、不足ですね。


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