謎16:旧世紀の銃に秘められた謎

 ドラゴンのロックオンレーザーと並んで重要な武器である、乗り手が持っている銃。これにも様々な謎や疑問が存在します。エネルギー源とか、あの弾(?)が何なのかなど、あまりに技術レベルが現代と違うこともあって、想像すら困難なのが正直なところです。

 やはり驚くべきはその威力でしょう。さすがにレーザーには一歩譲るものの、使い方によっては帝國の大型戦艦すら沈められるのですから。ただ、そんなすごい兵器が、ツヴァイでは村に落ちてたり、アゼルではラドガム爺さんが持ってたりするのはヘン。・・・こんな声があるのもまた事実です。

 最近、当アカデミーが有力な説だと考えているのが、「実はあの銃は本当は大した威力じゃねえんじゃないの」説です。あの銃の本来の性能は、火薬式の銃に毛の生えた程度、まあ普通の攻性生物だったら倒せるけど、装甲の厚い純血種はちょっと厳しい、という感じの威力ではないでしょうか。もし仮に、ラドガム爺さんの銃が、パンツァーシリーズの歴代主人公が使っていた銃並みの威力だったら、彼が渓谷で死ぬことはなかったでしょう。

 ではなぜ、主人公達の銃は、あんなに威力があるのでしょう。それは、ドラゴンの生体エネルギーが銃に流れ込み、威力を増幅しているからなのです。旧世紀の銃といえども、長い間使ってないと弾が出ないほど(アゼルのオープニング参照)貧弱な武器なわけですが、ドラゴンの乗り手が持った瞬間、一転して必殺の兵器に化けるのです。(フローターに乗るシーンがありますが、そこでアゼルが言った「その銃と乗り物を同調させる」というというのは、「銃の出力の増幅」を意味しているのでしょう。)ラドガムの銃も、ドラゴンの乗り手が持つ銃も、基本的に違いがないと思います。現代風に言えば、「ボタン電池」の場合と、「AC100ボルト」の違い、といった感じでしょうか。ですから、エッジ達の場合も、ドラゴンに乗ってない場合は威力が落ちます。そうなってしまうと、クレイメンや皇帝が殺されたときのように、たかが一匹の純血種に苦戦するハメに陥ることになります。

 

謎17:アゼルは子供を産むことができるのだろうか?

 難しい!これは難しい問題です。攻性生物の場合、基本的に単性生殖で自分のコピーを増やそうとします。野生化して厳しい環境にさらされると、それに適応するために雌雄の別が生じることはありますが・・・。となると、アゼルが自分自身のコピーを造り出せる能力があっても不思議ではありません。

 しかし、そのような子孫を残す能力があるということは、ある別の意味も有します。遺伝情報の通りに身体を構築していくとアゼルができるということは、大量生産も可能だということも意味すると思います。旧世紀に大量生産されてない以上、アゼルに子孫を残す能力があるというのには、重大な疑義があります。

 当アカデミーは、遺伝子操作だけではアゼルは造れなかったと考えています。思考指数120を超えるために、ある特殊な機構を組み込んだ特別製だと思っています(謎11参照)。つまり、アゼルの遺伝情報を基にコピー版を構築しても、コピー版には「特殊な機構」は反映されず、思考指数120を下回ってしまうと考えられるのです。

 確かに、生殖能力は重要ですが、上記のような問題がある以上、メリットがないのも事実です。遺伝子から生殖に関する部分を削除するのは面倒ですが、不活性にして働かなくさせるのは簡単(現在の技術ではちょっと無理ですが)ですので、アゼルにはそもそも生殖能力がない可能性が高いのですが、状況によっては秘められた遺伝情報の働きでそれが復活する可能性もまた捨てきれないのです。

<投稿感謝!juiceさんの説>

 私は、産めると確信しています。なぜなら、普通の攻性生物ですら、雑種が氾濫する程、繁殖しているのですから、推進派の勢力に対抗するためには、必要不可欠なことだと思われるのです。造られた存在であったとしても、生身の生き物には、死が待ち構えています。そのために子孫を残すことが重要になってきます。極端な話、ドラゴンも生身の体ですから、死にもすれば、子孫を増やすこともできると考える方が、自然の様に思うのですがいかがでしょう。“ドラゴンはその使命を果たすまで、何度でも甦る”というのは、その生命力の強さを表現したもので、決して死なないことを云っているのではないと考えます。ただ、死んだとしてもその意志は、また新たな生命として甦ることも、確かな事と云うより、事実でしょう。

<投稿感謝!FOX-SSさんの説>

結論:アゼルは子供を産めない。

理由:アゼルの元来の役割は「塔」の機能停止。『全塔一括停止』できるのはセストレンに「絶対の客人」がやってきたときのみ。したがって本来、アゼルは世界各地の塔を行脚しつつ一個一個「塔」をシャットダウンしなければいけないはず。その使命を自分自身で果たすためには長命である必要があると思われます。アゼルはシーカーの里で療養中に「自分はここに人たちのものは食べれない」旨を言ってます。このことから察するにアゼルはドラゴンのように(食物の摂取が不要な)自己回復機能を所有した「極めて長命」な生物と見なせます。そのように「作られた生物」ですので旧世紀の製造者はアゼルに生殖機能を持たせたとはとうてい思えません。あまりに長命な種は「繁殖」する必要がありません。

 ではなぜほかの攻性生物は純血種や混血種が存在するのか?ドラゴン以外の攻性生物は塔の機能を維持するための周辺パーツと見なせます。つまり消耗品の扱いです。その消耗品である攻性生物に対して「塔」にその生成プラントを持つのは効率が悪いからです。むしろ「使命(=刷り込まれた本能)」を代々引き継ぎつつ個体数を維持するには、生物自身の繁殖に任せた方が手放しですみます。最初は純血種だけだったのでしょうが、長い年月の中で混血が進んでしまったと思われます。これに対し、純血種のドラゴンとアゼルは繁殖を行う必要のない「不死種」でないかと思われます。従って正確に言うのなら、

 アゼルは子供を産む必要がない → 生殖機能が不要 → 子供を産めない

ということになります。

 いわゆるドローンは旧世紀の技術によって生成された人型の攻性生物と見なせます。自給自足機能を所有していることから察するにむしろドラゴンに近いのかもしれません。アゼルはその中でもFCもしくはGM(編註:Final Candidate,Golden Masterの略。量産型のモデルになる個体ということか。)版と言える存在と思われます。本来の使命を止めてクレイメンの指示に従っているのは、遺跡で強奪した後の「アゼルの再起動」時に何らかのプログラムの改編(パッチ)を行ったと推測します。クレイメンはアカデミーで塔とアゼルの関係を事前に知っていたわけですから、その再起動の方法も当然知っていたはずです。
この説に対するコメント

<投稿感謝!かっぱさんの説>

産めると思っています!!
なぜか?エッジとの子どもを見たいから..。
まじめにいきます..。

まず、1.ドローンとはいえ生き物である事。
   2.もしも生殖機能までとってしまうなら、あのように人型に似せない事。

   3.アゼルは子供を産む必要がない → 生殖機能が不要 → 子供を産めない。

とありますが、アゼルは子供を産む必要がない→ 生殖機能が不要はちょっと短絡してるような気がします..。アゼルはもちろん生命ですから有事の際のために子孫(バックアップ)を産む事ができると思います..。又、遺伝子は突如変化する事もありうるので、アゼルに変化があった時に体の変化もあったかもしれません..。

   4.一番自信のある4はアゼルが女性?(女型?)に酷似している事です..。

 ただ、「塔」の封印するだけなら男性?(男型?)ツァスタバみたいなドローン(笑)でもよかったはずです。こえぇ〜!!1のブルーとプロトのパイロットのように..。(人じゃなくてもいいかも..。)

 旧世紀の製造者はきっと兵器としての彼女を作るのに悩んだんじゃないでしょうか??ただひとつの目的の為に生きる少女(アゼル)を作った製造者は父にも似た気持を抱いていた...そんな気がしてたまりません..。理屈じゃないんです!!きっと彼(製造者)はアゼルに一人の女としての幸せ..すなわち子どもを産む事を願ったでしょう..。また、願わなくとも、生殖機能をムリに取る事をするとはおもえません..。

 他の攻性生物とは違い塔で自動生産されたものではなく、人の手によって創られた、世界で一番人間に近い攻性生物なんです!!(人間と呼んであげたい....。)だから、アゼルは子どもを産めると信じています!!でも、子供を産む時はタマゴ(!!)かもしれませんネ..。エッジ君よりドラゴンの方がアゼルと子供を作るのに向いてたりして..。(ちょっちアブノーマル..)

 アゼルとエッジ君には幸せになってほしいです!!

 

謎18:シェルクーフの謎・なぜラギを見逃した?

 なんのこっちゃとお思いの方、考えてみて下さい。シェルクーフはエラー(ラギ)を抹消するために派遣されたというのが定説です。実際、シェルクーフは雷撃兵器の一撃で、ラギとランディが住んでいた村を滅ぼしているわけですね。それなのに、ドラゴンに目覚めたラギが戦いを挑んでも、相手にするわけでもなく、無視して飛び去ってしまいます。ラギの抹消が目的なら、目覚めたばかりのうちにGDのサイコミサイルで粉々にしてしまえば終わりなのに、なぜなんでしょう。

 セストレンが見せた映像を思い出してみましょう。最初は「エラーを消去」って言っていたセストレンが、「エラーを封印」という風に言い方を変えていたはずです。つまり、シェルクーフの当初の目的は、エラーの消去にあったわけですが、途中で目的が「封印」にすり替わっているのです。この目的のすり替えのきっかけは、「ラギがドラゴンに目覚めてしまったこと」ではないでしょうか?

 それでは、なぜ目覚めてしまうと封印するしかないのか考えてみましょう。ドラゴンというのは、「目的がある限り何度でも甦る」性質があるといわれています。いかにバラバラにされようとも、何らかの形で自己の個体情報を残し、また復活する。まさに「殺しても死なない」のがドラゴンなのです。そんなドラゴンに、ラギは目覚めてしまった。セストレンは、目覚める前に殺したかったのに。

 セストレンは、新たな作戦を立てたと考えられます。シェルクーフを封印しようとするであろうラギを、逆に封じ込めてやる作戦です。ですが、シェルクーフは封印装置ではありませんから、ラギを逆に封印するのは大変です。何しろ相手は封印のプロ(?)です。シェルクーフも絶対無事ではすまない。墜落するにしても、人目に付くところで落ちるのは具合が悪いということで、セストレンは最後の決戦場をゲオルギウスに定め、シェルクーフにそこへ向かうよう命令を出したと思われます。シェルクーフとラギ。お互いに相手の封印を狙っていて、封印するには直に接続するしかない。どっちが目的を達成するかはまさに力勝負でしょう。シェルクーフとしては、封印前にラギをとにかく消耗させ、力勝負に勝たねばならないわけです。

  ザコ敵&クオパ&ハヌマン&ヌース・・・・とにかく消耗させる
  ガーディアンドラゴン・・・・ラギには近寄らず、戦力温存

ザコで消耗させて、ゲオルギウスに着いたらGDでボロボロに痛めつけ、最後に封印の力勝負に勝つつもりだったのでしょう。ラギを完全に封印すれば動きを封じられるし、もしかしたらハッキングでドラゴンの個体情報(エラー)を完全に抹消することができるかもしれない。

 でも結果はご承知の通りラギの勝ち。にもかかわらずセストレンは、「エラーの封印を確認」なんて言ってるし・・・。なんか負け惜しみみたいでほほえましいものがあります。

 「謎18」は、ちみどrさんに提起していただきました。ありがとうございました。
この説に対するコメント

 

謎19:「護り火」は何のために存在するのか

 ゾアの街にある護り火。この旧世紀の生きた遺物は、一体何を目的に作られたものなのでしょう。シーカーの研究書「メモリーレポート」によれば、情報記録系発掘物は、周囲に特殊な力場を発生させる能力を持ち、周囲の攻性生物を排除して破壊されるのを防いでいるということになっています。シーカーはそれを根拠に、護り火もそのような類であると結論づけています。


聖堂にある「護り火」。神秘的。

 しかし、それでも決定的な疑問の解決にはなりません。なぜなら、護り火の場合はその効果範囲があまりに広く、ゾアの森全体にまで及んでいるからです。自分が破壊されるのを防ぐためだけのために、あんなに広範囲から攻性生物を締め出す必要が果たしてあるのでしょうか。どう考えても答えはNOです。

 やはり、護り火の機能から考えれば、攻性生物のいない、人間が安心して暮らせる場所を旧世紀の人々に提供する目的で護り火が造られたと考えるのが妥当ではないでしょうか。もしそうなら、旧世紀のいわゆる賛成派の唱える、「テクノロジによる人類の(個体数を含む)管理」に思い切り矛盾していることになります。

 しかし、「謎5」が本当ならあり得ない話ではありません。旧世紀の支配者達は、塔の恩恵を得て形成された豊かな森に街を作り、暮らしていたのかもしれません。塔や自分たちの街は、攻性生物達が守ってくれます。そして自分たちは、護り火のおかげで飼い犬(攻性生物)に咬まれることもなく、豊かな生活を享受できるという寸法です。

 結局、旧世紀における争いは、賛成派が勝利した、と想像されています。なのに賛成派まで滅亡しているのは全くの謎です。案外、この謎を解く鍵は「護り火」にあるような気がするのですが・・・。(謎20に続く予定)

 

謎20:賛成派、反対派双方が滅んでしまった理由

 今回は、特別に「謎19」を前提に話を進めましょう。賛成派、反対派が相争い、ただ単に賛成派が勝利しただけなら、賛成派が滅ぶ必然性がありません。果たして、旧世紀の最後に何があったのでしょう。

 AZELで、エッジ君を拷問した帝國兵士が、「塔は一夜にして三つの大陸を焼いた」と言いましたが、これは真実でしょうか。旧世紀の言い伝えで、限りなく攻性生物の大量発生を思わせるものもあります。このような過去の伝説は、全てを鵜呑みにすることはできないにせよ、一片の真実を伝えている可能性が極めて高いことは、歴史が証明しています。旧世紀文明は、「塔の暴走」によって滅びた可能性が高いのです。

 さて、塔の暴走とはどんな状態なのか考えてみましょう。塔の起動とドラゴンには関係があるということは、帝國の調査で明らかになっていますが、これはおそらく、ドラゴンの起動によって、塔が戦闘モードに入ることを意味しているのでしょう。戦闘モードに突入した塔は、自分自身を守るために大量の攻性生物を放出します。そして、ドラゴンを受け入れ、ドラゴンの全能力を開放すると、塔も「最終防衛モード(仮)」になり、完全に起動するのではないでしょうか。AZELの塔が完全に起動したとき、恐ろしい数の攻性生物が、あれだけ強大な帝國軍を一瞬で滅ぼしてしまいました。これと同じことが、旧世紀においても起きたのかもしれません。

 「謎19」を前提にすると、旧世紀の賛成派は、塔の近くで「護り火」に包まれて暮らしていたことになりますが、攻性生物が塔の戦闘モードへの移行のせいで「護り火」を無視したとしたら、賛成派の住む街はあっという間に滅んだことでしょう。さらに悪いことに、塔のコントロールをすでにセストレンに委ねていたため、賛成派はどうしようもなかったと思われます。セストレンが「地表面の制圧」を最優先にした場合、全ての塔が戦闘モードに移行する可能性も捨て切れません。賛成派は、自分たちが造り出したテクノロジーに滅ぼされたと考えられないでしょうか。全世界で暴れ回る攻性生物と、巨大化したドラゴン・・・まさに地獄絵図だったことでしょう。ただ、「ドラゴン=悪魔」ではなく、「ドラゴン=神」という言い伝えもあります。暴走する塔(セストレン)を止め、人類を救ったのも、実はドラゴンだったのでしょうか? 難しいところです。
この説に対するコメント


Back