ドラゴン追跡の命を受けたナラカ級戦艦は、1頭のドラゴンは、恐ろしいほどの巡航速度で飛び去ったため、追跡を断念し、湖に向かった、追跡(あわよくば接触・捕獲)が比較的容易と思われた青いドラゴン(仮にブルードラゴンとする)に狙いを絞り、追跡を開始したのである。

 

 

 ブルードラゴンは、湖に生息する攻性生物を苦もなく撃退しつつ、砂漠地帯、さらにその先の第9発掘所方面を目指していると思われた。ナラカ級戦艦は、その旨を捕獲部隊に伝えた上で、ブルードラゴンとの接触を試みた。

 

 

 しかし、接触を試みた瞬間、突然ブルードラゴンから激しい攻撃を受け、ナラカ級は撃沈された。難を逃れたのは、艦載機である戦闘機ディーヴァ1機のみという結果となった。唯一助かったディーヴァのパイロットは、砂漠へと向かったブルードラゴンを、勇敢にも単身で追跡を開始した。

 

 

 一方、捕獲部隊はナラカ級の報告を受け、第9発掘所方面へ飛行中のドラゴンを捕獲するため、ただちに国境付近に展開した。地上部隊も第9発掘所に集結し、ドラゴンの到着を待つことになった。

 

 

 砂漠地帯で、単身ブルードラゴンを追跡したディーヴァのパイロットの証言によると、ブルードラゴンはやはりここでも、易々と砂漠の攻性生物を退けつつ、なおも第9発掘所方面へ飛行を続けた。あの巨大なワームでさえも、簡単に撃退してしまう攻撃力は想像しがたいものがあるが、この一件による軍の被害は、それを実感するに余りあることは、疑いようもない事実である。

 

 

 さて、追跡を断念したもう1頭のドラゴン(仮にプロトタイプとする)は、どうやら先回りして、ブルードラゴンを待ち構えていたらしい。激しい戦闘が行われたものの、プロトタイプは決着を付けることなく飛び去った。ブルードラゴンも巡航速度を上げたため、ディーヴァのパイロットはこれ以上の追跡を断念。捕獲部隊に合流するため、発掘所方面へ向かった。

 

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