以下の文章は、帝國アカデミー編纂の「シェルクーフ事件報告書」を基にしたフィクションです。

「シェルクーフ事件」報告書

 帝國歴71年6の月10日未明、全長2100リオンに及ぶ直方体の飛行物体が、攻性生物や戦艦を伴って国境方面に進行中であることを、メッカニア連邦領土内に侵入していた探索部隊が確認した。この報告は直ちに皇帝陛下に奏上され、皇帝陛下の勅命により、当該飛行物体(現地語に基づき「シェルクーフ」と呼称)の追跡作戦が開始された。我々帝國は、さらなる人類の勢力拡大のため、旧世紀兵器を完全起動状態で手に入れる必要があり、今回はその絶好の機会と判断されたためである。

 


第6代皇帝陛下の御龍体。

 なお、事件後に行われた調査によって、シェルクーフは探索部隊との遭遇前に、飛行コースを突如変更して、エルピス地方の村落を雷撃によって全滅させている事実が判明している。コース変更の理由は不明だが、攻撃の対象となった村落では、クーリアが多数飼育されており、それが何らかの形でシェルクーフを呼び寄せたのではないかとする説が有力である。

 

BACK  NEXT