撤退した残存部隊の報告に基づいて、新たに第2次シェルクーフ捕獲部隊が編成され、遭遇予測地点のゲオルギウス付近に網を張ることになった。第2次捕獲部隊は、予測通りゲオルギウス付近でシェルクーフに遭遇、接触を図ったが、その表面に設置されていた雷撃兵器の集中攻撃を受け、全滅に至った。脱出機によって奇跡的に生還した士官の証言によればここでも全滅直前にドラゴンの姿が目撃されている。しかし、その外見は第1次捕獲部隊の報告にあるそれとは著しく異なっており、誤認ではないかとの見方もある。

 

 

 とはいえ、我々帝國アカデミーは、彼の証言を重く受け止めている。彼は脱出した後、短時間ながらドラゴンとシェルクーフを追跡している。彼が目撃したドラゴンの攻撃の特徴は、森林地帯で発見されたドラゴンとほぼ同じであったからだ。個人的見解だが、短時間のうちに成長、いや進化したとしか考えられない。

 ドラゴンは、シェルクーフから出現した機動兵器と2度にわたり交戦、2度目の戦闘でこれを破壊した。この戦闘は、今までにも増して激しいものであった。

 

 

 機動兵器を破壊したドラゴンは、シェルクーフに接近。この時点で生還した士官は、追跡を中止し帰還を開始したため、それ以降のことは不明である。

 

 

 これ以上の戦力消耗は、メッカニア侵攻作戦に影響を与えると判断した軍司令部は、第2次捕獲部隊の全滅をもって、シェルクーフ捕獲作戦の延期を決定。全兵力を進行作戦に投入した結果、9の月3日、メッカニア連邦は、正式に帝國の属領となった。その後、改めて追跡調査が行われたが予測飛行コース上にシェルクーフの姿はなく、ただ大規模な戦闘跡を無数に確認するのみであった。シェルクーフは、この戦闘によって破壊されたと思われるが、それを可能ならしめた戦力の実体は不明である。

 

 

 とはいえ、様々な間接的な証拠と照らし合わせると、あのドラゴンが撃沈した可能性は否定できない。しかし、あのような巨大な船を撃沈するような、強大な戦闘力は、想像することすら難しいのもまた事実である。今後の調査によって、真実が明らかになることを期待して止まない。(END)

 

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