名前を見れば分かるとおり、ザナドゥの続編です。前作の最後に倒したはずの「キングドラゴン=ガルシス」が復活し、プレイヤーは再びこいつを倒しに行くわけですが、意地悪な開発者のせいで前作よりかなり厳しいダンジョンが待ち受けております。

1:逆さつららの恐怖!

 シナリオ2で追加された地形「逆さつらら」(針山ともいう)。なぜか乗るとダメージを受けます。普通はそのダメージは100ですが、所持しているアイテム1個につき100ずつダメージが増えます。つまり、アイテムを499個持っているとダメージは5万です。だったら乗らなければいい話ですが、時には針山が延々と続く道を通る必要もあるんです。そういえば、最初のスタート地点にも針山があって、いきなり1200のダメージを喰らいますね。下手すりゃ2発喰らって死亡。いきなり死ぬRPGなんて、このゲームぐらいでしょうね。

2:超複雑なダンジョン

 前作の場合、「塔」はそれぞれ独立していました。しかし、シナリオ2では複数の塔が内部で融合してしまっている事例はザラです。つまり、出入り口が複数あって、入ったとこと違う出入り口から出ると、

「おい、どこだよここ?」

っていう状態になってしまうんです。最終面のレベル11なんかはすごい状態になっちゃってるし。仕方ないので塔の形をスケッチして、番号を付けました。我ながらよくクリアできたなと思いますよ。

 そして、シナリオ2はレベル1から11まであります。前作はレベル1から順に攻略するだけでよく、次のレベルへのトビラも、キャラの力が十分でないと開かなくなっていましたが、今作は最初から開かれています。しかし、シナリオ2は各レベルの繋がりが複雑になっているので、開いているからといって各レベルを繋ぐトンネルをくぐるとえらい目に遭います。一方通行のトンネルとか、レベルを2つすっ飛ばして繋がってるトンネルがあるので。調子こいてレベル1→4→7→10と行ってしまい、最大HPの100倍ぐらいの攻撃を受けて死んだなんてことは珍しくありません。かくいう私も、最初のプレイでレベル7から脱出できなくなり泣いた記憶があります。執念で戻って来ましたが。

3:ボスキャラうじゃうじゃ

 ボスキャラの種類も数も大幅に増えています。配置も結構いじわるで、塔の入り口にいきなりボスがいたりします(笑)。それに、比較的低いレベルのマップであっても、時々かなり強いボスがいることもあるのも意地悪です。

レベル1にホワイトドラゴンなんて配置すんなよ!

あとブザッティ(通称ブザ公)にもよく触っただけで殺されました。

4:死の行商

 シナリオ2になって、お店のシステムが変わりました。品物のラインナップも店によって違い、値段も微妙に違います。お店によっては10倍近く違うこともあります。つまり、安い店で大量に仕入れ、高い店に売り付けることが可能なんですねー。商売で所持金を増やし、強い武具を手にできれば楽ですから、私も時々やりました。しかし、なぜその店の値段が高いのかを忘れてはいけません。そういう店は立地が最悪で、針山山脈を越えた奥地にあったりします。高山の山小屋のコーラが400円なのと同じですね。アイテムを買い込んで、お店まであと少しというところで力尽きる勇者も少なくなかったとか。ゆえにそれは死の行商と言われた…

5:スゴいBGM

 今や完全に認知された感のあるゲームミュージック。隆盛の立役者は?って聞かれたら皆さん何と答えられますか?セガ、ナムコ、コナミ、ズンタタ、はたまたドラクエ?私は誰が何と言おうとファルコムと古代祐三だと答えます。イースやソーサリアンのあまりにスゴいFM音源サウンドはゲーム業界に衝撃をもたらし、ゲームミュージックは急激にレベルアップしていきました。その片鱗が見えたのがザナドゥシナリオ2だったのです。曲調の素晴しさもさることながら、チェンバロやパイプオルガンのきれいな音色は本当にすばらしかったのを思い出します。

6:ベストゲーム

 はっきり言ってこのゲームは難易度高いです。ですがその分、クリアした時の感慨はひとしおです。実際泣きましたもん、放心状態で。私、他に泣けたゲームってルナ2ぐらいなんですが、ルナ2の場合「うおー、ルー○ア」って感じに過ぎないのに対し、シナリオ2はキャラ萌えとかではなく、苦労の連続だった冒険を思い出して泣けるんです。ええもう走馬灯のようにいろんな思い出が…。難しいシューティングをクリアしても、爽快感や達成感はあっても涙が出るような感慨は味わえません。シナリオRPGも、感動するといっても所詮他人事でしょう。シナリオ2の感動は、シナリオ2以外では体験できません。14年経った現在においても、依然ザナドゥシナリオ2はベストゲームなのです。

関連リンク:
Falcom Homepage
Xanadu Laboratory
XANADU scenarioII Library


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