はいはいツヴァイですね。これの存在を初めて知ったのは、サタマガのデジタルサーカス(懐かし)の記事だったっけか。どう思ったかはよく覚えてないけど、

「へー続編出るんだ。でも何か地味じゃない?」

とか思った程度だったかな?でも当然のごとく発売日に買ったけどね。

 で、買ってきたわけですが、最初の印象はなかなか複雑なものがありました。オープニングムービーは、前作があんなにカッコ良かったんだから、今回はさぞや…と期待していたんですが、ちょっと期待してたのと違いました。なんて言うか、アインのように、極論すればカッコ良さ(だけ)を追求したムービーが見たかったんですよね。ツヴァイのムービーはそうではなく、むしろランディとラギという存在を確立するために使われているようです。ただ、その割にテンポはいいし、ランディ役の中原茂さんのナレーションが抜群にいいせいで、素晴しいことに変わりはないのですが、好みから言えばアインに負けています。

 ゲーム開始!異様に滑らかに動いて気持ち悪い。ひょっとして60フレーム?と思いました。本当はアインが20、ツヴァイが30なんだけど、自分の頭の中でアインは、30で動いているので、それよりも滑らかなツヴァイは60なのかな…と。無意識のうちにフレームを補完してるんですかね?(その後アインをやって、20フレームに過ぎなかったのを実感した(笑))

 崖から飛び立つシーンに度胆を抜かれ、印象的な森林地帯を抜け、恐ろしく速いハヌマン、恐ろしく強い(本当に強かった(笑))ランドドーラに何度も殺され、シェルクーフを沈め、ガーディアンドラゴンのテイルアッパーを食らって、まあ何とか翌日にはクリアできたわけですが、どうもなんか物足りなさを感じてしまったんですよねー。例えば、曲です。確かに良い曲なんですけど(サントラ買ったし)特に森林地帯の曲「禁忌の森」あたりに、いかにも「民族音楽ぽくしてみました」的な底の浅さを感じてしまったんです。アインの曲はなんか深みがあるんですよ、特にエピソード34あたり。…まあ、生音と内蔵音源の違いは大きいですけど。

 もう一つは、実質的にエピソードの数が少ないこと。アインが、

湖→砂漠→発掘所→遺跡→森上空→帝都の6つなのに対し、ツヴァイは

辺境→森→遺跡→ゲオルギウス→シェルクーフであり、ゲオルギウスの内容の薄さを考えると、実質エピソードは4つ…。これはちと少ないです。その分分岐があるんだけど、スコアやドラゴンの成長にこだわり出すと、結局進むルートは固定されちゃいますし。

 そんなことを考えながら遊んでいくうちに、慣れてきたせいか周りを客観的に見られるようになってきました。ストーリーがシェルクーフを追い掛ける一点に絞られていて、中間デモもテンポよく、それらを考えあわせるとツヴァイの方が勝ってる部分も多いことが分かってきました。

 そして、曲も改めて聞くと、画面と見事にシンクロしています。特にラスボスのガーディアンドラゴン戦は鳥肌が立ちました。荘厳、としか表現しようもない音楽、そんな中、無慈悲な攻撃をしてくるGDは、あまりにもはかなく、あまりにも美しすぎた…。そう、あれは旧世紀そのものだったのです。これだけでも涙モノなのに、ラギ君がブルードラゴン(ソロウイング)になったりしちゃったら、もう泣くしかありません。

 とにかく、ゲーム本体、グラフィック、ストーリー展開、サウンドが高いレベルで完全に融合しているんですよね。これに関しては、さすがのアインもかないません。ただ撃ちまくるだけのシューティングや、見ているだけのムービーゲーとは異質な、新たな高みに到達したゲーム…といえるでしょう。ツヴァイは業界に衝撃を与えた傑作だったと思います。後に続く作品があまり出てこないのは寂しいですが…。

 そういえば、「Team Andromeda Presents」という表示がなされたのもこの作品からでした。これ以降、開発チーム名を全面に押し出す戦略が、業界内でしばしば行われることになります(成功はしていないようですが…Team B/MADとか)。「パンドラの箱」のアイデアも、親切な裏技システムとして、様々なゲームに生かされたように記憶しています。ツヴァイがどれだけの業界人に「おーすげえ」と言わせたかが分かります。

 まー、思い起こせばこのゲームはよく遊びました。一時期スコアアタックをやりすぎて、ゲームするのが苦痛になったぐらい(やりすぎ)。ツヴァイの一週間前発売されたガングリもあったし、この時期はゲームに恵まれておりました。


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