終息日の書
 

我らは、打ち捨てられた人の世にて、

生の苦役をつとめねばならない。

それは、我らにつらなる人の犯した

あやまちゆえである。

再び神の栄光を求めるならば、

死に至るまでの道をもって、さばきを受けねばならない。

 

その道が、神ののぞみにかなった時、

死せる人は、はるか東方の恵みの森に

置かれる。

その地には、生の苦役も、

人の世のあらゆるけがれもなく、

万象が人に手を差しのべる。

 

その道が、神ののぞみをはずれた時、

死せる人は、新たなからだとともに

再び人の世に打ち捨てられる。

よき道を歩まないかぎり、人は、

何度でも苦難の生をつとめ、

何度でも死の闇を味わい、

何度でもさばきの前にさらされる。

 

すべての人が、神ののぞみにかない、

はるか東方の恵みの森に置かれた日が

人の世の終息の日となる。

人なき人の世は、再び無にかえされ、

恵みの森から出たすべての人が、

新たな世界の創造をになう。

 

打ち捨てられぬ人の手によって

汚れなき世界が創造された日が

原初日のよみがえりとなる。

神は再び世界の上に立ち、

栄光と幸いを世界にもたらす。

それは、終わりのない一日であり、

我らにに約された救済である。


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