ゾアの書
 

よき人への戒め

守護地に生まれた人よ、心せよ。

あなたの血は、さばきを経て選ばれた

よき人につらなる。

あなたの血は、終息日において、

新たな創造の手となる人に流れる。

 

あなたは、あなたの血をけがしたり、

薄めたりしてはならない。

打ち捨てられた人と交わることも、

いたずらに子孫を増やすことも、

つつしまなければならない。

なぜなら、新たなるゾアの民は、

つねに神の手で置かれるからである。

 

あなたは、生から死に至る道を

すべてゾアの地で歩まねばならない。

なぜなら、地上はすべて、争いの

けがれを受けているからである。

ゾアの外に立ち、再びけがれた者は、

再びさばきを受けるさだめを

負わなければならない。

 

あなたは、ゾアの外から来た糧を

とってはならない。

なぜなら、それらの糧は、すでに

打ち捨てられたものだからである。

あなたは、森のもたらす恵みのみで

命をつながなければならない。

 

守護地に生まれた人よ、忘れるな。

あなたの上に降る「護り火」は、

掟と引きかえであることを。

その光は、終息日まで、

絶えることがあってはならない。

 

祈りの掟

守護地に生まれた人は、

司祭によって定められた夜に、

神への祈りを捧げなければならない。

 

まず、祈りの夜の来る日には、

清められたわき水のほかには、

何も口にしてはならない。

 

その日の日没までに、水を浴びて身を

清め、ワント麻で織られた新しい布で

作られた服をまとわねばならない。

また、祈りの夜の間は、いかなる

燈火も用いてはならない。

 

祈りの前に食物を口にした者、

祈りの前に身を清めなかった者、

日々の営みのけがれをまとったまま

祈りを捧げた者、地上の燈火によって

「護り火」をけがした者は、

ただちに守護地を去らねばならない。


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