かうんた〜
Painter講座 タイトル
はじめに…

 本の版下を作るのにMacを使いだして、それは「DTP(ディスク・トップ・パブリッシング)」と呼ばれMacは「仕事の道具」として自然と浸透してきました。同時にMacで(この場合はPC機でもなんでも構わないのですが...)絵が描けて、遊びに使える事を知りました。私の場合は最初に『Art School Dubbler』というペイントソフトから始め、しかし物足りなさから『Photoshop』『Painter』と移行してきたんです。今ではPainterがなかったら...もしかしたらMacでCGを描いてなかったかも..と思うぐらいにPainterは重要なツールになってます。
 で、そのPainterなんですが7、8とバージョンアップしていきましたが、私のメインに使用する「水彩」に関しては全く違う水彩になってハッキリ言って使い物になりませんでした。Macintosh版に限っては、OSが「9」からUNIXベースのMac OS Xに移行した時期でもありました。私もOS Xに移行したかったんですが肝心のPainter6はOS Xでは動かず、「classic」というエミュレータで立ち上がるものの、タブレットのドライバーがそのclassicでは反応せず、やむなくOS 9+Painter6を使い続けていかないといけない状態でした。...しかしやはりUNIXベースの安定したマルチタスクのXは魅力的なOSで、早くXに移行したいと思ってた時にPainter9発表。同時に「水彩が復活した!」というアナウンスが飛び込んできました。2005年3月に日本語版が発売となり早速購入。使ってみて確かに水彩の復活を実感してこの「チャリティー川上のPainter講座」もこの際ですから、バージョンアップをしようと思いました。あんまりマニュアルも読んでませんし(というか、あいかわらず不親切なマニュアル)まだまだ操作も慣れてませんが、私なりのPainter9の塗り方を記したいと思います。

 私は作画→Painter、色の補正や合成(背景と人物など)→Photoshopの構成で作業をしています。作画に関してはもしかしたら「Photoshopオンリー」でやられてる方や、もしくは他のペイントのアプリを使われてる方には全く参考にならないかもしれないことをご了承ください。このコンテンツは「Painter IX(9)J(Mac版)」を中心にハナシを進めていきますが、Painterを持ってらっしゃる方や、これからPainterを買われる方、Painterとはなんぞや?....とか疑問を持たれてる方に、まだまだ私も教えるなんて身分でもないんですが、みなさんが少しでも参考になればなぁ〜と作ってみたのがこのコンテンツの主旨です。

はじめに…タブレットで作画する事の利点・欠点

 私の場合はいきなり作業はPainterからのタブレット(WACOM Intuos II i-620)で下描きから始めます。小さなラフを描いてそこから進行させることもありますが、大体は丸や線のみで「アタリ」をとって肉付けをする作業と移行します。もちろん下描きをスキャナで読み込んで、フィニッシュをPainterもしくはPhotoshopでされても構いませんし、完全に主線をGペンやイラストのペンで描いてスキャナで読むのもいいと思います。まあ私が考えるタブレットから描き始める利点は...

  1. 拡大・縮小・移動が自由。........例えば「頭をもう少し大きくしたい」とか、「もう少し人物を右に移動させたい...」など。 
  2. 細かい作業が拡大して描ける。......これも1の続きみたいですが、私は細かい描き込みとかは筆圧も強いせいか大の苦手で、アナログでマンガを描いてた時代も。コレが一番の課題でありました。しかし、コンピュータでは描く画面が大きくできるということで、ある程度弱点は克服できたような気がします。
  3. 左右反転でデッサン狂いを訂正しやすい。.....マンガとかの下描きの段階でデッサン狂いを裏から透かして確認したりはよくします。トレス台があるならまだしも、裏返したり、表に返したりなかなかやりにくいものですが、コンピュータでの作画では「絵」自体を左右もしくは天地で反転させて訂正ができます。 
  4. はみ出した線や描き損じの線の訂正が簡単。....私はそそっかしいのでよく原稿にインクをこぼしたりもしました。そういう場合に限らず、目を描き直したいとかでも容易に訂正はできます。

じゃあ欠点は.....

  1. 慣れるまでに時間がかかる。.....紙に描くのとちがって、ペン先に感じる「抵抗」というのは1/3....もしくは1/10と思う方もいると思います。タブレットの盤面にコピー紙なんかを1枚引いて抵抗を増やして描き味をよくするというのも聞いたことがあります。(この場合タブレのペン先の減りが顕著)そういえばワコムの最新版のタブレット「intuos3」ではカスタマイズでマットタイプのシートが選べるようになって紙に近い感覚で作画できるようになったそうです。
  2. 用紙の方向を変えれない。....Painterの場合変えれますが、ver.6の時にはきちんと90度90度で用紙の方向を変更しないと画面上で「ギザギザ」が発生して描けたものではありませんでした。最新版ではギザギザの度合いは少なくなっているものの、2B鉛筆(細線)などで作画すると微妙なギザギザで細かい作業がやりにくくなったのを感じました。完成したものをPhotoshopで開いてみるとちゃんとした線で描けているのが分かります。
  3. スケールが使えない。.....タブレットに定規をあてて引いてる強者の方(笑)も聞いたことがありますが、私はできませんでした...。PainterやPhotoshopには「ラインツール」が存在しますが実際に引いてみると異様に「機械的な線(Iluustratorとかで引いた線ともまた違う...)」になって、どーも違和感があります。私はすべてフリーハンドで描いてます。多少の歪みも味があると思ってますもので....。

 以上が私が思う利点・弱点ですが、みなさんの意見も聞けましたらうれしいですね。まあ、全然強要する気はさらさらありませんので、ご自分のやられてる方法で作画されることをオススメします。

下絵その1
下絵その2 下絵その3
<図1>買い物というコンセプトを考えて、なんとなくポーズを参考にしたりして決めていきます。
※画像をクリックするとCGが拡大します。
<図2>顔と買い物袋の中身を先に描きました。まだ衣装が決まりません。 <図3>足の表情を出したかったのでショートパンンツにしました。手には焼きそばパン。ちょっとミステイクな感じかな。一応これで下絵完成。
>次のページ