3、中国西北部、西安と敦煌の旅

シルクロードに行き交った夢を求めて(1994.6/27〜7/3)


西安の郊外、兵馬俑抗博物館

名古屋からの直行便で西安へ、遣唐使が羨むイージーさ、唐の都、長安を偲ぶにはいささか早すぎる。 市内、郊外の名所・旧跡を廻り、2000年のタイムトンネルをくぐる。夜は唐華賓舘でのディナーショー。
記念に、李白の漢詩「哭晁郷衡」の掛け軸を買い、安部仲麻呂を偲ぶ。

<注記> 晁郷衡 : 安部仲麻呂の唐名



敦煌空港
西域の要衝・仏教伝来の地「敦煌」へ無事に到着

西安を出でし中国東北航空は、シルクロード上空を一路敦煌へ。 西域へ入ったのだ。そこは井上靖原作の映画「敦煌」の舞台である。 眼下には時折り鉄路が一本見え隠れするが、他は文字通りの沙州。 何も無い、これがシルクロードかと思う。

莫高窟の16番窟に立つ、この壁の中に沢山の経典が隠されていたと言う。 まさに仏教伝来の地である。身を裂いて経典を守り抜いたのだろう。 しかし、近世になってひょんなことで発見された。 従って彼らは二度とこの経典を見ず、また活用されることもなかった思う。

莫高窟遠景莫高窟中央の大伽藍 敦煌城の城壁西安城内の鐘楼?
鳴沙山の東壁に位置中に大きな仏像が一つ 映画「敦煌」の舞台 明時代この鐘で時を告る


鳴沙山駱駝で月牙泉を目指す 月牙泉大雁塔より西安市街を望む
夕日に映える金色の砂丘砂漠に強い駱駝も一休み この泉は2000年以上も湧き出でる この道はシルクロードに通じると思う




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