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済州島は、韓国の最南端に浮かぶ、島全体がまるで風景画のように美しく、
韓国のハワイと呼ばれ、近年は、韓国TVドラマの舞台となり、国際的なリゾートでもあるいう。
編集者は、登山への興味から島の中央に鎮座する韓国の最高峰である漢拏山(ハルラサン)1950m・国立公園(世界遺産)
に関心があったので、新聞広告の『世界遺産とご当地グルメを楽しむ 済州島4日間』に目がとまった。
また、済州島は、最も近い外国であり、歴史的にも日本とのかかわりが深く、その独特な文化を知ることは、日本のルーツ
を知ることでもあり、旅の楽しみでもあります。
私たちは、国内旅行気分で、済州島の今(2006.7.1から済州特別自治道とし大発展中)を楽しむことにしました。
〔済州島紹介〕 人口: 約60万人、面積: 1,840Ku(香川県と同じ)、 海岸線一周: 253km、海底火山島 、
観光案内図(済州特別自治道観光広報事務所編集)
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〔日程〕
@第1日目:中部国際空港⇒済州国際空港・免税店・夕食 経由・・・KALホテル泊
A第2日目:済州島観光(東部)・・・KALホテル泊
B第3日目:済州島観光(西帰浦・中文、西部)・・・KALホテル泊
C第4日目:土産店⇒済州国際空港⇒中部国際空港
〔済州島へのアクセス〕
往路:韓国航空で、中部国際空港からの直行便、1時間55分
帰路:韓国航空で、済州国際空港からの直行便、1時間45分
”現地旅行社”
JTB名古屋が集めた10/11出発の参加者は総員64名です。他社のツアーもあり概ね満席の韓国航空(KAL)は
中部国際空港発KE756便は、1時間55分で済州国際空港へ、機内の雰囲気は国内旅行のような和やかさ、
隣席の韓流女性から済州島巡りのレクチャーを受け、軽めのスナックと飲み物のサーヴィスです。
現地旅行会社は、KTSグループで、受取人は現地ガイドの姜(かん)さんです。
我々26名は、何故か1号車に乗せられ、以後は、姜さんと乗車バスN0.2523のお世話になりました。
”済州KALホテル”
ホテルに到着すると、中京TVの済州島の旅番組で活躍したというカリスマガイドの李眞淑さん(写真中央)
に遭遇し、紹介され、幸先のよいスタートとなりました。
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〔編集〕
第2日目と第3日目の観光ルートを主体に編集、
時間は、現地時間=JST、ただし、日の出時間は、東京より約1時間遅れ
10月12日 東部地区観光 @〜D
”龍頭岩” @ 10:21
済州島は、今から70万〜120万年前に、海底火山の噴火によって生まれた火山島です。
島民は、溶岩と闘い、溶岩に守られて生きてきた。
午前中の買物ツアーの次いでに立ち寄ったのが、初観光地の龍頭岩です。
島中央から流れ出た溶岩流は、海へ流れ吹き上げる水蒸気とともにこのような芸術作品が誕生したと思われます。
そこは、市街地の海岸で、空港にも近く沢山の観光客で賑わっていました。
”済州民俗村博物” A 11:48
17〜19世紀の島民の生活を再現したという5万坪の野外博物館へ突入します。
その広大なエリアを案内する姜さんも多忙です。ゆっくり見学してもらいたいのですが、昼食の時間が迫ります。
写真の像は、島の女性が水壷を背負う姿です。島のシンボルで、島内の何処にでも立っています。
現地ガイドの姜さんも100年前に生まれら、海女になり、水壷を背負い、溶岩を掘り起こし畑を耕します。
今も、島の女性は姜さんのように強く逞しく頑張っていす。姜さんは、済州島は韓国で最も離婚率が高いという。
”島の民家” A 11:51
島民の生活は、ご覧の家屋です。子供が大きくなると結婚し、同じような家を隣に建てるそうです。
日本の大家族制度と異なり、早くから夫婦単位の暮らしがあったようです。
館内には、役所から牢獄まで沢山の建物が再現され当時の島の暮らしを学ぶことが出来ます。
走りながらの見学でしたが、展示されているカマド、農具、漁具などをみて、何れも日本でかって使っていた
ものとそっくりでした。私は、ここも日本のふるさとと思いました。
”黒豚” A 11:51
島の黒豚は有名です。今では、黒豚カルビをグルメといい観光客に食べさせます。
かって、島では、ウンコ豚いい、豚小屋(檻)縁にトイレを設け、隙間から落としたウンコを、下で待ち構えた黒豚が
全部食べるという究極のエコライフであった。
檻は穴を掘り溶岩を積み上げます。家々の台風の風避けも溶岩を無造作に積み上げます。
風穴が出来るので台風でも倒れないそうです。
畑の境界も全部溶岩を積み上げます。家の壁も溶岩と土で築きます。
”民俗舞踊&島歌” A 12:13
途中迷子になってしまいましあたが、概ね一周した頃に、民俗舞踊のステージ前にたどり着きました。
素晴らしい歌と踊りの最中で、しばし見惚れてしまいました。ラッキー
”トルハルバン” A 12:17
島の多くの場所(当初は重要な施設)の入口に必ず鎮座するトルハルバンとは何者か?
済州島の方言で、「トル」は石、「ハルバン」はハラボジ(おじいさん)の済州方言といい、
「石のおじいさん」という意味という。しかし、この呼び名は最近(1971)のようで、かってはいろいろな呼び名があった。
ともあれ、威厳は無いが愛嬌がある像で島民のやさしい心の表れかと思う。
”トルハルバン”は客人をやさしい心で迎えるための島のシンボルのように思われた。
城山日出峰(世界自然遺産)B
済州特別自治道が発行するガイドブックの写真です。
火山から生まれ、海に守られた大自然の芸術品で、海にそびえる王冠にたとえられる荘厳な日の出の名所で、
済州十景の一つ、
2007年6月、済州島の『済州火山島と溶岩洞窟』が韓国で初めて世界自然遺産として登録された。
済州島には、このようなオルム(海底噴火で生まれた山・側火山)が360個あるという。
”城山日出峰” B 14:41
観光センター前の草地からの眺め、下から見るとこんな感じです。観光客は、麓を散策したり、
元気な人は、石段を登り、オルムの縁(峰)に上がり下を眺めます。
”峰直下” B 14:10
続々と峰を目指す観光客、石段は、溶岩を切り出したブロック造りです。25分程で登れました。
”オルム登頂記念” B 14:05
後方は、クレーター内部、済州島の最東端で、ここから対馬海峡を東へ約320km先が福岡市、
峰は絶壁ですが、観光エリアには手摺付きのデッキ&木道があり安全対策が施されていました。
”日出峰の展望” B 14:14
手前から、観光センター、城山の街並、そして対馬海峡へと続く、標高182mの初日の出遥拝ポイント、
日出峰は、西北側のみなだらかな斜面で、その先はヘソの緒で本島につながっていました。
”萬丈窟(世界自然遺産)” C 15:20
ここは、世界自然遺産”拒文岳溶岩洞窟系”洞窟の一つで、漢拏山(ハルラサン)が爆発した時に出来た洞窟(溶岩チューブ)、
全長は13.4kmで世界最長を誇る。観光コースはその内の約1km、
”洞窟の内部” C 15:30
探険に先立ち、ガイドの姜さんの説明です。洞窟内の温度は13℃、内部は暗く、入り口には急階段もあり転倒注意、
各自安全な速度で進んでください。
600m先の亀石までは姜さんが先頭で進み、その先400m地点の溶岩柱は各自判断の自由見学となりました。
”亀石” C 15:36
入り口から600m進むと、溶岩チューブの天井から溶岩の雫が垂れて出来た”亀石”です。
これは、既に出来た溶岩チューブの上をまた溶岩が流れたためと思われる。
”柱状溶岩” C 15:47
亀石から10分先の”柱状溶岩”です。溶岩チューブ底の足場が悪いためか、このようなデッキに上がり眺めます。
ここも、溶岩が二層になって流れ、上から溶岩が落下して柱が出来たそうです。
”東門市場” D 17:15
夕食前に、済州市街の庶民の市場へ立ち寄りました。島で捕れた沢山の鮮魚、大きなタチウオやアワビが目立ちます。
特産の黒豚の皮を剥ぎ白豚に変身したお面も目立ちます。市場は清潔でところどころに保冷ケースも確認できました。
市場を見れば済州島民の食文化を感じとれます。しかし、売れ残った鮮魚はどうなるか心配です。
”ミカン売り” D 17:29
市場の入り口の路上で女性がミカンを売っています。自家製のミカンを自分の意思で売っています。
済州島は韓国唯一のミカンの山地で、戦後日本から学びミカンの
栽培が始まったようです。ミカン畑の周囲も溶岩を積んだり、風除けに杉の木で囲みます。
近年、済州島民も日本へ旅行します。そのお土産は日本のミカンバサミが一番喜ばれると
現地ガイドの姜さんは話します。姜さんの母も野菜を売りに出かけ、2人の孫の世話をしています。
”橋の欄干” D 17:30
市場前の噴水広場は橋の上です。
その橋の欄干の溶岩製の彫像をご覧ください。おっぱいを丸出しにした女性も混じって柱を担いでいます。
この像も済州女性を称える島の文化が感じられました。
”黒豚カルビ” 18:14
この日の昼食は甘鯛定食、夕食は、繁華街の焼肉店で黒豚カルビです。
炭火のコンロを4人で囲み、上からダクトを下ろし油煙を吸い込みます。
黒豚カルビは柔らかく程よい味付けで皆さんも美味しそうに食べていました。
島の食事は、メーンディッシュを除いて、ご飯と小皿のキムチ、ジャコなどはおかわり自由です。
10月13日 西帰浦・中文、西部地区観光 E〜H
”済州市街の団地” 9:42
ホテルを出発して間もなくの市街風景です。
新済州市街には団地が林立しています。島の人口60万人のほとんどがこのような団地で暮らしていると思われました。
反面、農村の過疎化は日本と同様に進んでいるようです。
”中文観光団地(道路)” E 10:22
済州島の道路はよく整備されていました。
島の交通は、主要バス路線で結ばれています。幹線道路は、片側2斜線で準高速道路のようです。
2002年の日韓ワールドカップもあり、道路建設が一段と進んだと思われました。
一部工事中もありましたが、ほとんど完成していました。
写真のような道路が、空港から各地へ延びていました。
”天帝淵瀑布巡り” E 10:28
瀑布巡りの入り口です。
ここで、ガイドの姜さんから、滝巡りのコースの説明を聞いて第一の滝壷(遠くに見える橋の下)を
目指します。その後、渓谷沿いに、第二の滝を経由し対岸の園地へ、そして展望所から渓谷全体を眺めます。
、
”第三の滝” E 10:53
滝壺巡りのあと、石造りの太鼓橋を渡り、対岸の寺院境内の展望所から渓谷美を堪能します。
上の看板の写真もここから撮影したようです。
”亀の噴水” E 10:48
寺院の前庭に亀の噴水です。この亀の頭が豚の方角から、コインを投げ、中央の池に上手く入れば
幸せになるという。済州は豚が縁起が良いのです。
”ロッテホテルの庭” E 11:36
昼食前に済州ロッテホテル6Fの免税店へ、皆さんが買物に夢中になっていた時間に、
ホテル自慢のガーデンを巡りました。韓国ドラマの撮影場面に看板があり、ベンチには名優のサインがありました。
このガーデンはプライベートビーチに続きます。
”ロッテホテルの庭”E 12:01
ホテルの6F免税店のテラスからの眺めです。
ハワイのホテルを意識して、ロッテが頑張ったのでしょうか素晴らしいガーデンです。ここも韓国ドラマの撮影場所という。
”キジのしゃぶしゃぶ” E 13:17
昼食は、免税店で頑張り、ジョアンスタジオに立ち寄り1時間遅れとなりました。
ご当地グルメはキジのしゃぶっしゃぶです。
広大な敷地のレストランの隣は射撃体験場です。実弾射撃の体験をしてみたかったのですが、食事がゆっくり出来ません。
クレー射撃場を覗いてみたら、中国の女性が体験中でした。
中文リゾートエリアにはホテル、ゴルフ場、植物園、射撃場、ビーチなどの
沢山の観光施設がありました。
”山房山” F 14:31
このお寺の奥が山房山です。溶岩がぬくっと盛り上がったが噴火口の無い山で標高395mの安山岩、
海岸に面して鐘のような独特な形をした岩山です。とりわけ、海岸線からの眺めは素晴らしい。
天然の洞窟を利用した山房窟寺へは石段を500段上がる。
写真は、山房窟寺の駐車場からの風景です。ここから石段を登ります。
”山房窟寺” F 14:44
ここが山房窟寺の奥の院です。
洞窟の奥からの湧き水が、参拝者の喉を潤します。長寿になるというので私もコップ一杯いただきました。
入り口の参拝者記帳台には番人がいて、記帳代が1,000Wなり、
”参拝記念” F 14:47
参拝後の一休みです。
日頃の山歩きのお陰で、500段の石段も息も切れずに上れました。感謝です。
”展望所” F 14:56
石段の中段の展望所です。
ここからの眺めが素晴らしいので多くの参拝者はここまで登ります。
海面に浮かぶのは兄弟島(この方角からは一つに見える)、
手前の竜頭形の尾根があるので一帯を竜頭海岸?という。そこへ至るオルレ(小路)を歩きたかったがバスに乗せられた。
”オランダ船発見?” F 14:37
私はこの復元帆船をオランダ船と思う。龍頭海岸(ヨンモリ海岸)にはハメル記念碑がある。
それは、1653年8月この海岸の遥か沖合いでハメル以下64名が乗ったオランダ船が難破しここ(大静・テジュン)へ漂着した。
彼らは、長崎に向けて台湾を出航した。生きて済州島の土を踏めたのは36名、ハメルは後に「朝鮮幽囚記」を書き済州島の
存在を17世紀のヨーロッパへ伝えた。
そして、36名の運命は如何に?島民は彼らをどのように処遇したか?興味は尽きない。
この続は、ヘンドリック・ハメルの「朝鮮幽囚記」平凡社発行の東洋文庫を読もう!
”兄弟島” G 15:15
龍頭海岸からの兄弟島の眺め、天気も良く、海の色も素晴らしい、このような海岸線のオルレを歩く。
オルレとは、島の言葉で「小路」をいう。その小路は現在は自動車道の歩道でした。
途中でバスを降りて、松岳山の海岸までの散歩です。
”山房山風景滝” G 15:17
絶壁に山房窟寺のある山房山です。
溶岩で押し上げられたが表面が頑張り爆発に至らずこのような形に留まった。
21世紀のオルレを行く我々一行、
”龍頭海岸” G 15:28
龍頭海岸は溶岩海岸です。海女達の活躍の場であったと思う。
しかし、海面に目を凝らすも海女の姿は見当たりません。
我々が、食べた小型のアワビは島で養殖しているという。
私は、利尻島の溶岩海岸でのウニ漁を思い出しました。
”松岳山” G 15:33
我々のオルレ散策の終点です。前方の半島のような丘が松岳山
晴れた日なら頂上の展望台から、山房山や漢拏山、そして美しい海岸が一望できます。
海に突き出た丘の海岸には15もの洞窟が並ぶ、そこは旧日本軍が魚雷艇格納庫として建設した人口の洞窟です。
建設には多くの韓国人の強制労働があったという。
その洞窟が、韓国ドラマ「大長今・デテャングム」の舞台になったと韓流ファンのご婦人が説明する。
写真をクリックして「大長今」の看板をご覧ください。観光地にはこのような看板が多く立つ、
この松岳山の向こう側には、旧日本軍の飛行場(特攻基地)があった。現在も、畑の中に滑走路と指令壕跡、
さらに20基あまりの掩体壕(格納庫)が残ります。
滑走路は、現在も韓国空軍の臨時滑走路として利用される。私は、その風景を見たかったのですが、バスはあっさりと反対側を通過した。
”戦争と済州島”については、 済州特別自治道観光広報事務所発行、「韓国のリゾートアイランド済州」の19ページ
『戦争の爪あとをたどる平和観光』をご覧ください.
”農村風景” E 15:48
車窓からの農村風景です。農地境界もこのように溶岩を積み上げます。
ところどころで、パワーシャベルで溶岩を掘り起こしていました。
更に、眺めていると、農地や草地の中にこんもりした墓地が散在します。やはり溶岩で囲みます。埋葬は土葬で、一人に一基づつつくると聞きました。
済州島ではお盆前に必ず墓参する風習があると姜さんが話します。現在でも、日本に移住した沢山の方々も墓参に来るそうで、その時は墓地の前に車が並ぶといいます。
”農家の溶岩塀” E 15:51
済州島は台風の進路です。このような塀を築き備えます。
我々は、日本の台風情報で、進路は東シナ海を北上と聞きますとほっとしますが、その時、済州島では
この溶岩塀が台風と格闘しています。
”蕎麦畑” E 16:00
済州島にものような広大なソバ畑があるとは予想もしませんでした。
広大な農地です。近代になって機械力で成し遂げたと思われます。
その時掘り出された溶岩の量は? ソバのルーツは?
”Osulloc” E 10:53
ここは、静岡県川根町の茶畑のようです。
その真ん中に、韓国最大のお茶事業会社Osullocの『雪緑茶ミュージアム』です。多くのバスツアーはここへ立ち寄り
日本の茶畑を思い出します。
館内には、日本で言う茶道具(急須、湯呑など)も展示され、ツアー客は韓国茶のお土産を買い、
、抹茶のアイスやソフトクリームを食べます。屋上からは天気が良い時は茶畑越しに漢拏山が展望できると思われた。
漢拏山は、島民にとって『済州冨士』の心です。しかし、行く先先で山頂は雲の中でした。
”韓国の親子” E 10:53
微笑ましい記念写真の風景です。
後方は、茶畑、霜よけのファンも日本と全く同じです。ファンの機能、効果を説明する大きな看板も立っていました。
”お化け道路”13:47
市街地へ入る数キロ手前のトケピ(お化け)道路へ立ち寄りました。
マップHの神秘の道路です。
目の錯覚で、下り坂ですが、上り坂に見えるということからユニークな観光スポットとして定着していました。
売店は、路面が下り坂であることを証明するワインのボトルが置いてあり、アテンダントが水を流したり、瓶を転がして
納得させるのに懸命です。
ここが、観光地になったきっかけは、タクシーの運転者が気付き知れ渡ったという。
”夜のオプション”
最後の夕食は、済州グランドホテル内レストラン『三多亭』にて韓定食です。
その後、それぞれに夜のオプショナル観光に繰り出します。我々は、”NANTA”という何でも叩いて楽しませるという
パフォーマンスショーを見に出かけました。
ステージは、料理場で、フライパン、水筒、鍋、まな板・・・包丁までも楽器にしてしまう?!韓国独特の軽快なリズム、
コミカル、ハプニングに酔いしれ楽しみました。
10月14日 帰 国 の 朝
”済州市風景”08:04
三連泊した済州KALホテルの朝です。8Fの窓から漢拏山方向の眺めです。
滞在中に一度は見たかった漢拏山ですが、最後の朝も山頂にはガスがかかっていました。
しかし、その裾野は明らかに確認できました。なだらかな勾配で海に向かっていました。
溶岩の流れたそのままの勾配が太古の姿を語ります。
済州島を取材した、済州島出身の在日二世のライターの康煕奉(カン・ヒポン)さんも滞在中に山頂は顔を出さなかったと
述べています。
漢拏山登山のWebsiteも山頂はガスの中が多いようです。
快晴の漢拏山頂に立ち、オルム(側火山)を眺めるのは至難の業のように思われました。
”最後の土産店”09:55
買物ツアーのフィナーレは、済州国際空港間近のGOOD Mart です。
空港の売店は土産物はたくさん無いよとの触れ込みです。Wonの処分場になりました。
多くの皆さんは、最後の最後まで買物に頑張りました。
アテンダントの姜さんも、ツアー客全員の無事にほっとしていました。
道路を渡るときも、バスのドライバーと協力し安全確保に努めていました。
現地ガイドにとって、最大の任務の一つはツアー客の安全確保です。我々1号車全員26名を受け取り、
全員無事に空港へ届け、チェックインを見届けました。姜さんお疲れさんでした、カムサハムニダ
”KE755便”10:51
この飛行機は、韓国航空の名古屋便でB737型機です。現在一日一往復運行中です。
この機は、11:55に済州国際空港を発ち、14:50の名古屋折り返し便となります。
従って、ゆっくり出発の早々帰国となります。今回は、概ね満席でしたので、当分はこの路線は頑張ると思われました。
また、済州国際空港へは、成田、中部、関西、福岡、北九州の5都市から直行便が就航している。
このSiteが、済州島旅行の参考になることを願っています。
済州島美術館
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〔済州島チョッピリ取材・雑感〕
@庶民の市場
8年ぶりの韓国訪問です。行き交う車は全て韓国製に変わっていました。
島民の食材市場を見学しました。島の豊富な海産物があふれます。豚も常食の食材のようです。
市場は、中国よりも数段に衛生的で、市場の中にも保冷の陳列棚がありました。
中でも、大きなタチウオが沢山並べられています。お粥に入れるアワビも沢山売られていました。
これらの食材が日本人旅行客のグルメに変身します。
A飲料水
海外旅行では、食中毒が心配です。
済州島の飲料水は漢拏山の湧き水で心配なさそうです。しかし、大事をとってミネラルウオーターにしました。
ホテルで毎日一本づつ支給されましたが不足分は補充が必要です。
B買物ツアー
今回のツアーは、旅行活動時間の30%以上がショッピングです。
それでも、二日目の歩行数は、17,851歩、三日目は、12,406歩と結構歩きました。
したがって、高齢者にはショッピング時間が休憩時間となり丁度よいのかもしれません。
円高で、100Wが、7.5円です。しかし、両替計算書では、100Wは、8.87円相当でした。
私は、海外では、ほとんどカードを使用しますので両替手数料は不要です。
C済州島の経済
島には工場が一つもないそうです。きれいな空気と海と自然と溶岩は豊富です。
そこで、済州特別自治道は、観光立島をめざして、ゴルフ場が22個所、ホテル、エステ・垢すりマッサージ
免税店&物産土産店、観光諸施設収入、海産物,農産物などで島の経済を支えます。
しかし、現在の日韓の経済は停滞し、ゴルフ客も少なく、済州ワールドカップ競技場もお荷物となっています。
従って、観光客を大切にして、外貨を稼ガなければなりません。現地の旅行社は、旅行客の安全確保と
買物奨励、に必死です。現地のガイドさんは売り上げ額が評価され?、
ガイドとセールスマンの一人二役の過酷な業務が続くと思われます。とりわけ、2台のバスで同じ所を回れば、売り上げの多少、オプショナルツアーへの参加者の多い少ないに一喜一憂です。
安全面では、交通事情の異なる道路の横断で交通事故を起したら大変です。我々ツアー客は、道路の反対側のレストランへ
行くのに、一旦バスに乗りぐるっと回って出かけました。
D三多島と三無島
済州島の生い立ちを語り継ぐ言葉で、三多、三無 があります。
三多、三無は、島の歴史を思い浮かべながら巡るのに欠かせません。
三多とは、風と石と女である。島では風と石に付き合って生きて行くしかありません。
女が多いのは、男は海で事故に遭い命を落とします。残るのは女で、強くならなければ生きていけません。
三無とは、朝鮮半島にあって、済州島にないものも三つあるという意味です。それは、泥棒、乞食、門である。
これは、裕福の為ではなく、盗む物がなく、物乞いしても施しがなかった。それほど島の暮らしが貧しかったということです。
そうなると、門も必要がなくなる、どうぞご自由に家の中へ入ってくださいということです。はい、私の家も門がない。どうぞ!
しかし、今回の取材では、多くの施設にセキュリティー保証会社SECOMのシールが貼ってありました。
豊かになると、泥棒が増えるようですね。
E漢拏山国立公園(世界自然遺産)
登ってみたい、漢拏山の登山情報です。主要な登山コースが四つあります。
それぞれに済州市街バスターミナルから登山口へのバスでのアクセスも可能です。
・観音寺コース 8.7km 往復9時間・・・北から登る本格登山コース
・御里牧コース 4.7km 往復5時間・・・ウイッセオルム(側火山口)までで山頂に立たないが山頂の絶景を楽しむ
・霊室コース 3.7km 往復4時間・・・初心者コースでウイッセオルムまでですが終始景色がすばらしい
・城坂岳コース 9.6km 往復8時間・・・東山麓からのぼるコースで長いがゆるやか、春はツツジ
おわり
今後も、楽しい旅の想い出をこのページに掲載します。お楽しみ下さい。
I publish the recollection of an enjoyable trip in this page. Please have fun.
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