フォト短歌 151   昭和の伝説・龍神さま

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河合池龍昇天と『龍神の池』奉納の背景
旧、愛知県碧海郡上郷村大字渡刈の北辺には、古来広大な末野ヶ原・諭地ヶ原から湧き出る大谷川、
その下流に河合池がありました。そこは、矢作川から遡上する魚も多く、
村の子供は”ぽんつく”(小道具で魚を捕る)を楽しみました。

昭和初期に、諭地ヶ原に自動車工場ができ、終戦後しばらくして生産が軌道に乗りました。
その頃から、大谷川と河合池のドジョウも姿を消し、村人は寂しい思いをこらえていました。
時は、昭和32年頃で、村人の何人かが河合池の主と思われる龍が舞い上がって
行くのを確かに見たという。

その後、暫くして工場排水による公害が叫ばれ、工場の排水浄化槽も進化し、
更に河合池底の地層を総ざらえし、現在は、小魚も多く、かるがもが群がり、
大きな鯉が泳ぐ素晴らしい散歩コースにもなり、池の両側には18ホールのマレットゴルフ場が
2コース整備され日々多くのシニアーが楽しみます。

少年の頃、龍が天に昇るのを確かに見たというKさんが自宅に龍神を祀り半世紀が経ちました、
龍神への想いは糟目春日神社の境内に龍神さんを祀る『龍神池』奉納し、次世代へ、
未来永劫に伝えるために、昨年より工事が進められ令和7年2月23日の
令和天皇の誕生日に完成し奉納されました。


続・龍神の池

龍神の池は、その後、周囲に植栽、龍神さまの祠と由来説明版を設け参拝者へ,
地域の皆様へ末永に継承されることなりました。・・・2025.4.3・・・

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April 11.2025 up


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