よくある質問 Q&A


ダルク家族相談室というのは どんな相談室ですか?
A:名古屋ダルクの付属の相談室です。名古屋ダルクをはじめてして全国のダルクと連携して 回復した薬物依存症者の経験と知恵に基づき 薬物依存症のご家族や関係者からのご相談と支援を行なっています。
精神保健福祉士など有資格者が相談にのります。秘密は厳守いたします。公的機関に通報するとはありません。「安心・安全・信頼・勇気・希望」が当相談室が大切にしているコンセプトです。


相談室の特徴とか ほかの相談機関と違うところはどんなところでしょうか?
A:その特徴はいくつかあります。ダルク相談室ならではの特徴と言えます。
@回復した薬物依存症者やダルクの経験と知恵を生かして ご家族の相談にのるということです。医療モデル 司法モデルではなく リハビリモデルでのアプローチで相談を行っています。さらに 当事者の回復とご家族の平安を取り戻すことを目標に ご家族中心の相談を特徴としています。 ご家族に希望と勇気 を見出すことが出来ます。

A継続して相談やサポートが受けれらます。薬物を使用が分ったとき 薬物問題で逮捕されたとき 医療が必要なとき 出所・釈放するとき 退院をするとき 薬の再使用が分ったときなど その時に応じて適切な相談やサポートが継続して受けることができます。

Bその相談やサポートは 電話相談 メール相談 面接相談を組み合わせて ご家族が身近に使える方法で行なっています。

C緊急時や「いま相談したい」というご要望に対しては 携帯電話で24時間 全国どこからでもご相談にのることができます。
「困ったときにどうしたらよいか?」という時に いつでもどこからでも信頼して適切な相談が出来るというチャンネルがあることは ご家族にとって「安心」と「勇気」を持つことが出来ます。

D相談援助の専門職である国家資格を持ち豊富な経験のある精神保健福祉士など さまざまな研修・トレーニングを受けたスタッフがご相談にのっています。
秘密は厳守され 「安心・安全・信頼」を感じ取っていただけると思います。さらに「薬物依存は回復が可能な病気である」「解毒や処罰では回復は出来ない」「ダルクの回復のプログラムが有効である」という見解に基好き 私たちスタッフは 「薬物依存症は回復することが出来る」という信念をもってご家族の相談にのっております。

Eご家族が戸惑う具体的な薬物依存症者への対応の仕方や 適切で効果的な対応をする上で障害となる問題を解決するための具体的な提案を用意しております。

Fご家族は長年にはわたり薬物依存症者から影響を否応なしに受け 身体的にも 精神的にも傷つき疲れ果てて絶望とパワーレスの状態で生活をされています。相談と支援をとおして ご自身の健康を取り戻し生きる希望と勇気を見出せるよう ご家族自身の道案内をお手伝いします。

Gダルクを利用する時の情報やそのための具体的な対応 疑問・質問にお答えしております。

H名古屋ダルクと連携してご本人の回復と社会復帰を支援しています。さらに名古屋ダルクは全国のダルクと連携をとり 全国ネットでご本人の回復と社会復帰を支援しています。

I薬物依存症の回復に役立つセルフヘルプ・グループに一日も早くたどりつくことが出来るよう 手助けをしております。ナラノンやアラノンのグループに参加することにより 次第にご家族にとってこれまでの苦しみから抜け出し 自分自身を癒し 新しい生き方を見出すことに役立つと信じております。

Jダルク家族相談室を支えて頂くボランティアの皆さんの知恵と経験をいかして 様々な活動に取り組んでいます。ボランティア・スタッフの力はとても大きいものです。相談室支援ボランティアと電話相談ボランティアと二種類のボランティアがあります。一年間にわたりボランティア養成講座を受講して頂いています。電話相談ボランティアはその上に専門的な研修を受けて頂き ボランティア活動の向上に勤め質を担保しています。ボランティア養成講座は公開制ですので 関心のある方はあらかじめ予約してくだされば 参加(参加費500円 飲み物・資料代)して頂くこともできます。


これまでの質問に対しての答えには納得出来ることばかりですが 難点や「相談室で出来ない」ことなどはありませんか? 正直なところを ズバリ! お聞きしたいのですが いかがでしょうか? 

A:ご指摘のように 相談室にも悩みはあります。
「相談室で出来ない」こともあります。むしろ「しない方が良いこと」といった方がよいこともあります。しない方が「薬物依存症者が早く回復のためのターニングポイントを向かえることが出来る」と考えています。
そのひとつに 依存症かどうかを「診断」すること 「精神療法やカウンセリング・解毒治療などの治療行為」はしません。さらにご家族への「教育・学習プログラム」は用意していません。
適切なリハビリモデルによる初期介入としての個別の相談が最も有効だと考えています。

私自身の長年の精神保健福祉士の仕事を通して分ってきたことは 精神疾患・高齢者の介護・アルコール依存症・薬物依存症の問題をかかえておられる家族への学習援助優先の援助は ご家族の回復を遅らせてしまうばかりか 依存症者の回復に障害になることが多いようです。
ご家族が「理屈では理解できるが どうも依存症者が許せない 病気として受け入れられない 手が離せない 自分自身が苦しい」という悩みをかかえておられることもあります。正しい知識を持つことだけでは このような苦しさを解決することはできないようです。

相談室では教育的プログラムはありません。グループによる支援は行なっていません。知的防衛によりご家族の回復と成長にブレーキがかけられたり 仲良しグループになったり お楽しみの集まりに陥りやすい欠点もあります。またご家族自身がかかえている問題から目をそらせ 当事者のお世話焼きをすることで 苦しいご自身を何とか支えておられる場合もあります。
いま ご家族がかかえている問題を整理して 問題解決の糸口を見つけ 解決してゆく力をつけてゆけるようきめの細かい個別による相談が最も有効であると考えています。
私たちは 回復のプログラムを持ったアノニマスグループに一日も早く参加されることを強くお勧めしています。

A:もうひとつの難問です。 相談室の運営資金です。
ダルク家族相談室の活動に対して理解をして頂いているスポンサーの支援の他に 相談料や講演料 薬物・アルコール依存電話相談基金(募金) ボランティアの皆さんの力で運営をされています。

薬物依存に関する啓蒙活動とか ボランティアの養成 電話相談 メール相談などご薬物問題に苦しんでいる方に役立つことに取り組んでゆきたいと考えています。さらに 薬物依存症に関わる専門家や援助者へのコンサルテーションや医療・保健・福祉・教育・司法関係機関へのメッセージ活動 精神保健福祉士をはじめとして専門家・援助職種などの教育支援 研究 出版など 裾野の広い様々な活動に取り組んで行きたいと考えています。 
このような取り組みにには多額の資金が必要です。応援をして下さい!。もう少し詳しく知りたい方は 薬物・アルコール依存電話相談基金(募金)


A:最後の難問です。
薬物問題をかかえたご家族は誰にも知られたくない でも何とかしたい どこに相談したらよいか分らない と長年にわたり苦しんでいます。中には20年近くも薬物依存症者との生活で ご家族自身の生き甲斐をも見失い辛い毎日を過ごして来られたご家族もありました。

当相談室は いま苦しんでいるご家族が適切な相談窓口にたどり着くことが出来るよう 様々な努力をして参りました。しかし 現実にはこの相談室のメッセージがいま苦しんでいるご家族に届くようにするにはどうしたらよいか これが大きな問題であると考えています。
薬物依存症者と関わりのある関係者や治療・援助者の皆さんからの当相談室へのご紹介を頂くものひとつだと考えます。インターネットからダルクを知り 当相談室にたどり着いたというご家族は これまでの相談件数の2割を越え次第に増加しているようです。

皆様のお力でメールや掲示板 チャット ホームぺージなどを通してご紹介していただくのも ご家族にとって役立つことになるでしょう。
皆さんからの知恵や提案などお寄せ下さい。お待ちしています。


薬物に苦しんでいる本人は どこに相談したらよいのでしょうか?
A:薬物依存症者本人からのご相談は ダルクのスタッフが 薬物依存症からの回復の自らの体験を生かして ご相談にのっています。ご本人にダルクの電話番号だけを教えてください。「ここに相談してみるといいよ」と提案して下さい。それ以上の言葉はいりません。ダルクのスタッフは きっと薬物依存症から立ち直ることが出来る「モデル」として 回復の希望のメッセージを伝えてくれることでしょう。


薬物依存は病気なのでしょうか?
A  薬を使用しはじめる時の動機や様々ですが 使用しはじめると薬物の種類によりますが依存が形成されます。「いつでも止められる」と考えることがほとんどですが 実際には自分の考え 意志を遙かに越えた力によりコントロールして薬を使用することは出来なくなります。
薬を使用しないで生きてゆく 生活してゆくリハビリを継続することにより 回復してゆくことは可能です。


Q:薬物依存症になる薬にはどんなものがあるのでしょうか?

A: 様々なものが有ります。法律により使用・所持してはならない物の他に 薬局で販売されている物から 医師による処方薬なども有ります。合法・非合法にかかわらず気分を変える薬物のほかにガソリン・卓上ボンベ・ガスラーターのガスなども含まれます。


Q:違法薬を使用していることが分りました。通報した方がよいでしょうか?
A:確かに違法な薬を使用するのは犯罪であるということには違いありません。しかし依存症から回復するには「薬物依存症」という病気としての考えに立つった支援やリハビリプログラムが必要です。回復した薬物依存症者の体験では「通報」という対処法は 薬を使っている依存症者は「恨み」をもち 「自分の金で使うのにどこが悪い!」「薬を使って迷惑はかけていない!」と考え 薬に問題があることを「否認」することを強めてゆきます。通報による依存症者が持つ「怒り」や「恨み」の感情を刺激するばかりです。
そのため回復から遠のいてゆくことになりやすいようです。依存症者の中には 自ら警察に出頭することもあります。
ご本人が薬の問題に直面する時期が来るのを待つことでしょう。この体験が回復の第一歩としての力となるのです。


Q:では どうしたらよいでしょうか?
A:依存症者が薬から手を離そうとしない限り 家族や関係者の力では出来ないものです。これまでその努力をされてきた経過を振り返れば納得が行くのではないでしょうか。

「薬を使うか使わないかは 依存症者に任せよう!」 「私は薬や薬物依存症者の問題から手を離そう!」という考えて姿勢が必要です。ご家族にとって大切なことは「待つ」こと「見守る」ということが大切です。
きっと「そう言われるのは理屈では分るが 私にはそんなことは出来ない!」「私が手を離したら 必ず薬を使うに決まっている」と思われることでしょう。それは当然なことです。この提案はなかなか受け入れがたいことです。それはご家族自身がかかえている問題です。回復していない薬物依存症者は ご家族がなんと言っても薬を使い続けるものです。「家族の力で薬を止めさせることは出来ない」ことに気づき 受け入れることでしょう。

また「待つ」ことや「見守る」ことの大切さを 「ホッテおくことですか?」と誤解れることも良くあります。待つことも 見守ることも「怒り」や「恨み」の感情をご家族が持っていると 「ホッテおく」という考えに陥りやすいと思われます。こうした薬物依存症から影響を受けてきたものから解放されることが大切だということがお分かり頂けると思います。

薬物依存の「回復」にについて詳しい専門家や各地のダルクのスタッフにご相談することをお勧めします。きっと納得する答えが見つかることでしょう。


Q:薬物依存症は回復することができるのでしょうか?
A : 可能です。それはダルクやNAなどのメンバーの話を聞けば 貴方にもその答えは得られるでしょう。NA(ナルコティック アノニマス)という薬物依存症者の自助グループのセミナーやオープンミーティングで薬物依存症者の話を聞いてみることをお勧めします。


Q:薬物依存症から回復するにはどうしたらよいでしょうか?

A: 解毒治療だけでは回復は出来ないことは 薬物依存症から回復していいる体験から理解できることです。薬を使わないで生きてゆくためのリハビリテーションが必要です。日本では回復のための手助けをしているのは 民間施設であるダルクが有効といわれています。


Q:薬物依存症は解毒治療だけで回復できないのでしょうか?
A: ダルクにたどり着くまでに 多くの依存症者は精神病院や拘置所・刑務所などで解毒・断薬の経験を持っていますが 再使用を繰り返しています。一日も早くダルクでのリハビリが受けれる援助・相談を受けることをお勧めします。


Q:薬物依存症のほかに問題をかかえている方も少なくないようですが?

A: そうです。薬物依存症だけでなく 色々なアヂィクションとい言われている依存症をかかえている方も少なくありません。薬はやまったがギャンブルが始まったとか 良くあることです。物質依存 行為依存 関係依存と言われる様々な依存症に移ることもあります。

そのいくつかをあげると 
ギャンブル依存 処方薬依存 アルコール依存 ニコチン依存 カルト 虚言 精神的虐待 身体的虐待 性的虐待 男性依存 女性依存 セックス依存 恋愛依存 仕事依存 自傷 過食 拒食 競争 喧嘩 クレジット・カード依存 買い物依存 電話 ゲーム などの問題で現れています。

これらの問題の根っこには依存症と共通した問題の解決が必要です。 


Q:薬物依存者が回復を始めても 家族が精神的に解放され楽になりません。 どうしてたらよいのでしょうか?
A: そうです。薬物依存症者が薬を止めることは何度でもあります。ご家族にとってその時は安心と希望が湧いてきます。その一方で「何時薬を使い始めるか」「また裏切られるのではないか」と不安や緊張・恨みの感情が小さくなったり大きくなったりします。この問題はご家族自身が持っている問題でもあり 適切な援助や回復が必要です。
ご自分が苦しいのは何故なのか ご自分の問題に気づくことから解決の糸口が見つかることでしょう。そのためには薬物依存症に理解の深い相談相手を持つことをお薦めします。


Q:電話による相談を受けるにはどうしたらよいでしょうか?
A :ご家族のご相談は 
     固定電話 0565−33−6511   留守電の時 緊急時には 携帯 090−7049−1093
  にご相談下さい。

  ご本人からのご相談は 名古屋ダルクのスタッフがご相談に応じています。
            052−915−7284
  ミーティング中は留守番電話となっています。午前11時から12時まで 午後3時から5時までの間が良いでしょう。日曜・祝日可


Q:二十歳過ぎの娘です。これまでシンナーを吸ってきたのですが 歯がボロボロになってしまいした。現在は数年間薬は使っていないのですが 歯が気になり 口を開けて人前で笑うことも出来ません。人に会ったりするのも苦痛です。外出するにも 夜しか出られません。近くの歯科にかかるのも「怖い」と言っています。どうしたらよいでしょうか。歯科に受診するにはどんな事を注意したらよいでしょうか。

A:かって精神科病院で勤めていた際に その病院の歯科医(現在開業)に直接お会いしてドバイイスを頂きました。精神科病院での歯科医のご経験や高齢者や障害者の皆さんの治療に長年経験されて来られた体験を伺うことが出来ました。
歯科医とスタッフに要求されることは 歯科技術のほかに @あらかじめご本人が歯の病気以外にどんな問題や病気を持っているかを知ると共に 理解できているか Aご本人との関係づくりにどれだけの時間をかけられるか B医師との関係だけでなく 継続的に治療や指導を受ける歯科衛生士などとの良い関係づくりに気配りされているか などが必要と指摘されました。

そのほかに受診に当たり留意することがいくつかあることに触れたいと思います。
依存症者は感情のコントロールが苦手で 緊張や不安・不満・怒り・恨みを持ちやすく 「自分はダメな人間だ」「生きている価値はない」「異性を好きになったり 結婚する資格は自分にはない」など自己評価が引くなって行くのが特徴でもあります。薬物依存症者はリハビリを続けてゆかないと薬の再使用の確率はかなり高いものです。

歯科治療の前提に @少なくとも数年間 薬を使用していないこと ANA(ナルコティックス アノニマス)に継続して参加していること B歯科治療の際に麻酔等の薬物を使用することもあり 薬物が違っても薬物依存の再発・再使用というリスクも十分に治療者も本人も了解した上で  当事者としての自己責任を負うことができること Cそのためには歯科医や治療スタッフとの信頼関係や自分の気持ちが表現でき伝えられる関係づくりができること D長期間にわたり定期的に受診ができること D最後に歯科医とスタッフが薬物依存に理解があり 本人の自尊心を低下させるような言動をしないことが要求されると思います。
これはユーザーが賢い判断をするしかないと思います。
最後にNA(ナルコティックス アノニマス)に継続して参加されることを強くお勧めします。