秋の季語


<時候>
■三秋・九秋・白帝・金秋・・・秋の異名。
■秋めく(秋めいて)
■立秋・秋立つ・秋来る・秋に入る・・・新暦の8月7日、8日
■今朝の秋
■初秋・新秋・秋初め
■九月尽・・・九月が終わること。
■重陽・重九・菊の日・・・陰暦9月9日を重陽といい、昔宮中で菊の節会が
 おこなわれた。現在は菊の盛りをいう。
■秋澄む・秋気澄む
■秋高し・天高し
■残暑・残る暑さ・秋暑し・秋暑・・・立秋後の暑さ。
■新涼・秋涼し・秋涼・・・秋のはじめのすずしさ。
■爽やか・爽気・さやけし
■秋麗ら・・・秋の麗日
■夜長
■朝寒(あささむ)
■夜寒
■やや寒・うそ寒
■そぞろ寒
■冷やか・秋冷・朝冷え・夕冷え・雨冷え
■冷まじ(すさまじ)・・・冷涼の気がやや強い感じ。
■身にしむ・・・秋の冷気が身にしみる感じ。
■秋深し・秋闌ける・深秋
■秋寂び・・・秋の物寂びた風趣をいう。
■暮れの秋・晩秋・暮秋・秋終わる
■行秋・秋暮る・秋惜しむ
■冬隣・冬近し・冬を待つ
<天文>
■初嵐・・・立秋後に吹く爽やかな強風。
■秋風
■野分・・・秋の大風
■高西風・・・九月から十月に吹く西風
■秋光・・・本来秋の景色をいうのであるが、秋の陽射しの意味で使われる。
■秋晴れ・秋晴るる
■秋曇り
■秋の空・秋天・秋の天
■秋の雲
■秋の声・・・草木をわたる秋風の音。
■月・・・俳諧で「月」とだけの場合、秋の月をいう。
■名月・満月・今日の月・明月・月今宵・十五夜・・旧暦八月十五日仲秋の月。
■月見
■無月・・・名月が雲に隠れてみえないさま。
■雨月・・・名月の夜、雨になって月が見えないこと。
■宵闇・・・秋は月が夜遅くなってでるようになる。月が出るまでの闇をいう。
■星月夜
■流星
■天の川・銀河
■秋霖・秋ついり・・・毎日降り続く秋の雨
■秋時雨
■台風
■霧・朝霧・夕霧・霧時雨・夜霧・海霧(ガス)
■露・白露・朝露・夜露
■露寒・・・晩秋なり、露が霜となるころの寒さ。
■富士の初雪
<地理>
■秋の山・秋嶺
■山よそおう
■秋の野
■花野
■秋の水・水澄む・水の秋
■秋の田
■苅田・・・稲を刈り取った後の田。
■出水・洪水・水害
<人事>
■七夕
■魂祭・・・盆に祖先の霊をまつること。
■瓜の馬・茄の牛・・・盆にささげるお供物。
■盆支度
■迎え火・・・盆の十三日の夜、祖先の霊を迎える為、芋殻をたくこと。
■送り火・・・盆の翌日の夜(あるいは十五日)祖先の霊を送る為に芋殻をたくこと。
■門火(かどび)・・・迎え火と送り火を含めていう。
■走馬燈
■流燈・燈篭流し・・・盆の十六日の宵、先祖供養に盆燈篭を海や川に流す。
■盆踊り
■花火
■線香花火
■燈火親し
■夜学
■夜業・夜なべ・残業
■夜食
■秋意・秋思・・・秋特有のしみじみとした感情。
■扇置く・秋扇・忘れ扇・捨て扇
■団扇置く・忘れ団扇・捨て団扇
■秋服
■種採
■菜種蒔く
■新蕎麦
■新酒
■温め酒・・・熱燗は冬の季語。
<動・植物>
■馬肥ゆる
■鹿
■帰燕(きえん)・行く燕・秋燕・・・涼しくなると、燕は南方にかえって行く。
■初雁・雁
■渡り鳥
■鵙
■啄木鳥
■色鳥・・・秋にわたってくる小鳥の総称。
■坂鳥・・・朝早く山を越えてゆく渡り鳥。
■赤とんぼ
■かげろう
■秋の蝉
■虫・虫の声・虫鳴く・・・秋に鳴く虫の総称
■浮塵子(うんか)・・・稲の害虫。群れを成して、綿のように飛んでいる小さな虫。
■鮭
■秋刀魚
■鰯
■太刀魚
■秋果
■木の実
■林檎
■栗
■柿
■梨
■胡桃
■柚
■銀杏
■団栗
■芭蕉
■芙蓉
■木犀・金木犀・銀木犀
■初紅葉
■薄紅葉
■紅葉
■紅葉狩
■照葉(てりは)・・木々の葉が色づいて明るく照り映えた感じ。
■末枯れ(うらがれ)・・・草葉が末端より枯れ始めてくる事をいう。
■竹の春・・・竹は秋になると青々と成長するので、竹の春という。
■秋草
■草の花
■萩
■芒・薄(すすき)
■葛・葛の花
■撫子
■女郎花
■朝顔・朝な草
■鳳仙花・爪紅・つまくれ
■コスモス
■菊
■秋茄子
■稲
■稲刈り
■新米
■芋
■葡萄
■鬼灯
■きのこ
■秋の芝