050717西尾民報より
駅西再開発のムダづかいのからくり その1
坪360万円の土地購入
違法な用地購入費支出強行
最近、駅西再開発を考える市民の会が入手した資料によって、西尾市は、再開発組合及び参画権利者にたいして6月10日14億8625万1322円を支払っていることが分かりました。本紙前号で報じた17年度予算の用地購入費約15億6千万円が執行されたのです。
会では、この「用地購入費予算」は違法不当なもので認められないとして、西尾市監査委員に支出差止めの監査請求を出しましたが、棄却されました。そこで名古屋地方裁判所に用地購入費の支出差止めと組合に対して支出し無駄になった補助金3億3590万円の返還請求を求めて訴訟を起こしています。
責任は市長個人
今回、支出してしまった事実が判明したので、その支出を行い市に損害を与えた責任は市長個人にあり、用地購入費と補助金全額について、本田市長個人が市に損害賠償するよう求めました。
市長議会答弁
「支出前に説明し責任を明らかにする」
も反古
監査結果で「組合事業であることなども相まって、情報開示や状況説明十分とは言えなかった::今後、こうしたことを留意して」と言われているにもかかわらず、市民には何の説明もなく、支払いを強行しました。3月議会で市長は「予算執行前に、きちっと説明する」といっていましたがこれも反故にしました。
権利者から坪360万円の土地購入
購入する用地は、組合の参画権利者と組合が持っています。
売買契約書をみると、参画権利者分は7人合計で3億5625万円。権利返還金額に本来は本人が負担すべき20%の譲渡所得税分を加算した金額です。売買対象の物件はホテルなどの敷地持分(面積にすると約101坪)とホテルの床約374坪分です。ホテルは幻と消え、これから只で出来るわけではありませんから、土地だけを1坪360万円で買うことになります。
組合分は借金の額
組合分は、土地の残り分約968坪と建物で11億3千万円となっていますが、同じように、建物はありません。土地を坪約117万円で買うことになります。11億3千万円の根拠はなく、組合の負債を整理するため必要な金額から逆算したものです。
それについて、組合の変更計画案に従ってホテルや公益棟を建築をした場合これから市が負担しなければならない金額よりも軽いから良いではないかと屁理屈をつけています。1坪も市のものになる建物がないのに、建物を造った場合より支出が少ないからいいではないかと居直るのは、「盗人猛々しい」とでも言うべきでしょうか。あきれてものが言えません。
最初からだめと分っていた再開発
他にも出鱈目な数字を並べています。説明をしてから支出など出来るわけもないことを承知してい
たのでしょう。
これは、結局、最初から成功するはずのない再開発計画であったことを物語っています。
ムダづかい既に28億円
駅西再開発の無駄遣いは今回の支出に限りません。すでに40数億円税金を使い、そのうち28億円以上がムダになってしまっています。道路と広場が出来たから、それでよいなどと暢気なことは行って居れません。
原則として、支出後1年以上たつと監査請求が出来ない、従って訴訟も出来ないなどの制約があります。このような市政を変えるのは最後には市民の世論です。