外国製・高級絵の具と国産絵の具、どっちがいいの?実験です。

実験というと、とかく成分がどうの、色素がどうの、と、化学的に解析してみたくなるのですが、
ここは、Artの世界、技術屋的に追求してみたくなる自分の職業病は捨てまして、
どっちが自分の感性にマッチするかな?・・・という観点のみで、比べてみました。
よって、まったくの個人的見解ですので、皆様、ご了承の上、見て下さい

実験方法
1)使用紙=ミュ−ズCotton紙(注:水貼り済状態)
2)絵の具=チュ−ブ式絵の具で、同量を、同量の水で、筆のばし。
3)色は、手持ちのメ−カ−で、また良く使う色で、各社の名前がそろうものを抜粋。

Color.jpg

配列説明
色:サップグリ−ン、コバルトブル−、イエロ−オ−カ−、レモンイエロ−
メ−カ−名:上から
@ニュ−トン(イギリス製)
Aホルベイン(日本製)
Bペンテル・エクセレン(日本製)
Cギタ−・ペイント(日本製・・・・これは、私のジョ−クです。)

『サップグリ−ン』について
ペンテルとギタ−ペイントは無いので省略
1)色相(Hue) 色み:同じ名称の色ではあるが、明らかに、色合いが違う!、スキャナ−上でも、はっきりと判読可能。
これはArtnunoさんから、伺った、
その国の葉っぱの色の違いか。
ヨ−ロッパの葉の色を描くなら、ヨ−ロッパ製の絵の具
USAの葉の色を描くなら、USA製の絵の具。
という事は、日本の葉を描くなら、日本製ということか。
2)発色性:少々違いがある。

ニュ−トンは、染料が多いと言われる所以か、水を多く含ませた部分でも、色がほぼ均一に残る
しかるに、ホルベインはかなり白っぽくなってしまう。
3)絵の具の伸び:もっと、大量に塗って、絵の具を伸ばさないとわからない。しかし、少量でも、ニュ−トンの方に分があるようです。
4)私の好み:どっちかと言うと、ホルベインの方が好みですね。やっぱり日本人なんだな(笑)。

『コバルト・ブル−』について
1)色相(Hue) 色み:ギタ−ペイントを除いて、ほとんど、同じ、見た目は判読不能。若干、ペンテルが濃いかな。
ギタ−ペイントは空色だな(笑)。

2)発色性:少々違いがある。

サップグリ−ンと同様の見解。ただ、ギタ−ペイントは水の多い部分で濁りが出たみたいになってしまっている。
塗ったときは、ほとんど分からなかったが、やはり水彩は乾いてからが勝負。
こりゃ勝負になりませんな(笑)。
3)絵の具の伸び:サップグリ−ンと同様の見解。
4)私の好み:ギタ−ペイント以外、どこを使っても同じ気になっている。・・・雑な感性(笑)。

『イエロ−・オ−カ−』について
1)色相(Hue) 色み:これは、4社とも、ほとんど、同じ、見た目では判読不能。
ギタ−ペイントも健闘しています(笑)。

2)発色性:少々違いがある。

サップグリ−ン&コバルトブル−と同様の見解。
3)絵の具の伸び:サップグリ−ン&コバルトブル−と同様の見解。
4)私の好み:サップグリ−ン&コバルトブル−と同様の見解。

『レモン・イエロ−』について
1)色相(Hue) 色み:4社とも、
まったく違います!驚きです!。上記写真でも分かります。
ただ、ペンテルとギタ−ペイントは、同じに見えるかな?。

ニュ−トンは多少、濁りがあるみたい。
ホルベインは、蛍光色みたいにキレイ!
ペンテル、ギタ−ペイントについては・・・こりゃただの黄色だ。

2)発色性:あきらかに、ホルベインがきれい!、ホントに蛍光塗料が入っているんじゃないこれ?


3)絵の具の伸び:前述の3色と同様の見解。
4)私の好み:ホルベインが一番好き。その他は、塗るモチ−フによって、使い分けたい。


結論

独断と偏見ですが、これは、描く対象によって、使い分ける必要があると思いました。
ホルベインは、混合色の出来合品が多く発売されています。しかし、ニュ−トンは限られている。
透明水彩は色を多用し混ぜると濁ります。昔から悩んでいたことですが、ホルベインをお勧めはしませんが、
混ぜないですむ分、不精者の私には、重宝(←コラ!)
しかし、見た感性の色と違う場合は、ひいひい言いながら混合を行う私でもあります。

結論と書きながら、結論を出せない?のですが、皆様、何らかの参考にして下さい。

外国製絵の具は高いです。
染料の多さとか、発色がいいとか聞きますが、日本製も捨てたものではない、と思います。以上。

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