『野生の清里・岩魚』

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橋の上にて

泊まったペンションの裏山にある小川を覗く私と娘。
いつも車に積んであるフライ・タックルを急いで準備して、
橋の上から投げ込んでみる。
・・・ピシャっと、確かな魚の反応・・・・

すぐ川へ降りて、フライを投入・・・すると、また反応あり・・・
しかし、針かかりしない・・・・
考える・・・8月26日・・・真夏・・・
魚は羽化する昆虫を狙う・・・しかし今は昼時、時間的にまだ早い。
多くは、水棲昆虫を狙っているはず・・・。

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私のルア−・タックルとフライ・タックル

狭い小川・・・ルア−が投げれるわずかなゆとりを
見つけると、今度はルア−・タックルを準備。
水棲昆虫を模したスピナ−を準備した。
すぐ目的のポイントまで、そっと忍び寄る。
・・・・・勝負は早いぞ。
何かいるはずだ!

1投目、魚の追いが見えた・・・
何だろう?、アマゴかヤマメか?・・・それとも外道「うぐい」か?

2投目だった・・・・。

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清里の野生のアマゴ

カクンっとロッドに手応え・・・マス特有の、体をふるしぐさが
ロッドに伝わってくる・・・・。
「来た!、やっぱりいた!」
上がってきたのは、15cmに満たないアマゴだった。すぐリリ−ス。
またキャスト・・・・、すぐまた反応が・・・
またアマゴ、今度は18cmくらい。写真を撮って逃がす。
「もっと大きくなって、また遊んでね。」
そっと、魚につぶやく。
その魚体はきれいで美しい。

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狭い・釣り場

しばし、魚場を休ませる。
もう、ここにはいないか?
2匹のアマゴで、
もうこの場は警戒心の塊になっているはず・・・・。

しかし、まだいる・・・。
さっきの追いは、もっと大きな影が走った。

必ず、いる・・・・
攻め方を変えよう。
流心部から、やや左の岩陰スレスレを狙ってみよう・・・・。
ルア−は私の意志を伝え聞いたかのように飛んでいった・・・・。

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清里の野生の岩魚

ガクン・・・・さっきのアマゴの手応えとは、違う、かなりの衝撃が
ロッドに伝わった。
「お、今度は、大きい・・・・」
魚が体をくねる。そして、何とジャンプする気配をみせる。
ロッドを倒して、魚にジャンプさせない操作をする。
少しの間の、魚とのやり取り・・・・
久しぶりなファイトを感じる・・・・。

手元によせ、一気に岸へと釣りあげる。
ネットは持っていなかった。

びっくりした。何とそれはイワナだった。
24〜26cmくらいであろうか・・・・メジャ−も持っていなかった。
ヒレもピンシャンとしていて、明らかに野生である事が解る。
イワナに会ったのは5年ぶりか?

写真に収めて、またリリ−ス。
『尺(33.3cm)になって、また、遊んでおくれ・・・・。』
魚に、そっと敬礼してさよならを言う。

清里・・・・まだまだ自然が一杯で、野生も育つ・・・・
いつまでも、この状態が続く清里である事を祈って、納竿とした。


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