1992年、我が家にアメリカンコッカースパニエルのメイが来た。2006年現在14才。他にもメイの子供のプリンとブリーダーのお宅から来た、キティというアメコ(以降アメコと略します)3頭と暮らしている。
飼い方としては部屋飼いで3頭といっしょに生活スペースを共有している。部屋飼いしているけれど、遊ぶのは外。山を走ったり川で泳いだりすることも大好き。夏は毎日川で遊んでいる。メイに関してはシッコ、ウンチも外。だから一日に散歩以外に3回くらいは外に出している。外に出せは毛が汚れ、家に砂やホコリを運んでくる。メイが出れば後の2匹も出ていく。当然汚れを家に持ち込む。一日に何回掃除をしているのだろう。それでも床はザラザラで毛埃はフワフワ。だったら外で飼えばいいのでしょうが、いつも犬達とごろごろと暮らしていたいのです。そもそも気を使って人間とつき合うのなら、犬と暮らしていた方がひょっとすると好きかもしれないのです。

アメコは足や胸毛など伸ばしてきれいにカットしておくのがスタンダードと言われています。多くの方が定期的にトリミングしてきれいな形にしています。でも我が家の3ワンいつも丸刈り。
山を走ったり、川で泳いだりしている犬がきれいな毛を保つには生活の全ての時間を犬についやさなければできません。もともと猟犬だったコッカー、山や川で遊ぶの大好き。メイなど始めて見た太平洋の波に飛び込んで遊んでいました。それほど外で遊ばせるのが好きならバリバリの猟犬を飼えと言われるかもしれませんが、本気モードの猟犬ではとてもつきあい切れません。彼らの運動したい欲求は半端ではありません。散歩の距離なんてマラソンランナーでもなければつきあえません。その点アメコくらいが運動能力、大きさ、可愛さ・・・私の好みにぴったりなのです。多くのアメコの飼い主、毎日ブラッシング、定期的なシャンプー、トリミングできれいな長髪を保って、ドッグカフェでモデルデビューのようなことをしています。そんな毛で山を走らせるなんてもっての他です。そんなきれいな犬とは我が家の3ワン全く違います。
でもきれいにすることが犬達にとって苦痛かというと、そうでもなくて飼い主が喜ぶことが犬にとって一番の幸せなのです。
犬に服を着せるなんて拷問ではないかと思っていましたが、どうもそうではないみたいなのです。なによりもつらいことは飼い主に無視されること。鎖につながれたまま散歩にも連れて行ってもらえないこと。犬達はひたすら飼い主の言葉を待ち続けています。ですから犬とべったりの関係は犬にとってはけっこう素敵な関係みたいです。

でも私と暮らす犬は山や川、海で勇敢に遊べる犬になってほしい。