キノコ

9月、たまにバイクツーリングで開田高原に出かけます。開田高原は木曽福島より御岳山に向かい1時間位走ったところです。家からは4時間ほどのツーリングになります。目的はキノコ採り
プラプラと森を散策すると、あるわあるわキノコがそこかしこにあります。それもおいしいハナイグチ、さそっくスーパー袋に入れていきます。ハナイグチ、ヌメリイグチ、ショウゲンジなど結構な量が採れます。そして夜にはキノコ汁です。1年に1度は味わいたいですね。
1000m以上の山でのキノコ採り。1000mを超えると木々が変わってきます。シラカバ、カラマツが生えます。そういった森は光が差し、森が輝いて見えます。そして足元は枯れ葉と苔で、フワフワの雲のジュウタンのようです。歩いているだけでも夢心地にさせてもらえます。
 そんなキノコ採りなのですが、おいしいキノコばかりではなく、命にかかわるようなキノコも沢山あります。毒キノコは誰も採らないから増える一方です。一本で確実に死ぬなんてものも多くあります。うかつには手はだせません。キノコ採りには勉強と熟練者のアドバイスが絶対必要です。たぶん、とか、きっと、とかは厳禁です。
一方、この危険さがキノコ探しを楽しいものにしているのも事実のような気がします。
以前、キノコの本では毒キノコに入っているベニテングタケに挑戦したことがありました。信州では比較的普通に食べられていることから、まあいいだろうと少々食べたのですが、毒の成分は確かにありました。しばらく酒に酔った様な症状がでました。一本の4分の1程度の量でしたからこの程度だったと思いますが、多く食べたらちょっと怖そうですね。しかしこの挑戦には気分を高揚させる要素があります。
死ぬような毒キノコがそこかしこにあるから必死で勉強します。
なんだかバカみたいなことですがおもしろいです。
10月地元では松茸探しです。めったに出会えないから必死で探します。
そして見つけた一本は光輝いて見えます。けれど松茸が日常的にたくさん採れたら、きっと熱中しないだろうな!
    ベニテングダケ