無事2004年のわんParkフェスタは終わり、トムソー庵の仲間のお手伝いも終わったと思っていたら、2005年も継続するという。小屋作りがお休み中という習慣がついてしまって困ったものです。
いいかげんにトムソー庵を完成させないと。当然風呂といったものも完成させる。それらがおわったら炭作りを始める。これからが重要なのであるが、炭を作るのに間伐材を使う。この主旨としては森を再生させたいということである。植林が40~30年ほどまえ、盛んに行われた。が、今、輸入材に押され、国産材木の値段が悲しい程になってしまった。ですから枝打ちや間伐といった山の作業がされていない。結果、山が荒れ、土砂流失、花粉症など重大な事態が発生。分かっていてもお金にならないからほったらかし。お金にならないから若い労働力が流出し、いっそう作業ができなくなる。。また炭や落ち葉の堆肥といった需要も減ったことから、広葉樹の林もほったらかし。結果、笹やつる性の植物が覆い尽くし、足を踏み込むこともできない森になった。このままほったらかしたら、大好きな山や川が死ぬ。
使われなくなった間伐材で炭を作り、それを山に戻す。それで山の土壌改良する。どれほどの効果がでるのかまだ分からないが、少しでも豊かな山にならないかと思う。小屋作りと平行して、小屋の回りの森に手を入れる。そして水の枯れてしまう沢に水がわき出るようする。そうなんです、大きな目標として、森を豊かにし、沢に水を復活させ、鳥や魚が豊に暮らせる山を作り、そこで遊びたいのです。それと同時に男川に魚道を設置し、鮎(現在鮎は全て放流です)や、うなぎ、アマゴ(サツキマス)、もくずがになどが川と海をいききすることができるようにする。魚道なんてものは個人の力でどうにか出来るなんてものではないけれど、一つの動きとして働きかけをしたいのです。“山がきれいになり、沢に水が溢れ、山と海が川を介して、一つになる”これがトムソーヤ計画の未来に対する思いです。10年後20年後、手を入れた森の沢に水が溢れ、男川に鮎やさつきますがのぼってきたらどれほどうれしいでしょう。 |