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| ロッテ物語 |
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お口の恋人ロッテ提供,ロッテ歌のアルバム、司会の玉置 宏の 「一週間のごぶさたです」 は名せりふとして私たちの記憶に残っ ています。今でこそ菓子業界の雄、チューインガム業界のダントツ トップメーカーとして君臨しているロッテもいろいろなエピソードがあ ります.ロッテの創業は昭和21年5月、「ひかり特殊化学研究所」と いい、化粧品ポマード、クリー ム類の製造販売会社としてスタートし ました。しかし戦後の混乱期、進駐軍のまわりに群が りチューインガ ムをせがむ子供たちを見てガム業界に参入する決断を下しました。 重光社長は南米産天然樹脂のガムの試作に成功しましたが当時の 原料入手難からあきらめ、当時、他のガムメーカーが原料として使用 していた酢酸ビニール樹脂で製造を始めました。 しかしロッテの基本 姿勢はあくまで本物志向であり、サッカリン、ズルチン、水飴を使用せ ず全部砂糖を使ってガムを製造しました。それと、重光社長は以前か ら化粧品を製造していた関係から、第二次大戦以前からアメリカで 外傷の薬として、またジュースや菓子類の着色、消臭、殺菌用として 使われていたクロロフィルに着目し、ガムに応用することを考えていま した。その研究の結果、完成したのが後の大ベストセラー商品、今日 でも人気のある「グリーンガム」の原形となるグリーン風船ガム でした。 それからすぐ、クロロフィルを使用した製品が市場にたくさん登場し、 グリーンブームが起こりました。 砂糖の統制が解除されガムメーカーが 一斉に全糖製品を発売したときも、クロロフィル(葉緑素)をとりいれた 製品が人気をはくしたときも、ロッテは時代の一歩先を走っていたとい えます。本物志向を貫くロッテとしては人気のでたグリーン風船ガムでは 満足せず、当時高価な天然チクルをつかった本格的ガム、外国のガム メーカーに十分対抗しうるガムの開発ををつづけ、ついに「グリーンガム」 を完成させました。 当時、ガムの販売日本一のハリスは小田原に酢酸 ビニール樹脂製造の大工場を建設し、ガムのトップメーカーとしての位を 不動のものにしようとしていました。世界に通用する本物志向のガムを目 指したロッテ、ガムの原料として代用品であった酢酸ビニールでガムの日 本一を目指したハリス、結果は今のガム業界の勢力図を見れば一目瞭 然であると思います。昨年、真っ先にキシリトール入りのガムを発売し、 今日の大キシリトールブームをつくったのも、もちろんロッテです 。 |