昔、戦前戦後あたりの小中学校の様子を描くものを見るとまず今との違いで目に付くのは、ガキ大将と暴力教師という印象です。ぼくがそんなところに放り込まれたら生きていく自信がありません。それほどこの面での根性が腐っていると思います。ですが時代はひたすら変わっていきます。あのころのような力で押さえ込むような教育は、我が子を過剰に(ずれて)大事にする母親達の要求によって非道徳的とみなされるようになったと思うのです。 それで、一本調子の教育のシステムがはっきりと見えてくるようになり皆が脱線の恐怖を味わって、とても考えが萎縮してしまうように思います。また脱線した人達への風当たりは強くもとの道に戻るに戻れない状態が続いてしまっています。こういう人達を生み出さないようにするための教育のシステムについて一考の必要があるのではないでしょうか。 |