どうでもいいことしながら、気を張っている。気を張るのが興深いときはいいけれど、大抵は落ち着かない。どうでもいいこと言って気を紛らわす。素直に楽しければよいけれど、喉につかえるものがあるときは後に尾を引く。自分には無関心なこと言われたときに「どうでもいい」と言ってみる。そんなに気にしないでとこっちも気にしている。 どうでもいいことを楽しんでしまえばもう自分の世界。この時を楽しむどうでもいいことが一番大切なことにさえ思える。本当に無意味な行為に覚えることのできる楽しさが、なぜかすごく嬉しい。世界中に散らばっているたくさんのどうでもいいことの中で今目の前にある一番どうでもいいことが一番意味を持っている気がする。 |