色々なことを知ろうとする行為は自分を幸せにするための行為である。知っていることは何事も楽しいと感じることができるが、知らないことは楽しむことができない。知らないことを知ろうとすることはまだ見ぬものに始め恐怖を覚えるが、楽しさを増すためのことで気にすることではない。 知らないことは、二つに大別できる。努力をすれば知ることができるものと、どんなことをしても一切知ることはできないものである。そして、どんなことをしても一切知ることができないものも二つに分けることができる。それは、容易にただ一つのものが想像できるものと、まったく何なのか解らなく想像が多岐に及んでしまうものである。まったく何なのか解らないことが、不安になるのである。 |