11月9日

無抑圧



自分の欲望がかなりの割合で達成されてしまうと、少しの弊害が出てくるだけで滅入ってしまいます。抑圧を受けないことは自由に見えるけれど、この社会の理不尽さをことごとく隠蔽して身ごもってしまいます。理不尽なことに対する欺瞞の力を他のことへまわせられる心の巧妙なやりくりというのは、抑圧を受けなければ発生できないと思います。

本当に貧しい家庭というのも少なく、兄弟間の対立も無い社会です。徴兵制なんてのもありませんから、特に男子は放牧されっぱなしでいつまでも平和な草原で暮らしているようにさえ見えます。軟弱で「自分に」嘘をつきまくっているのは、もうどうしようもない慢性患者です。何か一つ「喝」は入らないものでしょうか。



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