嫌いなものはたくさんあります。そのひとつひとつは自分の経験や、その経験からの想像で作られていきます。自分が嫌いなものを冷静に見つめ返してみると、ある出来事が原因になっていると解ることがあると思うのです。とっさには全身全霊で嫌気を示すかもしれないけれども、原因の何気なさに認めることができるかもしれません。その当時から時間が離れていることもあって。 融通できる生活では、我慢があまりできないために嫌いなものも多くあるように思います。その時々に嫌いになっていったものとの国交を開こうとさえしていないのではないのでしょうか。嫌いなものは、笑い話になるならまだしも、これから失敗する可能性を秘めています。好きにならないまでも幾らかのことは知っておけたらと思っています。 |