2月22日

抽象化



自分で理解のできない心の動きを抽象化して整理することで、落ち着かせることができる。あるがままを理解すると、散漫になった頭の中はそのうち耐えきれなくなるし、応用が利かない。色々なことを結びつけて、大きな根幹から派生させながら理解をしていくと、初めての場面に遭遇したときであっても融通がある程度効いて機敏に動けると思う。

違う面では、自分の考えを固めてしまう。新たな物を受け入れようとするときに、根幹だけは固持しようとする。それを壊すと昔の混沌に舞い戻るかもしれないと言う恐怖を心のどこかで感じる。しかし、突き詰めるとエンドレスになるので、根幹のもろさだけを考えればよいのかもしれない。また、時間とともに具象とのずれが生じる。変わっていく具象を認めきれないでいると、本質を見失う。

もし、できるだけグローバルな包括を求めていくならば、あらゆる知識を持ってあらゆる抽象化をし続けなければならない。そうでなくとも、自分の欲望を効率化させるために、この能力は有効だと思う。



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