3月14日

道の閉塞



ひたすら集中してひとつのことにだけはまりこんでいく。こんな時にはそればかりが見えて、他のことはあまり気にかからなくなる。私はその時に、何かまわりに取り残されるのではないかという気持ちが湧き、少しばかりそのはまっているものだけをしていても良いのかという疑問を感じた。はまりこんでいくことは自分の道が世界と閉塞している状態にあると思った。逆に言えば、自分が進歩しようとすると世間に疎くなる。だから、度々立ち止まり辺りを見回すのだ。

その疑問が私をスペシャリストにさせてくれない。一つの道を歩もうとすることはとても窮屈に感じるのである。この性質には、アドリブの力に乏しく、頭の切替えがあまりはっきりとしていないという欠点がある。しかし、一度飲み込んだものなら後からの力の発揮は大きい。そうであるので、自分の力をより良く発揮させるために必要なことは、勇気を出してはまってみることではないか。その時の疑問は、あまり後には響いてこないものだと思うし、むしろ得るものの方が多いと思う。



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