世の中は悲観的で様々な起伏が数多く起こっているけれども、なぜか心中は穏やか。まるで、天から見下ろすような心持ち。実際には色々と忙しく体をなげうっているのだけれど、それも白く淡く感じられて。映画のフラッシュの最後は画面いっぱいの白であるように、動乱が起こりすぎているときには、それから体の五感が遠ざかっていくのかもしれない。一面の白は、全ての最後。一面の白の後に、ただ太陽の光が射し込む光景が現れたならば、まだ続いている。また、壮絶な時間がかかるかもしれないけれど、個人の安らぎを求めて復興する。 個体と集団の矛盾は果てしない。矛盾は締めて破綻を来す。しかし、鋭利な頭でじらさせることはある程度出来ると思う。全てのルールはじらすための知恵ではないか。今日からまた再生と銘打って自らに幅を利かせる。 |