8月1日

批判と欲望



色々なものに疑問を感じては、自分なりの答えを出そうとする。"普通"の体制を批判しては、その変革を願う。しかし、今あるものを変えていこうとするときの波は強いものがあり、自分の信じる道を踏みゆくためには、相当の覚悟か動機が必要となる。

私は、この"普通"の常識とずれたベクトルに身を寄せている。身を取り巻く小さな環境が、たまたま容認するものであったのだと思う。"普通"へは、いつも近寄りがたい感情であったり、自分の中でのタブーとして働いてきた。しばらく、これで良いのだと思っていた。

だが、偶然もっと大きなスペクタクルで見得るようになったとき、大きな荒波の一波に呑まれ、とても不安定な自分を見た。社交上での"普通"にスポイルされたのだ。無意識に生まれる他人への様々な欲望が、大きな矛盾を起こしている。自分が批判をしてきたものに強い欲望を感じている。

この大きな矛盾は、自分を"普通"の感覚にさせようとしている。没個性な中に入ってしまった方がどれだけ楽になるのだろうか。



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