今日でぼくは17歳になりました。生まれてからいろんなことあって今に至っています。16歳のぼくを振り返ると、ずっと自分の在処を探っていました。15歳以前よりは将来への不安や解らなさを、いろんな文章やお話などによって幾分解消できてきたと思います。自分というものを形作るのですが、何回か崩れ去ったように感じました。この自分喪失の怖さは、重くいつもの自分にのしかかっているので、自分の視野を広く持とうとする試み(いろんなものに自分の心を強くしようという試み)の大きい壁になっているということを実感しました。 今の自分の在処も、異様に折れそうな骨組みでできているものだと思うときもあります。ほとんど、周りの人達の称賛などによって成り立っているような気がしてならないのです。自分のやったことを素直に評価してくれるいい人達によって、ぼくの在処は組み立てられ、その後の見当はずれの怒声によって、崩されているように思うこともあります。 また、将来の推測をしていると、自分の今いる学校を出たときのショックが気になります。今の毎日がほとんど変化無いような生活の中で新しいことの発見をしていても、ぼくの弱い心は重圧を受けるというのに、日々の生活が全く変わってしまうようなことが起こったならばどんなに心があたふためくだろうかと思うとちょっと心配です。ですが、今体が丈夫なうちにがむしゃらにいろんなものを取り入れようと思っています。 16歳一番のショックは男と女のことですね。女の人って表面上は男と違っていて全く持ち場の違う、ほとんど意識外の人達でしたから。でも実は根底は別に変わらないということも、少しのみかけているような気がしました。でも、距離はまだ全然入り込めないので、遠いと思っています。17歳の一番の目標はこの距離ですね。 今年から書き始めた日記ですが(この日記ではなくて普通の日記)、一週間前と今では考えの持ち方が微妙に変わっていくのがまた巧妙に後から見ると思います。逆に、最近は少し先のことまで、自分のことを大体解っていると思っているので、読んでしまって、それがまたそのとおりになるので。時がたつのが以前よりは速くなったと感じることがあるようになりました。 それから、今度はこのHPの日記ですが、以前は考えているだけであまり文にはしなくていたのを、文にして残すようにできているのは、またぼくの財産の一つになっているかと思います。HPといえば、このHPもインターネットも16歳に得た、いろんな人を見る機会や自分の表現が出きる場なのですね。インターネットは、会社とかで体験したことはあったけども、うちにパソコンが来てインターネットに繋がってから、初めのうちは純粋にこの世界に入り込んでいったものです。そして、いろんな人に出会っていろんな人の考えを享受できたことは、今の時代に生まれてきて良かったとしか思えないです。 しかし、だんだん慣れてくるとインターネットの闇の部分が見えてきて、やはり怖くなりました。闇の部分に目を向けられないぼくは、自分の逃げ場をつくるために、今年の2月の初めに自分のHPができました。そこはまさに逃げ場と化して、最初のうちはよく解らなかったのですが、最近日記などを書き始めてからは、毎日毎日考える機会を与えてくれていて、この時代にぼくを生んでくれたのを両親に感謝しなくてはならないとも思っています(でも、いつの時代でもその時代が一番いいと思うのでしょうか)。 勉強についてですが、やればできる、やらなかったらできない、だからやろうという遠回しで心に決めてやっていますが、さっぱりですね。勉強に至るまでの、部屋を片づけるというリスクを少しでも追い払おうと、今年の4月から部屋はいつもきれいにするようにして、いまもきれいな部類だと思います。 様々な人間関係が絡み合っていた、ぼくの所属する吹奏楽部も最高学年として、一年間やってきました。今年の8月で引退なので本当にもうすぐです。部の運営のほうはぼくは幹部でないので、あまり関与できませんでしたが、ぼくの打楽器パートはかなり満足いっています。後は定期演奏会で散るだけです。 本当にゆっくりですが本も何冊か読みました。宮迫千鶴さんや松本侑子さんの本は刺激が強くて実にしびれました。初めての分野の本を読んだとき、その本の内容をほとんどそのまま受け入れていきました。そして、違う機会でその分野の文章を読むときにまた違った意見が書いてあるとき、前の文章の書いてあることの対比で自分の考えというものが生まれてくると思いました。いろんな人の考えを聞けばそれだけ自分の考えが出てくるものということです。 さて、これからも、いろんな事件が起こると思いますが、その度その度にそのニュースをただ眺めるのではなく、自分の意見を表していくようにしていこうと思います。 17歳はどのような一年になるのでしょうか。強烈な出会いと強烈なショックが起こることを期待し、花の17歳ですし本当に色々あって欲しいと願います。 一年後や十年後にこれを読むために、綴りました。 |
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