03 年に観た映画




ラストサムライ
  (12/9/03)
          アメリカ・ハリウッド人が、サムライをどのように理解しているのか
         興味があったんで観に行った。それに、サイレントサムライ役の人の
         記事が新聞に載ってたので・・・。

          インディアン相手に戦っていたアメリカの下士官が、
         近代装備を目指す新政府に雇われ、サムライと接して・・・。といった話だ。

          設定は、結構、無茶苦茶だ。なんか、インディアンみたいだった。
         しかし、まあ、話をわかりやすくするためだろうから、良しとする。
         
          サムライ、ブシドー、カタナなどジャパニーズエギゾチックがイロイロ出てくる。
         まあ、それほど突飛な解釈はないから良しとする。
         また、お金と手間をかけてるんで、重厚・荘厳な感までした。

          全体的にみると、侍に対する尊敬と畏怖の念が感じられた。
         日本を描いた映画としては、こないだ観た「キル・ビル Vol.1」とは正反対だが、
         日本独自の文化を尊重し、憧憬を持って創っている所は同じだ。

          そして、この映画が、「キル・ビル Vol.1」と違うのは、
         アメリカ人の日本人に対するメッセージが込められた映画だという所だ。

          アメリカが世界で唯一の超大国となり、進むべき道がわからなくなってる
         昨今の時勢を見てると、多くのアメリカ人は、日本人とこのようなパートナーシップ
         (ただ単なる追従なんかじゃない!!) を築きたがってるんではないかと思った。
          
          「武士道」は、自分の行動に責任を持つことだ
          でも、今の日本を動かしている人の中に、サムライはいない

                ぜひ、観よう!!!


          HPは、英語版の方が詳しい。特に、俳優の説明は、充実してる。
         でも、「柳生一族」が「Ryusei Ichizoku」になってる。




バッドボーイズ 2バッド
  (12/3/03)  
            ウイル・スミスとマーティン・ローレンスのマイアミ市警、麻薬捜査二人組が、
          ノー天気に大暴れする勧善懲悪、大アクションドンパチ映画だ。
          設定は、なんか昔、TVでやってたマイアミバイスみたいだ。

           見所は、イッパイだし、特にカメラワークやアングルがとてもよい
          特殊効果も効果的に使われていて、面白いね。なかなか、お金もかかってそうだ。
          大画面の劇場で見る方が絶対に楽しめる。

           ストーリーは、単純だなあと思ってたが、最後は、もうハチャメチャだ。
          これは、マズイんでは?というくらいになってしまっている。
          笑えるシーンもたくさんある。

           アクションものだが、シリアスでなく楽しく観れる映画だ。

          楽しいドンパチ映画が好きな人は、ぜひ劇場で観よう!!
           




マトリックス・リボリューションズ
  (11/12/03)  
           「選択」の結果 が、観たかったので、行った。

           ストーリーは、「マトリックス」を完結させたということだ。
          まあ、ストレートでシンプルだったてことかな。
          僕は、一作目を観ていないんで、よくわからなかったのかも知れないが・・・。

           ネオとエージェント・スミスの闘いは、漫画の「ドラゴンボール」みたいだった。
          それにCGに手間がかかってそうだった。CGには、ちょっと飽きてきたけど・・・。
          ウリのワイヤーアクションも健在だった。
          

           やっぱり、モニカ・ベルッチは、きれいだった
          
       






キル・ビル Vol.1: 超B級映画マニアのタランティーノの渾身の作だ。
  (11/5/03)   僕も、B級映画が好きなんで、前から観に行こうと楽しみにしていた。

            ストーリーは、復讐だ。斬って斬って斬りまくるだ。
           血しぶきが、タンクローリー一台分は、飛び散っているはずだ。
           腕や脚は、トラック一台分にはなるだろう。

            これ以上ないくらいに、無茶苦茶でハチャメチャでワヤクチャな映画だ。
           監督が、好き放題、勝手放題に撮った映画だとしか考えられない。
           自分が好きだったB級映画を、自分の好きなように作ったんだろう。

            しかも、この Vol.1 は、ハリウッドのサムライニンジャ映画が主題だ。
           日本文化を大大大誤解(ワザとか?)した、あのサムライニンジャ映画だ。
           
            こんなに大規模なB級作品を作るとは、さすがネームバリューのある巨匠だ。
            この映画を作るために、今までの作品を作っていたんじゃないかとさえ思える。
           一言で、この映画を表すなら、タランティーノの趣味の作品だ。

            ハッキリ言って、評価が真っ二つに割れる映画だ。
           僕は、とても面白かったと思う。そうでない人もいると思う。
           怒っている人もいるかも?

    B級映画マニアはもちろん、オモシロがりな人は、ぜひ観に行こう!!!

           04 年公開の、残り 3/5 の Vol.2 も楽しみだ。
           そうそう、バイクに乗るときは、オニツカ・タイガーが流行るかも?  

            



S.W.A.T:  昔、TVシリーズとしてやっていたもののリメイク版だ。
 (10/1/03)   たまに、見ていたんで、映画の方も観に行くことにした。
           テーマソングは、誰でも聞いたことがあると思う。
         
           まあ、話は単純だ。重器や爆発の音が、腹に響いてくる。
         
           痛快なんで、ドンパチもんが好きな人は観に行こう

           つい、テーマソングを口笛で吹いてしまうようになった。
          


座頭市  : 勝新の座頭市が好きだから、観に行った。
(9/24/03)
        監督 北野武、主演 ビートたけしだ。
       外国の映画祭では、話題になったらしい(?)が、本当かな。
       日本のマスコミが、大騒ぎしているだけとちゃうの?

        中身は、面白い試みもあるし、まあ、面白い場面もある。
       しかし、勝新の座頭市と比べると・・・。

        この映画は、良くも悪くも、北野武
     (いや、ビートたけしか?)の「座頭市」
である。

        僕は、洋画と邦画を区別しない。映画は映画だ。
       この映画は、全体的につくりが甘い。
       もっと時間をかければ、より良いものに仕上がったかも?

        R15指定は何でかな?放送禁止用語が出てくるからか?

        話題作が好きな人は、ぜひ観よう




HERO : 今月は、まだ観てなかったので、別 に期待もせずに行った。
(8/22/03) 
         中国の秦の時代のお話。皇帝暗殺を謀る武術の達人が出てくる。
        話が進むにつれて、引きつけられていく展開だ。

         この映画の特筆されるべき点は、映像、特に色彩 の美しさだろう。
        など、とても美しく、鮮やかな画面 の連続だ。
        人間に色覚があって良かったなあと実感する。

         それに、中国各地のロケ地の景色も雄大であったり、美しかったりで、
        楽しめた。音楽も良かった。人民解放軍も総出演だ。

         そして、武術の達人の話だから「剣」を極めるために精進しているんだが、
        その極意が、とても強く心を打つものであった。

         また、為政者、刺客の考え、行動が 、
        とうの昔に忘れ去られた哲学に基づいたものであった。
        感銘を受けた。日本、いや世界中で失われた哲学だ。


         歴史に名を残す人物だけではなく、無名の「英雄」もたくさんいたと教えてくれる映画だ。
        東洋人にしか作れない映画だと思う。
        僕みたいに、ハリウッドのドンパチ勧善懲悪映画に飽きてきた人は、ぜひ観よう

              中国は、深い    






ターミネーター3:  誰でも知ってる、アーノルド・シュワルツネッガーのあたり役T-101 が、
  (7/15/03)    大活躍する。T-101 は、使命を果たすために、未来からやって来たサイボーグだ。

             T2同様、ジョン・コナーの命を狙うターミネーターと戦って、
            いろんなものをぶっ壊す。壊して壊して、壊しまくる
            観ているこっちが、呆れるくらいだ。

             お話は、何か、前回と似ている所も多かったが、今度の敵は女性型サイボーグ。
            こんな美人のなら、どんどん量産化して欲しいものだ。
            もちろん、人間をターミネートする機能は、ナシにしてだけど・・・。

            シュワちゃんが乗って、走り回るハーレーもポリスに変わってたな。
            
             全体的には、T4への布石といった感じ、お話も映像も、ちょと物足りなかった。
            それとも、僕が、ドンパチ大作を見過ぎなのかなあ?
            シュワちゃんも前回の方が、カッコ良かった。でも、肉体はスゴイね。

             やっぱり、大人を守るより、子供を守ったT2の方が感銘を受けるのか?

            話題作が好きな人は観に行こう。     





チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
   (7/02/03)
          以前に書いたけど、福岡・天神にいる違反駐輪自転車に注意をする
         チャリ・エンジェルとは、もちろん違う。

          むかし、TVドラマでシリーズ化されてたものの映画化第二弾だ。
         最近、こんなのが多すぎて、食傷気味だが、・・・。
         秋にも SWATが公開される。

          キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューが、
         大暴れで、「んな、アホな。」というような 大活躍である。
         まさしく、フルスロットルだ。

         ただただ、もう脳天気におもしろかった
          笑っちゃう所も、とっても多い。

         「ダイヤモンドは、作れないから探すんだ。」というセリフが、泣かせたね。
         そして、友達の有難味が、よくわかる映画だ。
         やっぱり、エンドクレジットは最後まで見よう。

       おもしろい映画やドンパチものが好きな人は、ぜひ観よう!!
         

          


ミニミニ大作戦
: 題名から、ミニスカートの女の子が・・・。
 (6/25/03)  と思った人は、ちょっと、拍子抜けかな。

           学生の頃、ミニに乗っていたので、観に行った
          初代ミニが大活躍した前作と同じの原題は、”Italian Job”だ。
          エドワード・ノートンが、悪役で出ている。
          
           お話は簡単だ。泥棒がミニに乗って、LA の街を走り回る。
          もっと前半からミニが走り回るのかと期待してたんで、ミニファンの僕には、
          ちょっと物足りなかったが、普通の人には、十分かな?

           現行ミニは、大きすぎて、 チョコマカ走ってても、あんまり可愛くないね。
          BMW R1150RT、ちょっとだけ、DUCATI 748 , 749 (?)も出てくる。
          何でか、スパイダーマンも・・・。

           ミニ好きやカーチェイス好きは、観に行こう





マトリックス・リローデッド: まあ、話題になってるし、友人も面 白そうと言ってたし、
  <吹き替え版>(6/11/03)   VFXも独特で興味があったので、観に行った。
                  あまり、期待してなかったが・・・。

         VFXの出来映えは、とてもすばらしい。少々、漫画的なところもあったけど。
        カーチェイスのところは、どこまでが作り物かわからない程、よくできていた。
        それに有名な時間がゆっくり流れる場面が独創的で、とても面白かった。

         お話は、1作目を観ていないんで、最初のうちはよくわからなかったが、
        だんだん引き込まれていって、夢中になった
        RPG的でもあるが、いろんな要素が盛り込まれてるので、飽きることはない

          けど、コンピュータ用語や、難しい言葉が立て続けに出てくるので、
         字幕を読んでたら、セリフを理解しにくいと思う。だから、吹き替え版がお薦めだ。
         映像に集中できるし・・・。でも、キアヌ・リーブスの声を聴きたい人は別 かな。

          キアヌ・リーブスは、やっぱり「スピード」の方が格好良かったなあ。

          今回は、どう見ても不死身の人間だし、まあ、精神的には重圧を背負ってるので
         弱い面も演じなければならない。その二面を演じるのは、難しそうだった。
         (本人のせいでないが、)それに、服装が昔の不良学生の長ランみたいだしなあ。


          いろいろ、気付いたことを・・・。

          悪者の奥さん役のモニカ・ベルッチは、とてもきれいだった。
         ドゥカティ996 が、Lツインの爆音を響かせて、ハイウェイを逆走したり大活躍だ。
         MVアグスタF4 が、落ちて爆発してた。
             
          エージェント役の人は、出演料を何倍も貰ってるのだろうか。
         あのシーンは、昔のドリフターズの笑いに通じるところもあったなあ。
         エンドクレジットは、最後まで観よう。

          何か、まとまりがなくなってるが、内容が多いので、なかなか思い出せない。

         とてもとても面白かったので、ぜひ観よう!!
             
           たとえ、1作目を観てなくても。

          キーワードは、選択かな。
         「世の中には、変わるものもあるし、変わらないものもある。」って、なるほどな。

          HPが充実してるので、見てみたら。
         完結編(?)のレボリューションズの公開が楽しみ。
 




 X−MEN2 : 予告編が面白そうだったのと先に見た友人が絶賛してたので、観た。
 (5/7/03)   1作目は観てない。

           原作は、アメコミだ。「デビルマン」より古いみたい。
          ミュータント(突然変異体)が、人類を守るために立ち上がるのだが、
          人類には、敵と見なされている。まんま、「デビルマン」だ。

           まあまあ、おもしろかったです。
          しかし、2作続けて、アメコミもんだったせいか、少しインパクトが足りなかった。
          もちろん、手間やお金は、かかってそうだったが、・・・。

           続編もあるので、ストーリーが冗長すぎたのかな?

          昨年のベッカム・ヘアに対して、今年はウルヴァリン・ヘアが流行るかも?
        
           アメコミ好きは、観よう!

          でも、最近の映画、最初から続編を考えているせいか、密度が薄すぎるぞ。





デアデビル: 天王寺に行ったついでに、観た。
 (4/8/03)
         アメリカンコミックが原作だ。daredevil とは、悪魔を恐れぬという意味だ。
        主人公は、簡単に言うと、盲目のスパイダーマンだ。
        スパイダーマンほど、ノリは軽くないけど、・・・。

         無敵でもないし、精神的にも強くない生身の人間が、
        正義の味方をやっている。だから、思い悩んだりもする。
        まあ、最近のヒーロー映画の、はやりだろう(鉄腕アトムに遅れること・・・)。

         お話は、最後は、ちょっと?かな。たぶん、続編があると思う。
        終わりのクレジットになっても、席を立たないように。
        主演は、ベン・アフレックでした。

        アメコミ好きは、観よう!


      予告編で見たけど、「X−MEN 2」が、面白そう。
       ストーリーは、永井豪の「デビルマン」に似てそうだけど、・・・。              






007/ダイ・アナザー・デイ: ハイテクマシーンが、イロイロ出てきて、痛快なんで、・・・。
  (3/11/03)    
              今回の敵は、ちょっと話題にもなったが、北朝鮮の高級将校だ。
            ボンドは、結構、ヒドイ目にあったりして、大変だった。
            でも、時期が時期だけに、ちょっと怖かったりして、・・・。

             しかし、日本でも同時公開にすれば、もっと話題性があったのにな。
 
             中身は、痛快娯楽映画の王道を行くだけあって、
            もう、てんこ盛りの幕の内弁当だ。いや、満漢全席かな? 

             展開も速くて、全然、飽きさせない。お約束も、ちゃんと出てくるし。
            だれが、観ても楽しめると思う。そういう映画だ。
 
             やっぱり、ジェームス・ボンドには、
            BMWよりアストン・マーチンの方が似合うな。





レッド・ドラゴン:殺人鬼の映画は怖いんで、観たくなかったけど、仕方なく、・・・。
  (2/12/03)
           「羊たちの沈黙」以前のドクター・レクター(アンソニー・ホプキンス)が登場する。
           そのライバルのFBI捜査官 (エドワード・ノートン)との関わり合いを軸に、
           連続殺人犯のレッド・ドラゴンを追いつめるというお話。

            思ったほどゲロゲロなシーンは出てこなかったので、良かった。
           捜査官と犯人の知恵比べに、ドクター・レクターが絡んで、話が展開するけど、
           だんだん引き込まれていって、最後まで、引きつけられたまんまだった。

            それに、ドクター・レクターは、ムチャクチャ怖い。「羊たちの沈黙」以来、
           イカれた犯人役は、アンソニーホプキンスの右に出る人はいないもんなあ。
           エドワード・ノートン(大阪・海遊館の建設時に働いてたそうだ)も良かった。

            最後まで、夢中になるストーリーなんで、いい映画だろう。
           でも、殺人の話で、引きつけられるのは、苦手だけど・・・。

            僕は、前2作は観てません。
           子供は、大事に育てないとだめだ。
           じゃないと、とんでもない悪魔になっちゃうらしい。
         
            こういうのが怖くない人は、観に行こう。





ボーン・アイディンティティ: 予告編で、MINIが爆走してたから観に行った。
  (1/29/03)
              記憶を失ったCIAのエージェントが、逃げまわるというストーリーだ。
             マット・デイモンが、主役だが、あんまりエージェントといった感じがしない。
             まあ、本物のエージェントも、如何にもってのは、いないだろうけど、・・・。

              アクションものとしては、物足りないかも知れないけど、
             まあ、これぐらいがちょうどいいかも。ハデハデも疲れるし。
             うーん、中だるみするところもあったかな。

              まあ、僕の見所としては、やっぱり、
             逃げるMINIと追うBMWのポリスバイクの激走シーンだ。
             MINIのキビキビした運動性能も、まだまだ捨てたもんじゃないなあ。  

              そうそう、ボーンというのは、主人公の名前です。

         マット・デイモンとMINI、BMWが好きな人は、観に行こう






 オールド・ルーキー: 野球映画だから、前から楽しみにしていた。
  (1/22/03)   
            化学教師をしていた元マイナー選手が、
           35歳になって、メジャーに挑戦するというストーリーだ。
           実話が元になっている。

            良くも悪くもディズニー映画である。家族愛に満ちている。
           泣いちゃいそうになることもたくさんあるだろう。

            野球映画としてみると、ちょっと物足りないかも知れないけど 、
           良くできた秀作だ。(終わりもあっさり目かな?)


            正月に、再々放送していたNHK教育のドラマで、
           山中恒の「おれがあいつで あいつがおれで」を原作としたドラマをやっていた。
           主人公の小学生が、男女入れ替わるというヤツだ。

            その二人が、やがて、入れ替わった身体で、自分の夢を果 そうと志すのだが、
           ちょうど同じことをこの映画に感じた。自分の身体が、どうなっていようと
           自分の夢を果たすために、努力していこうという意志の強さだ。

            というわけで、僕も映画の帰りに 、バッティングセンターに寄ってみた。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           どうも、僕はカムバックしない方が、いいみたいでした。


            野球好きはもちろん、感動映画の好きな人は、ぜひ観に行こう。        



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