O戦
はやと


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TVA O戦はやと


放映:CX 1964/01/21〜1964/10/27


O戦はやと OP ED

作詞:倉本聰
作曲:渡辺岳夫
歌:ひばり児童合唱団
MBK-109,MBK-120,TOCT-8513,K26X7118~9

 作詞:倉本聰。気合いの入ったファンファーレも勇ましい軍歌調であります。ボーカル・ショップが歌うバージョンもあるとのことです。


O戦はやと爆風隊の唄

作詞:倉本聰
作曲:渡辺岳夫
歌:ボーカルショップ
MBK-109,TOCT-9258

 こちらは軽快なリズムの歌です。歌メロは「オー!」というかけ声で、独特の終わり方。「プワァ〜」と鳴らしながら音程を下げる、「無敵鋼人ダイターン3」等でおなじみのブラスが、この時代にも登場している。前奏と後奏では軍隊風のラッパが鳴ります。


いざ行けゼロ戦

作詞:山上路夫
作曲:渡辺岳夫
歌:ボーカルショップ
MBK-120

 ラテンのリズムで、パーカッションも大活躍。0戦はやとの主戦場が南方だったためなのか。ブラスやサックスも南洋風のゆったりハーモニー。戦争のイメージを離れた、明るい歌になっています。
 歌は3番まであって、1番と2番の終わりは「Em7、G7|C」としている。ボーカルショップのコーラスが7thに相当する音程をしっかり聞かせるので、なかなかの爽快感があります。3番では7thを控えて「Em、G」としてから、D♭M7で長くひっぱります。この伴奏ブラスは、もろにビッグバンドの雰囲気♪。TVD「青空にらくがきしよう」('65年)でも似たパターンをやってます。エンディングの和音はCM7だが、その上にブラスがBの和音(だと思う)をのっけるのですんごい緊張感だ。このB(ならば)はB・D#・F#音で構成されている。ここだけ聞いたら完全にジャズなのだ。(実際はD調ですがCに移調して書いています。)




FS MBK-109「0戦はやと/0戦はやと爆風隊の唄/(ドラマ)敵空母を撃沈せよ」(廃盤)
FS MBK-120「いざ行けゼロ戦/0戦はやと/(ドラマ)幻の戦車」(廃盤)


CD TOCT-8513「懐かしのアニメソング大全 1」
 「0戦はやと」の他にも「おそ松くんのうた」作詞:赤塚不二夫、作曲:渡辺浦人、歌:加藤みどり、田上和枝、小林恭治を収録している。作曲の渡辺浦人は渡辺岳夫のお父さんです。このCDで渡辺父子、揃い踏みです。実は揃い踏みCDは他にもたくさんあります。


CD TOCT-9258「懐かしのアニメソング大全 挿入歌編 1」
CD K26X7118~9「オリジナル音源による 懐かしのTVアニメ・グラフィティ」




サブタイトル

 形式はブラスによるファンファーレです。弦の代わりにオルガンが混ざってます。曲は、すごく凝った進行です。正直言ってよくわかりません。しかし、「大昔のアニメだ」などとあなどりがたいカッコ良さです。


トランペット

 軍隊ものらしく、随所でトランペットソロ(というよりラッパ)による曲がある。このラッパは「B♭、D、F」の音ばっかりなので、B♭管のラッパと思われる。


テーマアレンジ「O戦はやと」

ブラバンによる正調軍楽マーチ。ここではサックスも活躍。ストリングスの代わりに、アコーディオンが鳴っています。

悲しげなトランペットによるソロ演奏。ただしこの演奏は軍隊ラッパとは違ってAマイナー調です。

ドラマのエンディングでは、ティンパニがしっかりとロールして盛り上げます。


 劇伴音楽は全体に控えめです。ブラスが中心で、静かな場面ではビブラフォンやギターを用いています。その他の特徴として、劇中で主題歌と挿入歌がしばしば演奏されます。




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