家なき子

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TVD 家なき子


放映:1974/09/03〜1975/03/25
内容:坂口良子ほか。紹介文募集中


幸せさがし

作詞:岩谷時子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:坂口良子
P-380,JDX-7062,COCP-35483,APD-6502

 どっちかとゆうと坂口良子の歌い方が好きって感じの方が強いですね。これより一、二年後に歌ったテレビ主題歌なんかを聞いたら、同一人物とは思えない程上手なのでびっくりさせられます。
 この作品は「幸福ゆき」というのですけど、「家なき子」より後の'75年の作品でした。しかし「幸福ゆき」(主題歌タイトルも同じ、作詞:たかたかし、作曲:菊池俊輔)は後の作品とは思えない程、音をはずしまくっています。「家なき子」がこれだけきれいに歌えたのは、たぶんこの曲がみっちりレッスンを受けてから録音されたからだと思うんですけど。っていうことは渡辺氏か松山氏のどちらかから直接レッスンを受けたということになるんですけどどう思われますか。歌謡曲の作曲家がレッスンをするのは結構聞くんですけど、劇伴の作曲家の歌唱指導ってあんまり聞いたことがありません。
ゲイランさん 1998/02/12


 映画「緋牡丹博徒」では、藤純子を特訓したそうです。
 サビの「デイバイデイ、人生は♪」という部分のコードは「Dm、E♭」になっています。この曲はDマイナーですが、Aマイナーに移調すると「Am、B♭」となります。このB♭がいわゆる「ナベタケ節」と呼ばれているパターンの一つだと考えています。「人生は♪」の響きで、「はっ」と感動するのです。
 リズムの展開も凝っていて、タンゴあり、8ビートあり、16ビートあり、4ビート(といっても良いのかわかりませんが三連系の4拍子)ありで、幸せをさがしまわって悩んでいるように思われます。


ふたりだけの子守唄

作詞:岩谷時子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:坂口良子
P-380

 「幸せさがし」は派手なリズムですが、こちらはしっとりとした子守唄。やはり不幸なマイナーです。チラっと現れる♭VIメジャーが、かすかな希望を感じさせるので、よけいに哀しくなります。


EP P-380「幸せさがし/ふたりだけの子守唄」(廃盤)

FS APD-6502「ソノラマ・ゴールデン・パピイ・シリーズ」(廃盤)

CD COCP-35483「青春TV倶楽部40」

LP JDX-7062「決定盤 テレビ映画主題歌集 Vol2 〜愛と青春編〜」(廃盤、「幸福ゆき」も収録)




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