機動戦士
ガンダム(TV)


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TVA 機動戦士ガンダム


放映:名古屋TV 1979/04/07〜1980/01/26(全43話)
監督:富野喜幸(現:富野由悠季)
原作:矢立肇、富野喜幸
音楽:渡辺岳夫、松山祐士
製作:日本サンライズ

内容:増え過ぎた人口を「スペース・コロニー」に移民させるようになって半世紀。スペース・コロニーの集合体である「サイド」のうち、地球からもっとも離れたサイド3が、「ジオン公国」を名乗って地球連邦政府からの独立戦争を開始した。ジオンの主力兵器はモビルスーツ。宇宙戦闘を意識した、巨大な人型の決戦兵器である。
 戦争が膠着状態に入った開戦半年目。若いサイドであるサイド7に、ジオン軍の侵攻があった。少年アムロ(古谷徹)は、偶然に連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムを操縦し、ジオン軍のモビルスーツ・ザクを撃破する。新造揚陸艦ホワイトベースに乗り込んだアムロは、本人の意思とは無関係に連邦軍の兵士となり、そして、戦争に慣れてゆく…。
 主なキャストはシャア(池田秀一)、ララァ(潘恵子)、セイラ(井上遙)、ブライト(鈴置洋孝)。なお、人気は再放映時に爆発したものであり、'79年の本放映時にはふるわなかった。
mioさん 1997/10/12


翔べ!ガンダム OP

作詞:井荻麟(富野由悠季の筆名)
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:池田鴻、フィーリング・フリー、ミュージック・クリエイション
TV-57,K13A-71~2,SKD(H)-2005,KIKA-2001,KIKA-2016,K32X-7045,KICA-2023,VTZL-30

 製作者は中学・高校生層を意識していたけど、スポンサーは玩具を売りたかった。当時この主題歌は、その着地点のような印象がありました。ですが、G音楽には従来のアニメ音楽の殻を破った、渡辺大人向けドラマにも通じる魅力が光っているのです。


永遠にアムロ ED

作詞:井荻麟
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:池田鴻、フィーリング・フリー
K08S-3003,K13A-71~2,SKD(H)-2005,KIKA-2001,KIKA-2016,K32X-7045,KICA-2023,VTZL-30

 有名な曲なので、紹介よりも分析主体に書きます。書いているうちに、なんだかモノすごい曲だったことがわかりました。なお、この歌には戸田恵子が歌うヴァージョンもあります。
 歌メロ頭はDメジャー調です。前半区切りの「ふるさとだ〜♪」の「だ〜♪」はB音(Dを基準にした移動ドではラに相当)なので、マイナーかメジャーかどっちやろ?。VIメジャー(ここではBメジャー)で一区切りする手法は、挿入歌「いまはおやすみ」にも見られますし、難しいところです。
 「おぼえているかい♪」からはEメジャー調です。B→Eの4度進行で転調したわけです。Bは新調Eからみてドミナント(V)に相当します。
 一番の最後「永遠に♪」はAメジャーで終わりますが、間奏はFメジャーに転調しています。新調FからみてAメジャーはIIIメジャーです。渡辺メロディーには、IIIメジャーからIVメジャーやその他ドミナントコードに進む流れもあります。ここでは「IIIメジャー(ドミナント)→Iメジャー」の流れでの転調です。
 二番の最後「永遠に♪」もAメジャーですが、ここから合唱の「あぁ〜♪」はDメジャーです。ここで終わってしまうので(もはや考え方だけの問題ですが)A→Dの4度進行で元々の調に戻ったのだとも言えますね。


シャアが来る IN

作詞:井荻麟
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:堀光一路
TV-65,K08S-3003,SKD(H)-2015,KIKA-2002,KIKA-2016,K32X-7045,KICA-2023,VTZL-30

 タイトル通り、ダーティヒロイックなノリの良い曲。このカッコよさはフルサイズで聴かないとわからないのだ。ブラスにフルートも加わった豪華編曲によるロックは、EW&Fかスペクトラムか。アコピのソロもキマっております。


きらめきのララァ NO

作詞:井荻麟
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:戸田恵子、シンガーズ・スリー
TV-57,TV-65,SKD(H)-2015,KIKA-2002,KIKA-2016,K32X-7045,KICA-2023,VTZL-30

 円熟の松山編曲は、コーラスとパーカッションとストリングスが効果的。よーするに何もかも全部が良い、たいへん美しい曲なのだ。番組本編でもたっぷり聴きたかった。


いまはおやすみ IN

作詞:井荻麟
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:戸田恵子
K06S-3012,SKD(H)-2015,KIKA-2002,KIKA-2016,K32X-7045,KICA-2023,KICA-2024,VTZL-30

 ガンダム史上の名曲である。渡辺岳夫らしいメロディーは、実に現代的な輝きも帯びている。しっとりと濡れたストリングスと、フルートのエフェクト処理が魅力。コーダ部分の残酷な「血みどろで・・・風に舞う♪」という詞と美しいサウンドのコントラストがすばらしい。「残酷な絵を見せればウレる」と考えている近代の映像作家は見習うこと。EP K06S-3012の演奏はセリフ入り。

 キーはFメジャーで「そんなことない〜わたしたち〜♪」のメロディーは「AAAGACA(B♭M7)|FFGAG(Am7)」である(カッコ内はコード)。この歌のようにメジャーの曲でIVM7→IIIm7としてメロディーに7thを用いるのは渡辺岳夫の得意ワザで、劇伴でも多用される。「いまはおやすみ」には、このパターンが随所に現れるのだ。
 「だから、ねえ、おやすみ〜♪」のメロディーは「DEF、A(Gm7)|G、CC(Am7)|DD〜(D)」である。メジャー曲なのに、メロディーの区切りが移動ドの「ラ」(実音D)になっていることに注意されたい。そしてコードはDメジャー(VI)である。


EP TV-57「翔べ!ガンダム/きらめきのララア」
EP TV-65「シャアが来る/きらめきのララア」
EP K06S-3012「いまはおやすみ(セリフ入り)/永遠にアムロ」(歌:戸田恵子)


EP K08S-3003「シャアが来る/永遠にアムロ」




CD KIKA-2081~98 機動戦士ガンダム CD-BOX


 '79〜'83年にかけて発売された「TVシリーズ」「TVシリーズのドラマ編」「交響詩」「劇場版」「劇場版のドラマ編」「テーマソング集」「未使用BGM集」全14タイトル、18枚をデジタルリマスタリングでCD化。LPレコードをミニチュア化した紙ジャケット仕様で、帯やレーベルも当時のLPを模したデザイン。ほぼLPサイズのジャケット画集、ポスターや当時の封入特典、関係者の座談会や対談も収録。究極形態で商品化された超豪華BOXである。




CD KIKA-2078~80 機動戦士ガンダム TV版総音楽集


 「TVシリーズ総BGM集」「歌曲・カラオケ&未使用BGM集」「MEコレクション」の3枚組である。「劇場版総音楽集」も合わせて収納するBOXつきだ。TV版と劇場版、必ず両方をそろえよう♪。全48ページのブックレットは資料としても貴重である。すべての劇伴がリストアップされており、作曲者・編曲者名が記されている。さらにCDでの収録位置も同じ表になっているのが嬉しい。過去にリリースされたアルバム内容とMナンバーも記載されており、これは旧作を愛聴している人にもありがたいことだ。


******* TVシリーズ総BGM集 *******

虚無感 B4

作曲:松山祐士
編曲:松山祐士

 半音階的な悲しいオーボエで始まり、コードが展開してオーケストラとピアノが伴奏する。「暗い曲がノビノビ展開」と文字で書くと妙だが、これは音楽性の高い曲である。女スパイ・ミハルが、弟妹と別れる場面での演奏が印象的だ。


血塗られたザビ家 C1

作曲:松山祐士
編曲:松山祐士

 毎度おなじみ艦隊ファンファーレ〜永井一郎のナレーションのバックを飾る虚ろな音楽は、フルートもパーカッションも全部虚ろです。

全艦出撃せよ C4

作曲:渡辺岳夫
編曲:渡辺岳夫

 「ガンダム」よりも「新巨人の星」でしばしば聴かれた裏々降下パターン「ED,C,BA〜」である。ゆっくりしたテンポのこの曲で、中心になっているのはエレクトッリック・ベースのソロ。

スペースコロニー B1

作曲:渡辺岳夫
編曲:渡辺岳夫

 明確なメロディーはなくてコード進行と編曲で聴かせる、美しい音楽だ。短いのが惜しい。もっと聴いていたい。


戦いへの恐怖 C3

作曲:松山祐士
編曲:松山祐士

 勇壮な出撃を演出する快曲。しばしば出撃シーンからアイキャッチへなだれ込んだものだ。OVA「トップをねらえ!」でパクられたのは有名。庵野監督の示唆により、田中公平が正々堂々と昇華した「初めての出撃」を併せて聴かれたい。「ウルトラ・サウンド・コレクション トップをねらえ!〜田中公平の世界」(VICL-16)に収録されている。


闇の鼓動 G4

作曲:渡辺岳夫
編曲:渡辺岳夫

 半音階が登場するのはサスペンス劇伴のパターンのようです。


平和への祈り B2

作曲:渡辺岳夫
編曲:渡辺岳夫

 オーボエのテーマに、アコースティックギターのアルペジオ。後半は、やはりストリングスによるテーマが盛り上がる。ひきたて役のホルンの効果も見過ごせない。最終回のホワイトベース脱出場面で使用された。


宇宙よ M10

作曲:渡辺岳夫
編曲:渡辺岳夫

 TV本編ではニュータイプ邂逅場面と、最終回ラストで短縮して使用された。やるせないドラマに、しかし希望を残したラストシーンを演出した名曲です。このアルバムでフルサイズステレオ版を聴いてほしい。


******* 歌曲・カラオケ&未使用BGM集 *******

苦い勝利 D3

作曲:渡辺岳夫
編曲:渡辺岳夫

 シンセストリングのテーマにフルートがからみ、バックはたんたんとコードをうちだすピアノ。後半は弦楽のテーマにシンセがバックを、そして感情が溢れ出すようなベースが加わる。管理人が個人的に特に好む曲で、なべたけ劇伴ベストワンと考えている。劇場版サントラでは、豪華な編成に編曲されている。


艦隊 宇宙へ M4

作曲:松山祐士
編曲:松山祐士

 勇ましくも味わいのある曲で、五拍子にワクワクさせられる。


邂逅ニュータイプ M8

作曲:渡辺岳夫
編曲:渡辺岳夫

 「きらめきのララァ」のアレンジである。後半はララァのメロディーから離れ、やり場のない感情をストリングスが吐露する。



 これより下は「総音楽集」以前のTV版サントラに関する記述である。


CD KIKA-2001 オリジナル・サウンドトラック 機動戦士ガンダム


 OP,ED主題歌と劇伴を収録。正当派の元祖サントラである。ジャケット絵も当時の正当路線で、ガンダム・コアファイター・アムロが地球と月をバックにキメている。その昔は中高生のファンが「ジャケットが子供っぽいので買いづらい」と文句を言ったものだ。


音楽:渡辺岳夫、松山祐士

虚無感

 半音階的な悲しいオーボエで始まり、コードが展開してオーケストラとピアノが伴奏する。「暗い曲がノビノビ展開」と文字で書くと妙だが、これは音楽性の高い曲である。女スパイ・ミハルが、弟妹と別れる場面での演奏が印象的だ。


戦いへの恐怖

 勇壮な出撃を演出する快曲。しばしば出撃シーンからアイキャッチへなだれ込んだものだ。OVA「トップをねらえ!」でパクられたのは有名。庵野監督の示唆により、田中公平が正々堂々と昇華した「初めての出撃」を併せて聴かれたい。「ウルトラ・サウンド・コレクション トップをねらえ!〜田中公平の世界」(VICL-16)に収録されている。


スペースコロニー

 明確なメロディーはなくてコード進行と編曲で聴かせる、美しい音楽だ。短いのが惜しい。もっと聴いていたい。


苦い勝利

 シンセストリングのテーマにフルートがからみ、バックはたんたんとコードをうちだすピアノ。後半は弦楽のテーマにシンセがバックを、そして感情が溢れ出すようなベースが加わる。管理人が個人的に特に好む曲で、なべたけ劇伴ベストワンと考えている。劇場版サントラでは、豪華な編成に編曲されている。


平和への祈り

 オーボエのテーマに、アコースティックギターのアルペジオ。後半は、やはりストリングスによるテーマが盛り上がる。ひきたて役のホルンの効果も見過ごせない。最終回のホワイトベース脱出場面で使用された。


 いくつかの劇伴はピッチが不明瞭で、何のキーだかわからない。チューニング不可能な楽器に合わせたのかもしれない。裏ジャケには「ジオン公園の陰謀」というタイトルが印刷されている。公園で陰謀するか?。


LP SKD(H)-2005「オリジナル・サウンドトラック 機動戦士ガンダム」(廃盤)




CD KIKA-2002 機動戦士ガンダム 戦場で


 珠玉の挿入歌三曲と、録音されたのに使用されなかった劇伴を多数収録。サントラ第一集とくらべると個別の曲が長いので、独立した音楽としても聴きやすい。


音楽:渡辺岳夫、松山祐士

艦隊 宇宙へ

 勇ましくも味わいのある曲で、五拍子にワクワクさせられる。


邂逅ニュータイプ

 「きらめきのララァ」のアレンジである。後半はララァのメロディーから離れ、やり場のない感情をストリングスが吐露する。


宇宙よ

 TV本編ではニュータイプ邂逅場面と、最終回ラストで短縮して使用された。やるせないドラマに、しかし希望を残したラストシーンを演出した名曲です。このアルバムでフルサイズステレオ版を聴いてほしい。


LP SKD(H)-2015「機動戦士ガンダム 戦場で」(廃盤)




CD KIKA-2003~4 機動戦士ガンダム III「アムロよ・・・」


 二枚組でドラマ編収録なものだから、いまどき購入しづらい人もいるでしょう。十数分だけ収録されている劇伴+ドラマ編の一部を紹介するので、参考にしてください。
 このCDにもキーが不明瞭なトラックがある。楽器間のチューニングがずれているわけではなく、普通のピアノの音程から全体にズレている。


音楽:渡辺岳夫、松山祐士

血塗られたザビ家

前半
 毎度おなじみ艦隊ファンファーレ〜永井一郎のナレーションのバックを飾る虚ろな音楽は、フルートもパーカッションも全部虚ろです。

後半
 半音階が登場するのはサスペンス劇伴のパターンのようです。


全艦出撃せよ

前半
 「ガンダム」よりも「新巨人の星」でしばしば聴かれた裏々降下パターン「ED,C,BA〜」である。ゆっくりしたテンポのこの曲で、中心になっているのはエレクトッリック・ベースのソロ。

後半
 こちらはスピードにのった戦闘アクション劇伴。やはりチョッパーのベースがカッコよい。決して一本調子の「うぺうぺ」ではありません。


ブリッジ・コレクション

 数種類のアイキャッチや、本編で未使用の曲までも収録している。「再会、母よ」の劇的ブリッジもしっかり収録。アイキャッチの女声コーラスは「シャウ!」と叫んでいるそうだが、「シャア」という名の美形敵キャラが登場する関係で「敵をたたえているのか?」と悩んだ人もいる。


新たなる覚醒(めざめ)

前半
 けだるさをともなったサスペンスが、非感動系のガンダム劇伴を象徴している?。

中盤
 もの悲しきオーボエから始まる、やはりけだるい系の曲。

後半
 シンセストリングスのペダルポイント(音をのばす)に、アコースティック・ギターをつま弾く。


第21話「激闘は憎しみ深く」より

 他のアルバムでは聴けないストラヴィンスキー調の戦闘音楽が収録されている。ドラマ音声と混じってしまうのが残念無念。サントラ音楽編で聴きたかったが、どうやら流用曲とみられる。
 緊張感を盛り上げる長い長い前奏〜「春の祭典」よろしく意表を突いてザンザンザンザンザンザンザンザン〜後半は弦とシンバルが狂乱する。TVシリーズで頻繁に使用された。


LP SKK-2136~7「機動戦士ガンダムIII アムロよ・・・」(廃盤)




CD KIKA-2016「ベスト・オブ・ガンダム」
CD K32X-7045,KICA-2023「GUNDAM SINGLES HISTORY」
 このページで紹介した歌ものを多数収録している。てっとり早く歌だけ聴きたい向きにはオススメ。

CD KICA-2024「GUNDAM SINGLES HISTORY II」
 戸田恵子の歌う「いまはおやすみ」をセリフなしヴァージョンで収録。そして「永遠にアムロ」を、戸田恵子の優しく暖かい歌で収録している。


CD K30X-7071「機動戦士ガンダム」
CD K30X-7072「機動戦士ガンダム・戦場で」
 K30X-7071は、LP1枚目全曲と、LP第3弾の「アムロよ……」に収録されたBGM4曲(「血塗られたザビ家」「全艦出撃せよ」「ブリッジ・コレクション」「新たなる覚醒」)と、主題歌、副主題歌のレコードサイズカラオケ2曲を加えた全27曲を収録。
 K30X-7072は、LP2枚目全曲と、主題歌、副主題歌のTVサイズカラオケ2曲、ブリッジコレクション(上記「機動戦士ガンダム」収録とは別物。「ン〜〜〜シュワッ」とか)、挿入歌「シャアが来る」「きらめきのララァ」「いまはおやすみ」のレコードサイズカラオケ3曲を加えた、全19曲を収録。ともに1987年発売。
 ライナーには、「機動戦士ガンダム」の方に渡辺岳夫氏の寄稿「作曲家のモノローグ」、また両方に録音資料として、BGMのナンバリング、注文時の曲イメージ、録音日時リストが掲載されている。
 余談ですが、私の「機動戦士ガンダム・戦場で」CDには、戸田恵子さんのサインが入っています(ああミーハー)。以前仕事でご一緒したときに、いただいたのでした。
南澤大介さん 1998/09/04


CD VTZL-30「GUNDAM SONGS 145」
 『機動戦士ガンダム』から『機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン』の第2期まで、TVシリーズはもちろん、劇場版、OVA、『SDガンダム』シリーズに『GUNDAM EVOLVE』など、映像化された作品のオープニング、エンディング、挿入歌を収録。10枚組ボックス。




ガンプラ

 俗に「ガンプラブーム」と言われるプラモデルブームは日本を席捲し、おもちゃ売り場や町の玩具店の前には開店前から行列ができ、供給が追いつかずに生産中止になるという事態まで発生した。Zガンダムの開始される前の段階で、ガンプラの総売り上げは7000万円に上ったという。なお、ガンプラは1シリーズではなく、「ベストメカ・コレクション」というシリーズの4番から後のものである。ちなみにシリーズ1番は「勇者ライディーン」。
 モビルスーツには、たとえばガンダムなら「RX-78」、ザクなら「MS-06」など、マニア好みの形式番号がふられ、また固有名詞が多数登場した。番組に登場しない、いわゆる「裏設定・追加設定」ができたのもこの作品が最初であろう。
mioさん 1997/10/12


注:宇宙〜いちいちルビふっていませんが、「そら」と読んでやってください。




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