騎馬奉行

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TVD 騎馬奉行


放映:KTV 1979/10/02〜1980/03/25(全26回)
監督:工藤栄一、岡林可典
音楽:渡辺岳夫
原作:陣出達朗
製作:東映

内容:市川染五郎(現:松本幸四郎)主演。火付け盗賊改めの活躍を描く。「馬に乗った鬼平犯科帳」と思っていただければよろしいかと。


テーマ曲
KIVE-39

 ぐおぉー。ビル・コンティみたいだけど、メチャクチャにカッコええー。「白い巨塔」と「新巨人の星」が刑事アクションしているような、とんでもネェ音楽だ。ばんざぁい。ばんざぁい。「ダイターン」も「ガンダム」もメじゃぁ無いぜ!。これがホントのカッコよさである。XXカントク参ったか!。
 ・・・失礼しました。少々取り乱してしまいましたが、カッコよいのは事実です。渡辺音楽を総合的に分析すると、大人向けドラマの要素をアニメ作品にも投入していることがわかります。現に「機動戦士ガンダム」('79年)には、時代劇伴の要素がふんだんに散りばめられております。そもそもガンダムは鎧武者だしねぇ。
 「騎馬奉行」のフレーバーは「ガンダム劇場版」にも垣間見える。しかしナベタケガンダム路線(別にXXカントク作品でなくたって結構)をもう少しやっていたら・・・。

 TVで聴くテーマ曲は冒頭でバスドラムが鳴らないため、管理人にはリズムのアタマを感じ取れない(このあたりの感覚は人によりけりですが)。イントロ途中から加わるバスドラムは、8分の裏に聞こえる。だからイントロからテーマに突入した瞬間に、半拍ワープしたような錯覚に陥る。


私は送り風

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
編曲:乾裕樹
歌:川島康子
DR-6361

 銀行マンからシンガーソングライター、大きな成功を納めた小椋佳。ハイ・センスなサウンドの中から、しかし熱い思いを語りかけるような・・・そんな小椋ソングは、渡辺岳夫の音楽に通じるものがあるかもしれない。二人は、TVドラマ「大いなる旅路」で共演を果たしている。
 川島康子はハスキーだが暖かさもある歌唱だ。不意に早口で5連符的なメロディーが現れて、そこにはサワヤカな風が吹いたような感触がする。ストリングスが流れるような美しいアレンジで、捕り物アクションとは縁が薄そうなエエ感じです。


花霞そして舞落葉

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
編曲:乾裕樹
歌:川島康子
DR-6361

 こちらはバラード歌謡路線。ビートが効いたアレンジで、オンナ心を吐露します。ストリングスは、これまた流麗で耳を奪われる。乾裕樹は「蒼き流星STPレイズナー」「装甲騎兵ボトムズ」といった作品の音楽を手がけています。




EP DR-6361「私は送り風/花霞そして舞落葉」

VTR KIVE-39「渡辺岳夫の世界」




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