レディ
ジョージィ


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TVA レディジョージィ


放映:TV朝日 1983/04/09〜1984/02/25(全45話)
監督:吉田しげつぐ
音楽:渡辺岳夫
原作:いがらしゆみこ、井沢満
製作:東京ムービー新社

内容:「キャンディキャンディ」ちょっと大人向けにしたドラマ。ジョージィ役は山本百合子。詳しい紹介文募集中。OP,ED以外の挿入歌もCD化が待たれる。


忘れられたメッセージ OP

作詞:千家和也
作曲:渡辺岳夫
編曲:青木望
歌:山本百合子
KV-3036,JBX-25020,VCK-6077,VICL-5248

 大人向けということと、時代を反映して凝った歌になっている。曲の構成は、中盤「足下から花が・・・♪」のクネった展開と後半のリズミックさ加減が、大人になったサンディベルという趣。

 3番の最後は「美しい♪」のリフレイン。ワタクシが渡辺岳夫なら(無意味な仮定ですが)最後の「美しい♪」の「い♪」は、いきなりトニックではなくて別のコードにしたかもしれません。例えば「II♭M7、IIm7、VI♭(M7)」のどれかを経ます。どれが最も(当時の)なべたけ的でしょうか。

 青木望の編曲は上品です。久石編曲の豪華絢爛「ハロー!サンディベル」の後だけに、すっきりと美しく聞こえる。ベースがグリッサンドするフィルインが効果的です。これは当時の家庭のTVスピーカ性能アップを考えてのことか。後半は結局「うぺうぺ」しますが、青木サウンドは上品な仕上がりです。


やさしさをありがとう ED

作詞:井沢満
作曲:渡辺岳夫
編曲:青木望
歌:山本百合子
KV-3036,JBX-25020,VCK-6077,VICL-5248

 ED曲ということで、静かに始まります。冒頭の女性コーラス「レディジョージィ♪」を聴くと、どうしてもアイスクリームの宣伝を思い出してしまいます。
 後半では「うぺうぺ」と盛り上がってしまうところが「キャンディキャンディED〜あしたがすき」とは違います。エンディングのシンセがキラキラした音が後をひきます。


愛のブレスレット

作詞:千家和也
作曲:渡辺岳夫
編曲:青木望
歌:山本百合子
JBX-25020,VCK-6077

 渡辺岳夫メロディーの魅力のひとつは、「いつ切れ目がくるんぢゃ?」とハラハラさせるクネりだと思います。「愛のブレスレット」では前半もクネりますが、特に後半の足かけ6小節「涙ぐむほど・・・つつんでくれそうな♪」は、その一つの頂点でなかろうか。このメロディーは美しいと同時に難しく、上手い歌手でなければ歌いきれません。

 隣り合う小節へのコード移動は「よくあり」なのだけど、歌全体の中でのこの6小節の位置づけは複雑なので、説明しきれません。どなたか解説よろしく。


あしたのめぐり逢い

作詞:荒木とよひさ
作曲:渡辺岳夫
編曲:青木望
歌:山本百合子
JBX-25020,VCK-6077

 イントロや間奏でのトランペット〜歌メロ前半がとっても爽やか。その秘密はトランペットをフォローするパーカッション群(ちろちろいってるのは何?)、歌メロ前半ではグロッケン音だとみた。これらのパーカッシブな音に、リバーブがかけてあるのね。ジョージィ歌曲の特徴はこのあたりでしょう。
 中盤から「うぺうぺ」しますが、あくまでも爽やかな歌です。


ブーメラン

作詞:ひのこういち
作曲:渡辺岳夫
編曲:渡辺岳夫
歌:山本百合子
JBX-25020,VCK-6077

 ハネたリズムの軽快な曲です。バックのピアノは時々フィルもいれ、トランペット(コルネット?)がエフェクト処理もあってやはり爽やか。間奏では口笛まで登場という、アニメ歌モノとしては久々(?)の渡辺岳夫編曲作品。どういう事情でこの曲だけ編曲したのだろうか。
 山本百合子はカワイらしい歌唱で、挿入歌のうちではこの歌が一番ノッている?。途中から男性コーラスがそっと寄り添っています。誰これ?。


父さんの子守歌

作詞:井沢満
作曲:渡辺岳夫
編曲:青木望
歌:山本百合子

JBX-25020,VCK-6077

 子守歌なんで、他の歌に較べればおとなしいけど、眠っちゃうほどではありません。最後のリフレイン「子守歌、子守歌♪」では、一回目の「たぁ↓♪」で音程を下げる。




LP JBX-25020 CC VCK-6077 レディジョージィ音楽篇(廃盤)


 主題歌挿入歌計6曲と劇伴14曲を収録。劇伴の一部を、以下にピックアップしてみた。コメントのない曲は「つまらない」というわけではなく、たまたま何も書いていないだけです。皆さんの投稿を待っています。


美しい出発(たびだち)

No.31
 マンドリン〜オーボエ〜シンセストリングス+マンドリンというテーマ音色の流れだが、音色の変化が複雑にして流麗。音色の混ぜ具合が「ジョージィ」劇伴の特色になっているかもしれない。

No.27
 美しいストリングス音(正体不明)にマンドリンが小さく混ざっている。この音色が、あのクネりを容赦なくともなって果てしなく続く、とことんナベタケという一曲。合掌。


やさしさをありがとう(インストルメンタル)

No.5
 トランペットといっしょにシンセが鳴っている。あるいはトランペット風シンセ音か?。後半は木管群〜ストリングス音(おそらくシンセ)と続く。

No24
 アコピの音色だが、オクターブユニゾンで微妙にタイミングがずれているのでシンセかもしれぬ。


プリティー・ジョージィ

No.23
 前半はピアノ+ストリングスでイージーリスニング調〜中盤はトランペット〜最後にちょっと顔を出すアコピのメロは完全なべたけ。


朝もやの中へ

No.41
 往年の円谷特撮宇宙空間表現音響効果みたいです。「ひゅう〜ぅ〜う〜」などと言って、「宇宙ごっこ」したことあるでしょ。

No.15

 一転クラシック調。こちらの方が「朝もや」的です。


ともだち

No.25
 これまたストリングスによる100%なべたけ音楽。生弦(かどうか、もはや自信がもてぬ)に混ざるマンドリンが、いつもより小さめで洗練された感じです。

No.44
 ユーモラスな音楽ですが、このナンバーは弦のピチカート+木管主体の編成で、名作劇場並みの豪華な響きをもっている。まさかこれらが全部サンプリングのシンセだったなどということは・・・。


想い出の街角で

No.14
 オーボエのテーマにマリンバのロール。簡素な響きだが、それも名作路線劇伴のひとつのスタイルだった。


忘れられたメッセージ(インストルメンタル)

No.8,No.46
 インストで聴いても最も印象的なのは「足下から花が・・・♪」の一節でしょう。このアルバムでは少ししか聴けないが、TV本編ではたくさん鳴ったのでしょうか。


 ジョージィでのストリングスサウンドは、微妙にその鳴らし方がそれ以前の劇伴とは異なっている。歌もの伴奏のエフェクトも含めての新しい試みは、誰のどのようなアイデアによるものだろうか?。

 「サンディベル」では歌曲集と劇伴集が別々のアルバムだったが、「ジョージィ」音楽篇では歌と劇伴が交互的に配置してある。歌モノのほとんどの編曲は青木望で、劇伴編曲は渡辺岳夫名義になっているが、通して聴いても違和感はない。



EP KV-3036「忘れられたメッセージ/やさしさをありがとう」(廃盤)
CD VICL-5248「アニメ・サウンド・ミュージアム」



鍵盤打楽器の名前

 混同して覚えている人が多いので、整理しておきましょう。

シロフォン
 いわゆる木琴のこと。低音部分の鍵盤の下に共鳴筒がついている。コロコロした軽快な音が特徴。

マリンバ
 これも木琴だが、シロフォンよりも音程が低い。すべての鍵盤の下に共鳴筒がついている。豊かな響きが魅力だ。

グロッケンシュピール
 グロッケンとも呼ぶ。いわゆる鉄琴のことで、キラキラした音がする。鍵盤部分に枝をつけて手に持ち、行進して演奏するのはベルリラ。

ビブラフォン
 バイブとも呼ぶ。鉄琴の鍵盤の下に共鳴筒がついている。筒にはフタがあって、そのフタが回転することによって筒が開閉する。これによってビブラートの効果がかかる。ペダル操作で、ミュートon/off操作をする。




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