放映:NTV 1983/07/01〜1983/12/23(全26話)
音楽:渡辺岳夫
原作:ステファン・コスグローブ(文)、ロビン・ジェームス(絵)
製作:瑞鷹エンタープライズ内容:船が遭難して南太平洋の孤島ピュア島に流れ着いた少年コーナ(野村道子)と、海の妖精セレンディピティ(岡本茉利)、極楽鳥ピラピラ(三ツ矢雄二)らピュア島の住人達、そのピュア島の謎を捜し求めるスマッジ船長(富田耕生)らが繰り広げるトロピカル・メルヘン。
ピュア島の仲間たち OP作詞:井沢満
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:原めぐみ
L-1632,L-11028,AYCM-656,SOL-1690,SOL-1721,SOL-1722いかにも南国、青い海といった曲。スチールドラム、ラテンパーカッション群や時折入る掛け声が雰囲気を醸し出してます。曲構成は「Intro−A−B−A」ですが、最初と最後の[A]が同じ風に聞こえないのが見事です。
前半Aはスチールドラム+コンガ、ボンゴとギターの簡単な伴奏ですが、後半AはBからの盛り上がりを引き継ぎ、ペット、ボーンが合いの手を入れ、シンセコーラス?も入り、ボンゴも派手に叩いてます。'99年に発売されたCDで聴きました。ラテン打楽器総登場で、素晴らしいステレオ感ですね。これは一聴の価値ありです。(管理人)
お喋りバード・ピラピラ作詞:ひのこういち
作曲:渡辺岳夫
編曲:小六禮次郎
歌:原めぐみ
L-1633,L-11028,AYCM-656,SOL-1690,SOL-1721,SOL-1722前半の「ピラピラ〜」の何度もの繰り返し、単純なメロディ&コード進行がうるさいほどお喋り、という感じをだしてます。
ボコーダーの類で「ピラピラ」言っていて、これは楽しいです。シンセ系の音が出てきても、小六編曲は暖かです。(管理人)
おいでよ海へ作詞:山川啓介
作曲:渡辺岳夫
編曲:小六禮次郎
歌:光井章夫
L-11028,SOL-1722海の男の歌。さりげなくベースラインが下降音形とってます。コード進行は「F|Am/E|Adim/E♭|B♭/D|B♭m/D♭|F/C|G7/H|Csus4-C」です。Fから1小節ずつ半音階で下がってます。
コード進行は便宜上Fで書きました。実際はE-durです。多分ヾ(^^;。今レコード聞ける環境に無いので昔録音したへろへろなテープで確認してます見慣れない記号について御説明を・・(管理人)
HはBのことです。Bはベーと呼びますけど、クラシックではベーはB♭を指します。混同しないようにBナチュラルをH(ハー)と呼んでます。durはメジャーのことです。
当サイトでは、今後「B」や「メジャー」で統一表記しますね。クラシック派の皆さん、御了承ください。
コード進行には、何かのソックリネタがありそうですね。この流れだと「G7/B」が特別カッコよいですか?。ルートがBでなくてもカッコよくきこえそうですが・・。(管理人)普通のG7でもカッコよいのですが、これだと落ち着いてしまって次のCsus4-Cがあまり生きないように思います。あとベースの下降音形が途切れちゃいますしね。
それからホルンの使い方が絶妙。イントロや間奏のメロディ、サビのオブリガードはホルンだけが奏してますが、そこが非常に良く印象つけられる高目の音域使っており、またそれがいかにもホルン吹きが喜びそうなメロディなんですよ。High-Dの伸ばしとか、4分音符でのC->High Cへの跳躍とか。ホルンは基本的にはF管ですが、絶対音で書いてます。ややこしいから。
合唱の森のテーマ 喜びのコーラス IN作詞:山上路夫
作曲:渡辺岳夫
編曲:青木望
歌:原めぐみ
L-11028,SOL-1722コメント:特になし。
いつかコメントをどうぞ。待ってます。(管理人)
ローラ姫のテーマ なみだは言葉 IN作詞:山上路夫
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:佐野翔子
L-11028,SOL-1722なんとなくハワイアンな感じ。2コーラス目、3拍目のすべての音を休符にして音楽を一瞬止めるというワザつかってます。ただあまり歌詞的に重要な場所じゃないんだけれど。サビの最後の部分で使ったほうがいいのかなと思ったもので(個人的な感想ですけどね)。
スマッジ船長のテーマ スマッジのDUBU DUBU DOO! IN作詞:井沢満
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:光井章夫
L-1633,L-11028,AYCM-656,SOL-1721,SOL-1722酒場の音楽。デキシーランドですね。最後のサビでCからD♭へ転調しており、陽気さを強調してます。
キレレーンのテーマ 幸せの足し算作詞:山川啓介
作曲:渡辺岳夫
編曲:小六禮次郎
歌:ミンツ
L-11028,SOL-1722最初のフレーズのメロディが「GAB♪」と上昇し、次のメロディで「CBAGFED♪」と下がる。計算されてますねぇ。
コーナのセレナーデ作詞:山上路夫
作曲:渡辺岳夫
編曲:小六禮次郎
歌:佐野翔子
L-11028,SOL-1722イントロ・間奏のオーボエとサビのコード進行が泣かせます。メロディを前半を低め、サビを高めにして高揚感をだしてます。サビのメロディで下のCから上のCへの跳躍有り。
少年と海 IN作詞:山上路夫
作曲:渡辺岳夫
編曲:青木望
歌:原めぐみ
L-11028,SOL-1722前半の流れるようなメロディとリズムが後半4ビートになり最後で8ビートに変化してます。でもそれがさりげない変わり方で違和感が無い。
青い海のビギン ED作詞:山上路夫
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:佐野翔子
L-1632,L-11028,AYCM-656,SOL-1721,SOL-1722タイトル通りビギンです。OPと同じようにラテンパーカッションを用いて南国の感じを出してます。これも音楽の止めを多用してます。
メロディーの盛り上がりが、すンごく感動的じゃぁありませんか!。間奏では大きく波がうねってよせてくる様なオーボエが「じ〜ん」ときます。間奏の後半、かえす波は南国ストリングスですね。(管理人)
このページは、ぱっくーさんの投稿をもとに構成しました。管理人は「ピュア島」を未聴のままで、ぱっくーさんにメール取材するという興味深い体験をしました。そのやりとりの中で、ぱっくーさんの演奏される楽器のホルンについての説明などをしていただきました。どうもありがとうございます。
EP L-1632「ピュア島の仲間たち/青い海のビギン」(廃盤)
EP L-1633「スマッジのDUBU DUBU DOO!/お喋りバード・ピラピラ」(廃盤)
LP L-11028「ピュア島の仲間たち 主題歌挿入歌集」(廃盤)CD AYCM-656「ZUIYOアンソロジー 1969〜1983」
CD SOL-1721「ZUIYOアンソロジー Original recording remastered」
CD SOL-1722「セレンディピティ物語より ピュア島の仲間たち音楽集」
CD SOL-1690「見つめあう恋 原めぐみコンプリート・シングルズ1980〜1991」