管理者: 水谷 喬次
mail: mizutani@sun-inet.or.jp

COLUMN'07

「バイオ燃料を使ったインディジャパン」

「明けましておめでとうございます。今年もよろしく!」

2007年5月7日

「バイオ燃料を使ったインディジャパン」

ツインリンクもてぎ4月21日栃木県のツインリンク茂木でインディジャパンが開催された。F1とは違うアメリカンモータースポーツとはどんなものかチョット興味があったので観戦に行った。まず感じたのが、レーススタートは午後1:00からだがオープニングセレモニーが1時間以上前から始まったこと。普通、セレモニーというとお偉いさんの挨拶とかを想像するが、このセレモニーは全く格式張ったところがなく、米国空軍横田基地の音楽隊と地元宇都宮出身のジャズ奏者"ナベサダ"とのジャズセッションや"ナベサダ"と地元の子供たちが参加しての歌とパレード、上空には「ブルーインパルス」のアクロバット飛行等、観客を飽きさせない工夫がされていた。いかにも"アメリカ"という感じである。

それはさておき、今年のインディーで特筆すべきは使用燃料がバイオ燃料になったツインリンクもてぎのオーバルコースを各車疾走!ことである。バイオ燃料とはご存じの方も見えると思うが、サトウキビやトウモロコシなどからつくる。燃焼時に出る二酸化炭素は、もともと大気中にあるものを植物が吸収したものとして、大気中の二酸化炭素の総量は増えない計算となる。脱石油、地球温暖化対策の一つとして注目され、ブラジルやアメリカ、中国、欧州などが積極的に導入している。インディカーではそれまでメタノール90%、エタノール10%の割合で使用しており、燃料が漏れて引火しても炎が見えないためピットクルーが踊っているのがよく映像で流れていた。今年からはエタノール98%、ガソリン2%となっている。引火したときは炎は見えるらしい。パドック内には、エタノールのタンクローリーが止まっており、簡易スタンドができていた。

このバイオ燃料、日本でも4月27日から首都圏で試験販売が開始された。販売が始オープニングセレモニーまるのは東京都15ヶ所、神奈川県15ヶ所、埼玉県11ヶ所、千葉県9ヶ所の計50ヶ所のスタンド。レギュラーガソリンを選ぶとバイオエタノールが3%混じったバイオガソリンが入る。今回、販売されたのはバイオエタノールをETBEという物質に変えてガソリンに混ぜるバイオガソリンという方式。ブラジルやアメリカなどエタノール先進国は、ガソリンに直接混合する方式をとっている。直接混合方式をとらなかったのは、ガソリンタンク内に水分が混入すると、ガソリンとエタノールの分離が発生し、燃料品質の劣化(オクタン価低下)や自動車部品の劣化、燃料蒸発ガス(HC)の排出量が増加しで光化学スモッグの発生が拡大する可能性が有るらしい。 石油連盟によると、「バイオガソリンとレギュラーガソリンを混ぜても問題はないが、エタノールの発熱量はガソリンの60%程度なので、3%のエタノールが入った分、計算上は1.2%だけ燃費が落ちることになるが、例えば停車中のアイドリング停止などの工夫でカバーでブルーインパルスのアクロバット飛行きるほどだ」という。今回の試験販売は08年度まで。バイオエタノールを混ぜると実際には割高となるが、試験販売中はレギュラーガソリンと同じ値段で売るが10年度からの全国販売では、レギュラーより値段が高くなる可能性もある。

環境問題を考えれば時代の流れかとも思うのだが、ブームとなる半面、原料となるトウモロコシなどの価格上昇や食糧難につながることを懸念する指摘も出ている。現に、ブラジルではオレンジ畑からサトウキビ畑に転作する農家が続出とのこと。契約したエタノール工場から作業員が来て 栽培から収穫までやってくれる。サトウキビは最近いい値段で引き取ってもらえるとかで、 手間隙かけてオレンジ作るより 簡単に収入が得られていいんだそうだ。この影響でオレンジの価格が2.5倍に。我が国でも5月からジュース類が一斉に値上げになった。この様にいいことばかりではないのだが、地球温暖化を考えたとき我々消費者も意識改革をしていかなければいけない時代になってきたのは間違いない。

2007年1月15日

「明けましておめでとうございます。今年もよろしく!」

昨年の暮れにパソコンが壊れホームページの更新も出来ずにいたが、メーカーに修理を依頼していたのが直ってきた。修理伝票を見てみると、マザーボードの不具合で無償交換になっていた。保証期間はとっくに過ぎていたので保証書も添付せずに出したし、サポートとのやりとりでは1年以上たっているので有償になるということだったのだが。
これはひょっとしたらリコール?と思って調べてみたがそれらしい情報はなかった。配送料もいらなかったしまったくの「タダ」で済んでしまった。何か気色悪いが正月早々こんな事があると「こいつぁ〜春から縁起がいいわい」などと思ってしまった。しかし、「好事魔多し」という諺もあるように、今年1年は気をつけるようにしようと思っている。

オイルキャッチタンクこんな状況だったので今年の正月休みは時間がたっぷり有り、この機会に今までやりたいと思っていてもやれなかったことをした。まずは、以前からエンジンのブローバイガスでエアクリーナーが汚れがちだったのでオイルキャッチタンクを取り付けることにした。オークションで格安の物を購入したのは良かったのだがドレン抜きが付いてない!急遽ホームセンターでドリル2本(1本は下穴用)と組タップと排出用のコックを購入。早速タンクに穴を開けタップでネジを切りコックを付けて完成。取り付け場所を何処にしようかと空間を探したが、最近のクルマはエンジンルームはまずムリなことを悟り他の場所を探していたらエンジン下部横にちょうどスペースがあった。ここに取り付け、エンジンからのホースとエアクリーナーへ行くホースを接続。2週間ぐらい使用しているが、コックをひねると出てくるのはオイル混じりの水。今までこんなのがエンジンから出ていたのかとちょっとビックリした。

エアクリーナケースの改造次に、吸入空気量が不足気味に感じていたので改良してみた。実は、エアフィルターとスロットルボディは前から変えていたのだが(スロットルボディは口径を1o削ってボアアップした物)空気の流れが良くなったぶん入ってくる空気が不足しているのではないかと思っていた。そこでケースに穴を開けエアダクトで外気を引き込もうと考えた。これが「考えるは易し行うは難し」という結果に。まずは純正のエアダクトを見てみると非常に細い!よくこれでエアが入ってくるものだと思ってしまった。それではと、30パイの穴を開けてダクトを引き込もうと穴を開けてホースを仮設置してみたが、太すぎてボンネットが閉まらない!おまけにケースとエアチューブをつなぐパイプは水道用の配管で2個をニップルでつないでいるのだが、フランジ部分がどうしてもボンネットステーに当たってしまいちょっと困った。そこで他の部分に干渉しないで取り付けようとしたら写真のようなことになってしまった。写真ではフランジ部分が無くコの字型になっているがこれは究極の選択として、本来やってはいけないことなのだが正月休みの会社に忍び込み(当然私が勤めている会社ですが)グラインダーを拝借しフランジ部分を削った。企業コンプライアンスが言われている今このようなことは許されないことです。社長さん「ゴメンナサイ」と一応謝罪をしておきましょう。これで材料費1250円で出来てしまった。早速、走行してみるとこれが非常にGOOD!ブーストも若干上がっているみたいだ。あとは燃費がどうなるかだが、通常の走り方をする限りでは影響がないみたいだ。依然と変わらないし逆に今まで7速では上れなかった坂も若干のスピードの落ちはあるが上れるようになった。

次に、3月には車検なので一通りの点検をした。参ったのは、30oのメガネレンチが必要なこと。リアのブレーキを点検するのに必要でこれが結構いい値段だった。30oのメガネレンチなど普通は持たないと思う。FF車ならここまで太くないと思うのだが4駆だとドライブシャフトの関係でこうなるのだろう。そんなこんなで正月休みは過ぎていったのだが、最近エアフィルターが外せないことに気付いた。パイプに当たってしまう!これは次回フィルター交換の時までに何とかしよう。不具合が有ればこそクルマいじりが楽しいというものだ。
最後に、スタッドレスタイヤに履き替えて作業終了。今年も群馬まで行くぞ!

タイヤの製造年月日余談ですが、日本ではここ数年スノータイヤといえばスタッドレスのことをさし、雪を経験しない九州、沖縄を除けば殆んどのドライバーは冬になればこのスタッドレスの購入を考えると思う。まさにタイヤメーカーとすれば、お客様が正月になれば、しめ縄、おせち料理と自然に連想され買わなければいけないような冬特有の商品となり、2度おいしいじゃあありませんが、冬特需が毎年確実に望めるのだ。ましてや、田舎よりも都会では12月にパラッときて通勤渋滞にでもなれば、もうバッチリ。昨年はそれがあり12月後半から1月までは明け方まで連日タイヤを組み込んでたとタイヤ屋さんは言っていた。それくらい日本人は、右にならえ!が大好きで一人だけオイテケボリは、不安でしょうがありません。でも、ここで注意して欲しいのがタイヤの寿命はやはり3〜4年が限度らしく3、4年目は注意して走行しないとグリップ力は新品の半分くらいは劣化する。夏の保管も気をつけて厚手の毛布やビニールカバーなどで完全に紫外線をシャットアウトしないといけない。ゴムは生鮮食品みたいなもんですから紫外線と直接接すると表面のゴムは分解し徐々に劣化する。これはスッタドレスタイヤだけではなく、夏タイヤでも同様だ。減ったタイヤは誰が見ても交換を理解できるが、10年以上経過してるクルマなどの装着タイヤで山がまだたくさんあり、購入した本人は「おお、タイヤはまだ山がたくさんあるがや!まだ大丈夫だのォ!」などとのんきなことを言っておりますがそこで安心してはいけない。実は、タイヤには製造番号っていうものがあって、タイヤのサイドに刻印されている。「0104」と刻印されてますと2004年の1週目に製造されたということ。中古車等でそれを確認すると、中には「169」とか3桁の番号も存在している。何と、1999年16週目だ。

copyright©2011 Kyouji Mizutani all rights reserved.