拝啓 桜も咲き始め春めいて来ました今日この頃、皆様方には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。また、常日頃より、「精神障害者小規模保護作業所ワークスあおい」の活動におきましては温かいご理解やご支援を頂きまして厚く御礼申し上げます。
さて、3月21日から23日の3日間、岡崎市東明大寺町にあります竜美丘会館1階大ホールにおきまして、ワークスあおいの開所5周年の記念イベントであり、社会福祉法人化を目指した「ワークスあおいチャリティー絵画展」を開催させて頂きました。お陰をもちまして、1,200人を越える方たちに絵画を楽しんでもらうとともに、社会福祉法人化に向けた地域社会へのアピール、そしてその結果、2,280,483円の法人資金を集めることができました。
今回このチャリティー絵画展を開催するにあたり、ワークスあおいの利用者やその家族、作業所職員、多くのボランティアなどで約70名の実行委員会を組織し、事前の準備や企画の立案、招待状の配布、当日の接客などを行ってきました。チャリティー絵画展の招待状を配布していると、ワークスあおいの名前を知らない方が多く見られ、5年間地域に根差して活動してきたことが、微々たることであったと認識させられました。しかし、絵画展を通じ多くの方にワークスあおいの活動を知って頂こうと前向きに取り組んだ結果、多くの方々が絵画展に足を運んでくださり、ワークスあおいの活動をご理解して頂くことが出来ました。
現代は、ストレス社会といわれ、メンタルヘルスが重要視されて来つつある反面、目に見えない障害のため、精神障害を持つ方たちには、多くの偏見があります。今回のチャリティー絵画展では、実際にバザーや接客にワークスあおいの利用者が関わったことにより、ご来場頂いた方々に正しい精神障害の普及啓発につながったと思っております。また、ワークスあおいが社会福祉法人化するためだけでなく、地域で暮らしている精神障害を持つ方たちが、一人の人間として人権が尊重されるとともに、心のバリアフリーを実現するために大変役にたったのではないでしょうか。今後はこの実行委員会で築いたネットワークを生かし、精神障害を持つ人を含めた誰もが暮らしやすい社会づくりを目指して、地域にアピールしていきたいと思います。これからも変わらぬご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、「ワークスあおいチャリティー絵画展」開催につきましての御礼のご挨拶とさせて頂きます。
|