皆様こんにちは。「中根やすひろ」です。

 6月の衆議院選挙では、大変お世話になりましたことに、心から感謝申し上げます。

尚、選挙期間中は連日にわたり、お騒がせをして、ご迷惑をおかけしたこともあったかと思いますが、

私ども民主党ならびに中根やすひろの活動に、温かいご理解とご支援をいただきましたことに重ねて

御礼申し上げます。

 私はこの選挙では、自民党の候補に力およばず敗れはいたしましたが、12区全体で81826票、そ

して岡崎市内でも56000票以上の大変多くの有権者の方々よりご理解をいただきました。本当にあり

がとうございました。

 全国的な選挙結果をみても、自公保政権側はいわゆる安定多数をとったとはいっても、一党ずつを

みると、いずれも議席数を激減させています。国民の意思は、数合わせの自公保連立政権に否定的

だったと考えてよいのでしょう。そして、国民は、政権交代の可能性のある緊張感をもった国会のあり

方を望んでいると判断してもよいのではないでしょうか。

 従って、これまで通りの延長線上の惰性の政治が続くことはもはや許されません。 とりわけ、選挙

直後に明かになった2つの問題は、とても重大です。

 1つは、中尾栄一元建設大臣の公共事業汚職事件です。この事件こそ、公共事業を食い物にして

いる自民党の金権体質の象徴でしょう。公共事業を媒介に、カネと票を集める「政・官・業」の癒着構

造の上に成り立つ政党が自民党であるといえるのではないでしょうか。今後、民主党として、このよう

なことを防ぐ為「あっせん利得罪」の早期成立を求めていきたいと思います。

 2つ目は、そごうの救済問題です。政府が当初考えた預金保険機構が970億円のそごうに対する

債権を放棄するという手法は、国民の血税をムダ使いしての民間企業の救済に他ならないものでし

た。このことを許せば、やがて、多額の負債をかかえるゼネコンやノンバンクに対する税金の投入と

いう事態へつながっていったことでしょう。

 国民が鋭い批判を政府自民党につきつけ、税金の投入が撤回され、民事再生法による再建へと

変更されたことは、当然のことです。

 今後、経営責任の追及を含め、モラルハザードの予防に注視して参りたいと思います。

 また年金、医療、介護などにかかる費用は、2000年度で27兆円、2025年度では、110兆円にも

膨れ上がるとみられています。こういったことに、きちんと対処できる政策を打ち出していかなければ

なりません。

 景気の本格的回復と雇用の安定のために最も重要なことは、個人消費の活性化です。そのために

は、将来へのくらしの不安感と根底から払拭し、安心社会をつくることが大切です。

 セーフティネットのはりかえなどを通じて、ますます進展する少子高齢社会に対応できる社会保障の

将来ビジョンを示す必要があります。

 民主党そして、中根やすひろは、まず医療分野においては、情報開示、競争原理の導入、医療政策

の決定プロセスに患者や消費者代表が参加できるようなしくみ作り、予防や患者に対する心理的、社

会的サポートが十分行われるように、診療報酬点数を改革することや、高齢医療改革を通じて、健康

保険財政の立て直しにつなげていくことを努力していきたいと考えます。

 年金においては、基礎年金の全額国庫負担の実現や女性の年金権の確立が重要だと考えます。

 介護の問題では、介護保険制度がスタートしてわかってきた施設の不足、マンパワーの不足の解消

につとめ、制度の不十分な点は、思いきって是正をしていく必要があると思います。

 雇用のことについていえば、年齢や性別、雇用形態に左右されない「同一労働、同一賃金」の原則

が徹底されるようにしていきたいし、103万円とか130万円などの数字を気にすること無く、女性の

就労意欲をそぐことがないような税制の改正を求めて参りたいと思います。

 このように、日本の社会や経済、財政の再建をどのようにするか、国民が展望できるような具体的

道筋を作っていきたいと考えます。

 国際社会に目を転じても、お隣の朝鮮半島で注目すべき動きがでています。

 今後の東アジアの平和と安定のために、日本が果たすべき役割も明確にしていかなければなりま

せん。

 引続き日本は判断の難しい局面が内外ともに存在します。にもかかわらず、自民党は、あいも変わ

らず選挙の票の見返りのバラマキ政策を続け、財政状況を深刻化させようとしています。子ども達の

未来を食い物にする政治です。

 この局面を乗り切るには、しがらみのない自由な立場で行動していく民主党がその存在感を十分に

示さなければいけないと自覚しています。

 自民党的既得権益の構造を打ち破り、票の見返りの利益配分が政治にピリオドを打ち、低迷してい

る日本の再生のため、スピード感をもって、懸案の処理をして、市民が主役で、社会的弱者に温かい

政治を目指す、民主党中根やすひろに、今後ともご支援、ご指導のほどよろしくお願い申しあげます。