村上正邦前自民党参議員会長、KSD汚職事件で逮捕に思う

〜村上氏はやはり、KSD丸抱え政治家だった〜 2001.3.2

3月1日ついにKSD汚職疑惑の中心人物とみなされる村上氏が、受託収賄容疑で逮捕された。

村上氏は、小渕前首相が倒れた際、ホテルの密室で、国民不在のまま、森総理を勝手に誕生

させた、いわゆる「5人組」の一人である。従ってこの逮捕によって、森総理の誕生のプロセスや

正統性が否定されることになる。村上氏の逮捕容疑を大きくまとめると、次のようになる。 

1.「国会質問をお金で売った」 

KSDに有利になるような国会質問をして、その見返りに1億円近くの利益供与を受けた。

(国会質問は、議員の当然の仕事だが、それを特定の人々の利益誘導の為に行い、

お金を受取ってはいけない!!)

2.「議席をお金で買った」

選挙における比例名簿順位を上げる為に、KSD会員を勝手に自民党員にでっち上げた

上、KSDが村上氏に代わって自民党費を総額15億円近くも立て替えた。

(KSDは中小企業のための本来の仕事に会費を使うのではなく、自民党の村上氏の為に

巨額を使い、会員を裏切った。又、中小企業の福利事業をやるからということで、労働省

から認可された公益法人として、してはいけない特定の政党への肩入れを行っていた)

 

もちろん、この事件を村上氏の個人的なものとして、歪小化してはいけない。自民党という

政党そのものの体質が、この際、徹底的に糾弾されるべきである。その体質とは、

☆密室政治  ☆利益誘導政治  ☆金権体質 

☆政官業の癒着の体質

などと表現できる。これで、KSD事件で逮捕されたのは、村上氏、小山氏、古関氏、元KSD

事務総長の中村氏、村上氏秘書などとなった。これらの人々が、どのような供述をするか、

いまだ疑惑の晴れない額賀氏などは、恐れおののいているであろう・・・・。

この際、全てをさらけ出し、村上氏を人身御供にするだけでなく、自民党の腐敗の体質を

暴いて欲しい。このような事件の根っこは、自民党の長期政権で、企業、業界、団体との

癒着やしがらみが、もはや、ぬきさしならぬところまで、蔓延っているところにある。

一度、政権交代して、このつながりを断ち切るしかないのである!!