1、打ち上げ連発(乱玉)について

 危険の伴う花火ですが、以外とおもしろい花火ですよね。絶対手で持ってはいけないので特に慎重に遊んでください。
 着火する位置は、筒の先に付いている導火線や、黒色をした着火火薬ですが、噴出花火と同じ形状や、大きさのものがありますので、十分気を付けてください。(注意書きをよく読みましょう。)
 筒状のもので遊ぶときは必ず風下の方でしかも斜め上方に向け設置してください。当然、人や燃えやすいものの方に向けてはいけません。
 台付きのものでも万が一倒れる(衝撃による転倒)ことがありますので、石などで固定してください。


  

 
  

  左の写真は、煙火用の乱玉が打ち上がったところです。
 星の外径が12mm以上の大きさのものです。


 

 

 

   左の写真は、よく売られている連発(乱玉)花火のほんの一例です。飛び出す星の色は大抵たまに銀色(鉄の火花)のものもあります。

 「音入り」とか「先割」「芯割」と書いてあるものは、星が打ちあがり上空でその星が割れて大きな音がするものです。
 星の出る数も「5発」から「40発」まであります。一本の筒から出るものや、数本の筒が束ねてあってそれが交互に打ち出されるものがあります。

 一般に打ち出される星の数が多いほど星が小さくて、うち上がる高さが低くなります。(15g以下という火薬量の制限があるため)
打ち出される星の数を数えている方が居ますが、あまりあてにしないでください。また、たまに途中で火が切れてしまうことがあります。途中消火してしまっても5分ぐらい近づかないようにお願いします。その後上から水をかけてください。    


 

 

 筒状の乱玉をわざわざ束ねて火を付ける人を見かけますが、だめですよ。 おもちゃ花火でも束ねた状態は、「煙火」扱いになってしまうので注意しましょう。
本当ですよ!

  左の図は、連発花火の構造図です。
 とりあえず、4連発の図にしてみました。一番上の部分が火を付ける着火部です。ここに火が着くと次にゆっくり燃える延時薬に火が移ります。この火薬で打ち上がる星のタイミングを調整します。
 次にに火が着きその星が燃えると同時に発射薬に火が着き星を打ち出します。 星を打ち上げる火薬は非常に威力のある火薬で火付きもとてもいいのです。1個の星を打ち上げるのに0.1gから0.3gの火薬しか使っていません。
 このパターンが一つの星を打ち上げるための過程です。この層の繰り返しで連続的に打ち上げるのです。
 10連は10回このパターンの繰り返しの構造となります。25連は当然25回。・・・結構手間がかかるんですよ。

 


 

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